『言語にとって美とは何か』を2017年に読んでたけど、この本を読むのはずいぶんと遅れた。「お金」を定義するときに、やっぱり「共同幻想」から継承すべきだと思った。2020年にも同じことを言ってるね。当時は岩井克人の『貨幣論』だから。哲学をゼロベースで作りなおす。それに果敢に挑戦した結果がこの本だと思う。この本が全共闘の時代のバイブルとなったのなら、それは非常に良いことだと思う。
吉本は、意識、物質どちらかにすべてを還元しようとする唯心論、唯物論を拒否し、疎外という概念を使ってそれを乗り越えようとした心身二元論者である。
疎外の概念を用いて、各幻想を定義したら、
個人の身体という自然基底から疎外されたものが、自己幻想(自己意識)
男女の肉体的な性交渉という自然基底から疎外されたものが、対幻想(性的交渉)
市民社会(社会的国家・マルクス的にいえば下部構造)という自然基底から疎外されたものが、共同幻想(政治的国家・マルクス的にいえば上部構造)
となる。
wikipediaのこの記述が良い。「疎外」はマルクスの必須用語だけど、
ちなみに疎外とは、そこから派生はするが還元されないという意味である。肉体がないと意識は生まれないが、意識は肉体には還元されない。意識は肉体から相対的に独立して存在するのである。身体を引き裂いて一度死んだ人間を、また縫合しても生き返らないのと同じである。生命は機械とは違うのである。
意識と肉体は、炎とロウソクの関係に似ている。ロウソク(燃える物)が存在しないと炎は生まれないが、炎という燃焼現象はロウソクには還元されない。よって、いくらロウソクを調べたところで炎という燃焼現象の本質は理解されない。炎はロウソクから疎外された現象なのである。
この説明もシンプルで凄く良い。特に太字にした部分。この喩えは仏教理論における深い理解だから。
うちはオーブだし、唯心論物理学を紹介してるぐらいだから究極的には唯心論。けど、現実の世界は無視できない。なので、生きてる間は心身二元論だと思ってる。唯物論の人は即物的すぎると思うし、完全唯心論の人は悟りを開いたか、世捨て人だと思っている。ほとんどの人が無意識的に二元論者じゃないかな。宗教やまじないや占いとかを全無視な生活をしてない限り。
マルクスの上部構造を共同幻想、ジークムント・フロイトのリビドーを対幻想と言い換えれば、吉本はマルクスとフロイトの補完と融合(マルクスの上部・下部構造論は社会分析としては高度だが、人間が本質的に持っている性的要素を軽視している。フロイトは人間の性衝動を鋭く分析しているが、社会領域までリビドー論を無前提に拡張しすぎている。吉本は両者がカテゴリー錯誤を犯さないように整理し、補完、融合する形で自分の共同幻想分析に利用しようとした)という世界思想史に残る大仕事をやってのけたことになるが、逆に、フロイトを評価しない人間から見れば、ただの「フロイトかぶれ」に見える。
この解説の良さ。ほんとwikipediaもレベルが高い記述は凄いね。
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その上でうちの考察にいく。人工知能を作るとは、今までの哲学の中で大事な部分を百倍に圧縮することだから。
「自己幻想」という用語は分かるようで分からない。単純に「衣食住が満たされても、別の物足りなさがでる」のが出発点だと思っている。そうじゃない人もいる。あくまでもレベルの高い?高価な?衣食住を追い求める人。人類の3割ぐらいはこれに該当するのでは。引きこもりや自殺は反転。何があろうと、その場所から逃げて、最低限の生活をするために別の場所で働くぐらいなら、今の日本でそこまで難しくない。けど、そこに価値を見出すことができず、それぐらいなら何もしない・死ぬ方がマシだと思うだけの価値観だから。
なぜ人間がこんな回路になっているのかはうちも考察の対象外。「生きてる意味を求める」根源的な欲求があると大前提を置く。その先に「生きてる意味を求めた結果として、芸術作品が生まれる」という流れ。
その上で、対幻想。話をややこしくしてるのは親・兄弟姉妹関係と「近親相姦の禁止」なんだと思う。そこを一旦考慮外にすれば、対幻想は根源的な他者不可知論(相手の気持ちは完全に分からない)と同じになるのでは。この軸を使うと共同幻想は「良く知らない相手であっても幻想をもてる」異常事態と定義できる。ここがうちの立脚点。逆に、結婚の前段階でお互いのことをよく知ることが大切なのは誰でも知ってるよね。対幻想は、ある意味で「今日もピサの斜塔から玉が落ちる」ぐらいのシンプルな未来予想だけど、相手が人間だから内面が完全に見えないだけ。
原始的な国家の成立は、兄妹・姉弟の近親相姦が自覚的に禁止されたときに求められる。中上健次の「国家は白昼に突発する幻想化された性なのだ」と言う言葉は、このことを指している。
一番違和感を覚えるのはこの記述。これは国家でなく部族連合では。部族連合=国家の始まりとは思えない。NHKの番組を見ると、共同幻想に先祖連鎖からなる村落共同体が入っていて、余計に混乱のもと。先祖は部族連合よりも前の単一氏族であり、日本はいまだにその幻想の影響度がある。その幻想を壊す一番簡単な方法は天皇陵の考古学調査だと思っていて、GHQが指示しなかったのがびっくり。アメリカは歴史が極端に短い国だから、そういう発想すらなかったのかもね。
最初にあったのは宗教的な団体であって、そこから政治性が増えて(=秘儀が消えて規則が増えて)、国家になったのだと思う。
性を根源にするとカオスが入り過ぎる。社会は罰則の方をベースにすべき。「衝動」をベースに人間を語ろうとしている人が多い気がするが、「我慢」をベースにして語ったほうが実用性のあるモデルができると思う。最初は神と人間を仲介してた人も、ずっと予言が当たる訳でないし、そのうち堕落して人民は幻滅する。社会を動かすにはルールの整備がコアなんだと気付く。どうしても社会はフラットでなく階層性はできるからこそ、上の階層の努力と禁慾の維持だよね。日本はあるのかな。
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宗教を相対化するには、その前段階にいかないと。本気で山岳オーブの世界を突き詰めると、現在の神社仏閣にも政治性を感じる。何度もいうように根源は岩。そこが出発点。
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前回の荒島岳登山記録からの続き。
現代において山岳パワースポットを極めるなら、深田久弥が定めた百名山が出発点。だけど、パワースポット視点では最初の妻である北畠八穂の存在の方が大きいと、この本『玉まつり』を読んで痛感した。巷にあふれる「深田久弥に小説家の才能が無かった」は間違い。深田久弥に足りなかったのは物語の骨格のデザインであって、北畠八穂の読み難い文章を深田久弥が手直ししたからこそ、昭和の初めに大ヒットした。現代的な視点でみると、深田久弥は小説家というよりは編集者に近いのかもね。
北畠八穂のwikipediaには大事なことが触れられてないと思う。そもそも小説家というよりも詩人に近い。それぐらいに言葉ひとつひとつの使い方が独特。
北畠八穂
父慎一郎は農商務省の青森大林区署(後の営林署)に勤める役人で、母いよは敬虔なキリスト教信者であった。1人の姉、3人の兄をもつ末娘である。《略》父方の祖父母、母方の祖母からも惜しみない愛が注がれた。後年、八穂の書いた作品には、祖父母たちから聞かされた多くの話が形を変えて繰り返し語られる。それは彼女の創作の源泉となったようだ。P.73
『透きとおった人々』は自分より先に逝ってしまった人たちを指す北穂独特の造語だ。《あなた方は透きとおってしまわれました。透きとおったままに、あなた方は、なおありありと見えてきたところがあります》と呼び掛けて、冒頭に若くして逝った中原中也をとりあげる。P176
深田久弥と小林英雄は親友で、二人での登山も多い。小林英雄と中原久弥は長谷川泰子を挟んでの関係性。中原中也と北畠八穂は似てると思う。この文章にはそんなシンパシーまで感じる。
八穂は幼い頃から母の感化を受けた熱心なキリスト教信者だ。《エス様とは胎内からのつきあい》と言うほどで、日曜学校で賛美歌を歌っていた幼い時、イエスが髪をさらさら撫でてくれたという神秘的体験をして以来、キリスト教については独自に勉強をしたようだ。どこの教会にも属さず、神父や牧師の指導も受けず、《エス様との直接取引》という信仰を固くもっている。そして心の中でエス様と対話する時にはひとりでに親身な津軽言葉で話すのだという。
「のうつてば、エス様、あのし、わ、今日の。」
エス様もまた、津軽言葉で答えてくれる。
「ヤ、マコか、おだしたば、ンガ(汝)」P173
この二つの引用だけで凄さは伝わると思う。ぶっ飛び度合いが半端ない。日本にキリスト教が伝導してから長いけど、初めて風土に根付いた感を覚えたかも。どこの教会にも属さず、直接対話するのも才能に近い。個人的には神仏習合の立場だから「エス様」という表現は「すげーな」ぐらいだけど、「透きとおった人々」という表現には心底感動する。
カッコウの鳴き声ほど、日本海ほどわかった
とあると、読むほうはエッとなる。この分かりづらさに馴れるのに苦労し、馴れたころに読み終わる。P168
この部分だけは著者に文句言いたいかも(笑) カッコウの鳴き声は「かっこう」って一番分かりやすく鳴くからね。まあカラスも「かーかー」だけど、さすがに「からす」とは言わない。インコや文鳥だって「ピョン」とかであって、鳴き声と名前は違う。カッコウだけは一緒。だから「カッコウの鳴き声ほどわかった」というのは一つの表現として不備はないのでは。逆に上手なレベルだと思う。
「日本海ほどわかった」はちょっと難易度高いけど、言われると納得。誰がどうみても太平洋と日本海なら、日本海の方が分かりやすいじゃん。小さいしシンプルだしさ。青森県は日本海と太平洋の両方に接する珍しい県だから、幼い頃から違いを意識して来たんだね。長野や群馬といった海無し県ならまだしも、海がある県に育てば、この表現も許容範囲内。
この本を読む前から謎だった深田久弥の不倫騒動に関しては、色んなことが重なってるんだね。
?木庭志げ子は初恋の人で、当時、深田久弥が惚れていたことは本人も知っていた。
?北畠八穂と木庭志げ子は外見がそっくりだった
?北畠八穂は子供を産めない体だった
九山(深田久弥の俳号)の顔と名前を何時度とはなしに覚えたのは、14、15年も前の事であるけれど、はじめて口をきいたのはこの5月のはじめ、鎌倉の弟の結婚披露の席であった。昔、学生時代にこの人のひたむきな眼を、私は受けとめようとはしなかった。《略》もう青春を過ぎての出会いから、運命のように大人のつきあいが生まれた。知らん顔をした昔の借りを返したい気持ちも幾らかはあった。
志げ子氏がこう書いているのなら、外野がとやかくいう話じゃない。家の経済状況もあって、弟3人を進学させるために婚期が遅れて独身だったなら、良いお姉さんだよね。もし経済状況が違っていたら、普通に14年前には付き合っていたのでは。個人的には、外見がそっくりという点も深田久弥に親近感がわくかも。
「津軽の野づら」が新潮文庫に入るとき、印税を折半する処置は誰もが納得。
この事実で十分だよ。小説家の才能を二人で分担していただけ。そして、山以外の分野においても深田久弥は間違ったことはしてないと思う。それが、僕の結論です。
そうあっても、荒島岳が本当に百名山に相応しいのか、まだ完全には納得いってないけど。冬季に登れば分かるのかもね。
戦争前の若者の心をつかんでベストセラーになったという『津軽の野づら』はいつか読んでみないとね。
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日本アルプスの百名山で最後に残っていた光岳(てかりだけ)に行ってきました。易老渡(いろうど)からの一泊二日コースはかなり疲れた。。せっかく1日目の小屋で「光岩は夕陽に当たると一番光るんです」と教えてもらったのに、光岳の頂上についたらもう陽が沈んでた。芝沢ゲートを7:40ぐらいから出発したのが遅かった。
2日目は朝に日の出を見た後、光岩まで行ってきました。光岳は2500m以上の山としては日本の最南端というだけでなく、ハイマツの南限でもあり、この光岩がある。山岳パワースポットとしてはかなり重要な山だと思ってる。
この光岩の上に立つと分かる。この岩は金峰山の五丈岩、鳳凰三山のオリベスクに並ぶ。空木岳の頂上近くにある巨石も価値は高い。けど、やっぱりこの光岩の方が上だと思うな。
この岩は東北の有名な霊場である金華山の頂上近くにある天柱岩と由来が同じなんだと思う。以前に現地に行ったとき「神代の時代は高さが倍で全て水晶でできていた。しかし雷で折れて上半分は海に落ち、石灰岩になった」と。この光岩には同様の言い伝えは無いみたいだけど、両方行けば分かる。
それ以外にも見どころが多いのが良い。途中の面平(めんだいら)は鬱蒼とした杉と苔の庭園。京都の苔寺をもっと大自然に寄せた感覚で、さすが雨が多い深南部だけのことはある。椹島(さわらじま)から悪沢岳に行く途中も苔が映える場所は多いが、こちらの方が上だと思うな。いままで行った山の中で一番良い。
そして、静高平も良い。
湧き水が川となり、また下流で地面に水が全部しみこんで川がなくなるのも初めて見た。その川幅と水音がちょうど日本庭園っぽくて、目の前には聖岳も見えるし、あの場に茶室を作ると最高だと思います。時間の関係であの場で自家製コーヒー作って飲むことはできなかったが。。
イザルガ岳の頂上からは、東の方角には富士山はもちろんのこと、伊豆の天城山まで。西北の方角では中央アルプス&御嶽&恵那山はもちろんのこと、北アルプスに白山まで見えた。これが秋の登山の良さ。ほんと最高でした。
光岳は累積標高差が2000mを越す。2日目に光岩とイザルガ岳に寄ったら、累積標高差が-2400と+700で、合計3000mを越した。。1日経過した今日になってもまだ全身筋肉痛だが、それでも大満足です。
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これまで南アルプスの南部は聖〜赤石〜悪沢の周回と、悪沢〜赤石の周回の2回行ったが、全て天気が悪かった。太平洋に近いせいか雨が多く、富士山がまともに見えたときがない。やっと今回は綺麗に見えました。「北岳から見る富士山より大きい」とおもったけど、距離は北岳の方が近いのか。このサイトは個人的に神サイト認定レベル。富士山に一番近い日本アルプスは悪沢岳なんだね。塩見だと思ってました。光岳よりも雲取山や金峰山の方が近いとはびっくり。。勉強になりました。
いまは昔と違って百名山のサイトも多いけど、同じ著者のこちらのサイトと合わせて読むと、次の山を考えるヒントになると思う。一覧の良さってあるね。
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ずっと荒島岳に行くつもりはなかった。「百名山を定めた深田久弥が地元の山から選びたかった」のがそもそもの理由。冷静に見たら百名山に選ばれる価値があるのか謎。百歩譲って福井から選ぶとしても、まだ泰澄が選んだ能郷白山の方が良いのでは。
だからずっと行かないつもりだったのに、
百名山70座の誘惑に負けた。
69と70って何かが違う。70を越すと百が見える。60台は50に近くて半分に毛が生えた程度。とまで言えば言い過ぎだが、、しょうがない。大阪在住の後輩と一緒に登ってきました。勝原スキー場からの一般的なルート。登山開始すぐがコンクリの直登はあり得ない。もっとびっくりなのは2010年にスキー場が廃業。14年でここまで跡形もなくなるとは・・・。
標高1500m台を舐めてたけど、標高差1000m以上の日帰りで、しっかり筋肉痛になっていました。頂上近くの急登は、確かに山の形を良くするね。大野盆地から見れば一番良い山、というのは登ると納得。
下山後に荒島神社にも寄った。確かに式内社としての価値は感じた。登山しかしない人はこういう部分をスルーするが、山の頂上にも社があり、麓にも山体名の神社がある。ならば両方行くのが道。山だけに行く人は、日本における山という存在を舐めてるのでは。
ここまでが一般的な登山の話。ここらからは業の話。
山における業を掘り下げるとは、深田久弥の人生を俯瞰すること。
1932年(昭和7年)に発表した『あすならう』で文壇的評価を確立したが、実は『あすならう』も『オロッコの娘』もその他の作品も、北畠の作品の焼き直しであった。このことに気付いた小林秀雄や川端康成から厳しくたしなめられたため、時には深田自身が独自に作品を書くこともあったが、全くの駄作に終わった。
小説家としては才能がなかったんだね。
1940年(昭和15年)3月、北畠と結婚して正式に夫婦となる。だが、翌1941年(昭和16年)に初恋の女性・木庭志げ子(中村光夫の姉)と再会して道ならぬ恋に落ち、脊椎カリエスで寝たきりの北畠を差し置いて志げ子と逢引を繰り返す。
「初恋の女性」「妻の作品を焼き直す」「寝たきりの妻をさしおいて」の3つが揃えば、全人未踏レベルの道ならぬ恋。
1943年(昭和18年)5月、志げ子が深田の子を出産したことが北畠に露見する。それから4年後の1947年(昭和22年) に北畠と離婚の上、志げ子と再婚した。激怒した北畠に小説焼き直しの件を暴露されたため、作家としての深田の信用は失墜し、10年以上にわたる雌伏生活を余儀なくされた。
この結果は因果応報として道徳の教科書に載せて良いと思うぐらい。
己の中にここまでの慾があるからこそ、山に登らざるを得なかった。
自分は違う、と言える種類の話ではない。そして、百名山では地元の山を無理やり選ぶ。これら両方ともエゴといえばエゴだけど、両方とも初恋にこだわり続けたといえば、爽やかにも見えるのかもしれない。
雌伏生活の間に百名山の連載を始める。小説家としての才能はなくても、本気で山を愛してた。その想いは皆が認めるレベル。そして文学の才能は、彼の『百名山』を読めば分かる。単なる紀行文でない何かがあるから。
荒島岳は単なる山じゃない、深田久弥そのものを味わう場所
なぜに9月の連休でこれだけ暑いのか謎レベルだったけど、頂上から白山も見えなかったけど、大野盆地は見えた。下山後の荒島神社付近からは綺麗な荒島岳が全体見えた。あの綺麗な荒島岳の写真は撮れてない。写真撮らなくても心に焼き付くレベル。きっと同行の彼もあの風景は忘れないだろう。そういう山の形と空の色をしてたから。
ここまで深田久弥に踏み込むかずっと迷っていたけど、ならば『玉まつり』も読むか。そしたらamazonで-36%。3000円の値段にも躊躇してたので、2000円を切るなら読むしかないね。ポチりました。読んだら追記します。
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別班の本を読んだ。
読めば分かる。どうみても、自衛隊の中に別班は現実として存在してるし、中野学校からの伝統を受け継いでる。小平分校がポイントなんだね。
だけど、そんな別班までが米国の配下なら、属国問題も根が深いね。国が独立することと、軍隊を持つことと、スパイ組織を持つことは、全て同義だとは思っているけど、根本的には何を目指す国なのか、だよね。
今更、アジアの解放ではない。アメリカや中国と競って経済大国でもない。日本の経済が弱くなり、外国から見て、価格が安くてお得な国として、インバウンドが増えること。これは全然ネガティブじゃない。現地に来ないと良さは分からない花鳥風月はある。
ドラマでは「この美しい日本を汚すことは許さない」って言ってる。この言葉が結構じ〜んと来たりする。
この本の著者はこういう形で別班という存在が広まったことについて、どう思っているのだろう。ある意味、これがテレビの可能性なんだろうね。
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自家製パンの良さは感じるし、チーズハンバーグミートスパは好きだけど、コーヒはパス。いつもコーヒシェイクをセットにしてた。
けど、この、コメ黒は旨い。スタバぐらいあると思う。これぐらいのレベルないと珈琲屋って言えないと思う。
ーーー
登山に行かない休日の朝は気づいたら九時頃で、そこから行っても混んでる。モーニングの喫茶店で並ぶのも。。だからなかなか行けてなかったけど、今朝は昨晩の筋トレが上手く行って眠りが深くて睡眠時間が6時間未満で満足。30代はそれが普通だったけどコロナ以降のテレワークメインになって、睡眠時間が伸びてた。特に夏は毎日のジョギングする気がなくなるほどに暑く。。結果として運動不足の睡眠浅だったから。
]]>「〇〇だから」はよい。becauseと同じとしよう。
基本であるA→Bの→は ならば と言われる事が多いし、
ならば と だからは同一ではない。かなり近いけど、ならばの方が仮定要素が強く、だからは確定要素が強い
だけど、ために はほとんど違うのか。
そして ために と ためには も同一ではない。
ためには は係り結びに近くないか??
18のときに気づきたかった。こんな初歩的なこと。
ーーー
生きるために働く。
生きるから働く。
この2つはかなり意味が違う
雨がふったために濡れた。
雨がふったから濡れた。
こちらはほぼ同じ。
ため=から は常に成り立つわけじゃない。
そもそも生きるのは目的なのか?単に死の直前が不快なだけでは?
ーーー
うーん、コロナでダウンしてるときに書いたからかなり支離滅裂だなぁ。ちゃんと、正確に書かないと。
原因と目的は違う。目的が原因になることもあるから、厳密な区別は難しいけど。
目的=その行為によって達成したい未来像
原因=その行為の前に発生した事象であり、その事象がなければその行為も発生しなくなるもの
因果とはまず時間前後であり、因こそが原因だから。(果とは結果)だから原因は時間的に前である必要がある。
「ため」は目的と原因の両方で使われるけど、「ために」だと若干目的での利用が強くなり、「から」は若干原因での利用が強くなる。
うーん、どれもこれも微妙な差かも。「ためには」は係り結びなのは良しとしよう。
言いたかったのはこんだけです。
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WBC観ました。準決勝の村上のサヨナラも感動したけど、決勝最後のトラウトとの対戦場面は本当に映画・マンガ以上の筋書き。あの場面がやってくることが彼の持っているモノだし、あそこでトラウトに勝つのも凄い。アメリカでも「どこの星からきたの?」とか「ユニコーン」とか呼ばれているのは知っていたけど、いつも記事についてるYouTubeで見てただけだから、試合としてちゃんと見たのは初めてだった。
大谷翔平については平均的な興味はあったし、大リーグで最初に活躍したときにネットを探して、彼が日本ハムに入団を決めたプレゼンは見つけた。あれだけ最初から大リーグ志望だったのに、それでも強制的に指名して説得するって、ビジネスの分野からみても素晴らしい成果。おお、いま調べたらもうネットにないのね。アーカイブが無くなる前に見ておいた方が良い。
当時はそこまでだったけど、今回は韓国までが「大谷翔平の目標達成シートを真似してはどうか」といってる記事を見て探してみた。え、これってマンダラートじゃん。WBSぐらいかと思ていたけど、さすがにそんなワケないか。このメンタル、人間性、運をそれぞれ8分解しているのは凄い。これを高校生の時に作ったんだよね。半端ないね。今回の劇的なシナリオは彼のスポーツ面での積み重ねでだけでなく、このシートの左下3つの象限があったからこそだと思う。
運だけ良くするのは不可能で、人間性も高めなくちゃいけないし、そのベースになるのはメンタルの安定性だから
準決勝はさすがに負けるかも、、、と思って見ていたけど、メキシコの4番がバットを叩き折ったときに「これで野球の神様は離れていくな」とは思ってた。それだけでは勝てないけど、チャンスは巡ってくると。「運をよくするため」という方向性では昨年末にこちらの本も紹介したけど、説得力で言うならば、WBC決勝とこのマンダラートの方が伝わると思う。
ーーー
「波をつくらない」「応援される人間になる」が一番ずっしりくる。
「波を激しくすることでウエーブに乗る」「周囲は気にしない」でずっとやってきたからなぁ。見れば見るほど落ち込む面も。
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ずいぶん前にファッションについて書いた時、下記のように書いた。
■ ジーンズについて
マイナーな意見ですが、オレッチはジーンズが苦手です。夏に暑く、冬に寒いと思うから。だから、夏は白系の薄手のパンツ、冬はコーデュロイをはいてます。多分、両親が毎日ジーンズを洗濯するようなタイプで、ジーンズが変に色落ちしてて、ジーンズに良い印象がなかったのもあると思う。けど、履き潰したジーンズを持ってるのは大事。そこら辺は、今となってはちょっと後悔してるなぁ。
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と言ったらどれだけ同意する人がいるかな。まだこっちの方が同意する人は多い?→家で座って小してる男性全員が該当とか。
焼印はアウトドア好き/DIY好きのロマン
の方が同意する人が多いかな。夜の焚火の傍に焼印があると絵になる。作った木製家具などに焼印があるとカッコいいし、お菓子屋や料亭などでも効果的に使われてることが多い。数ヶ月前に『今半』に行ったときは豆腐にも焼印が押してあってちょっとびっくり。
これまでの焼印は手作業で彫るから1万円が最低ライン。当然の価格だと思っていたけど、さすがにこの値段だと気軽に買えない。金属3Dプリンターを使ってもっとコスパよく作れるハズと思っていたけど、あまり情報が無い。このサイトはアメリカ?のサービスの紹介でちょっと敷居が高かった。こちらは中華企業での印刷。先方のサイトの使い方まで紹介してくれていて凄くありがたい。試してみる気になった。ただ$51は予算外。もっともっと薄くして使う金属量を減らしていきたい。
するとポイントは持ち手なんだよね。結局2mm厚の板と、3mmの文字の厚み。それだけに絞った形にしたら上記の中華企業では1000円程度になった(5cm×3cmぐらい)。送料も安いのを選ぶと500円ぐらい。マジか、スゲーぞチャイナ。日本勝てないじゃん。ならば色々なデザインでどれぐらい細かく作れるか試してみよう。
1月末にサイトにデータを登録したら、ちょうど旧正月で2月以降にやりとり。「線幅が足りない」といわれるが「ノープロブレム」と回答。実際届いてみたらビビった。白峰三山スタンプの解像度、山裾の雪もかなり細かい部分まえ実現できる。これなら家の3Dプリンターを軽く越す。金属の粉をレーザーで焼き固めているから、03mmでプラスチックを積みあげるより原理的に解像度は出るハズだが、ここまでいくとは。(これが元の画像だから)
持ち手は耐熱300℃の金属用ボンドでつけようと思ってた。焼印自体は280度ぐらいでだから、先だけうまく火で加熱できるんじゃないか。ところがそんな甘い世界じゃない。コンロで熱していたら300℃は越してポロっとれる。。「あーあ。しゃーない、溶接ワークショップでも申し込むかなぁ」と落ち込んでふと壁をみたらトングがかかってる。「お、この百均トングでいけるのでは?」やっぱりこうやってDIYの神が降りてくる瞬間だよね。生きててよかったと思うのは(笑
あとはトングを適度に曲げたら完成。試し印刷ばっちり。ついつい餅やホットケーキにも印刷してしまた。
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金曜夜は久々に飲みすぎて吐く寸前だった。。ここまで酷いのは10年近くない。あのときは生まれて初めて布団で吐いて(寝ゲロ)、朝起きたら奥さんがキレてて、そのまま新しい布団を買いに行く羽目になった。。今回は下記ノウハウで対応できたけど、土曜日はずっと体調不良。吐いた方が逆に治りは早いのかもね。けと吐くときの不快感を考えるとまだマシ。
■アルコール分解には水が必要
「お冷」も一緒に頼むのは基本だが、ずっと「胃の中で薄めてる」と思ってた。。数年前にどこかの記事で見て以来、これが一番大事だと痛感。飲み終わった後に500mlじゃたらない。1Lぐらいを無理やり飲む。体は乾きを訴えてこないけど、これだけアルコールが多い今の世界が異常なのだと。昨日も家についたらコップ二杯、夜中にトイレで起きたらまた水、朝も水ってぐらいに飲んだから。二日酔い=アルコール分解が不十分→水が足らない。薄めるでなく分解という化学反応のため。
■体内に回ったアルコールが皮膚呼吸を妨げる
教えてもらった情報じゃない。これまでの色々なインプットから薄々と気づいていたけど、昨晩やっと実感できた。「全身に漆を塗ると人は死ぬ。かなり酷い拷問になる」ってのがスタートライン。この世の一番酷い拷問は漢の呂太后がやった「便所豚」だと思っているけど、全身漆も窒息感が凄いらしい。飲んで数時間後に分解されたアルコールが肌の表面にたまるんだよね。お風呂に入るとそれが溶け出す。シャワーじゃ無理だと思う。お湯につかって10分は必要。深夜3時ごろに風呂に入ってリアルに感じた。
センスの根本って、普段使う視覚や味覚や聴覚の鋭敏化でなく、滅多に使わない触覚こそがポイントで、「肌感覚」の奥には皮膚呼吸があるんだね。ここまでを二十歳頃に先輩から教えてもらっていたら、人生が変わったと思うから、ここに書いておく。古武術の先輩たちはほんとお酒との付き合い方が深くて、だから今でも感謝してるけど、やっぱりプラスアルファして後輩に伝えないとね。
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「新人のときに紹介してくれた「愛宕の松」は飲んでますよ。この店には無いけど、僕の地元の岩手の南部美人ですから」と言われてスイッチが入った。流石にどんな飲み方をすればヤバくなるか知ってるし、1次会はビールだけにしてたのに、このセリフと南部美人のせい。若手の同期新年会に声掛けしてもらって合計5名で飲んでいたけど、新人の復興支援で宮城沿岸部に行って、その夜の海鮮BBQで「これが本当の旨い酒だから」と愛宕の松を皆に飲んでもらったことを覚えていたのはその彼だけ。「次の日バスの中で、愛宕の松を見つけた経緯も説明したぞ。川崎の一番うまいトンカツ屋で知ったって」とまで言ったら、1名は「あ、とんかつ屋の事をしゃべってた記憶はあります」 これが教育的アプローチで伝わるリアルな数字で、100%なんてありえない世界。それでも復習が大事なように、こういう場面での再インプットの価値がある。
20代後半は仕事とプライベートの分岐点にいる事が多い
1次会で仕事の話を散々して、最後の最後でガチなプライベートの話題になって、じゃあ二次会。1名は結婚してて、1名は同棲してて、1名はクリスマスに振られ、1名は彼氏がいる女性と新年に初日の出みてる。こいうのもこの年代のリアルなプライベートの状況だと思う。「その状況なら距離は必要だけど振られてない」「キープを作る時点で今カレとは結婚しない。キープ1番目なら道はある。けど、彼と別れるのを待つのはダメ。5:5になったら勝負にでて良い」とか伝えてた。
「20代後半のタイミングで仕事とプライベートにアドバイスをする」これが一番僕のやりたいことなのかもね。単なるスキル教育なんてもうどっちでいいんだよ。最初の概念的なギャプさえ取り除けば、あとは自主的に学んでいけるから。ギャップを取り除く部分も、昔は学生時代の塾ぐらいだったけど、最近は学習系YouTuberとか色々増えてるから。
仕事が忙しい世代だから、20時から開始で23時過ぎまで。港南口の店も早く閉まるようになってた。入社2年目のときに半年間だけ品川勤務してたころが懐かしくなったと思う余裕もないほどの帰り道だったし、土曜日はずっとどんよりな体調だったけど、10年ぶりぐらいになって気づくことはある。
「体がだるい」は筋肉疲労と、内臓疲労
筋肉疲労なんてスポーツ後ぐらいだから、今のほとんどのだるさは内臓疲労。もっと内臓をケアしないとダメだと気づいた。イケメン・美人といった視覚世界は表であって、奥の本質がソウルであるように、味覚は喉元までであって、本質は腸内細菌。今後は内臓疲労の先の腸内細菌まで意識するようにしないと。
「長らく、胎児の腸管内部は無菌状態だとされてきた。僕も医学部でそう教わった。しかし最近の研究ではこれは否定されている。無菌状態どころか、胎児の腸内では、胎児の成長段階に伴って、その細菌叢がダイナミックに変化していく。
《略》
子宮に着床した胎児の腸のなかで、まず、バチルス(桿菌)綱が繁栄する。やがてガンマプロテオバクテリア綱(大腸菌など)が支配的になる。しかし最終的にはクロストリジウム綱が優勢となり、この状態で出産を迎える。産後、母乳を飲むようになるとビフィドバクテリア綱(ビフィズス菌など)が繁栄するようになる。
《略》
精神疾患の原因に、腸内環境悪化に伴う腸内細菌叢の”先祖返り”があるとすれば、、、治療法は、当然、腸内環境の改善である。進化的により進んだ腸内細菌(ビフィドロバクテリアなど)が住みやすい環境にするために、ハーブ(オレガノ、タイムなど)を摂取したり食生活を意識する。これにより腸内での硫化水素産生が減少し、症状改善の一助になると思う。
中村先生はほんと正しいことを書いてる。もともと文学部だったのに、医学部に入り直した経歴含めて好き。ずっとこのブログはウオッチしてます。文字をもってこれだけ長い期間が経過し、個人が自由に情報発信できる時代になって20年強。この世で必要な情報は全てもうどこかに存在してる。けれどグーグルの検索でもヒットしない。ChatGPTがどこまで行くのか、それはもう見えてる。知能の本質を突き詰めるために週末を過ごしたいのに昨日はずっとドンヨリ。だけど、布団買いに行くよりはマシかもね(笑
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[2024.03.03]
Black Musicの世界には皮膚感覚を鍛える傑作作品が1作だけあって、それを紹介するのをずっと忘れてました。。
この作品を百回聴けば扉が開く。男性で開いてるひとは10%いないと思う。せっかく本作があるのだから、トライする価値あります。
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18歳で親から授かった「王子様」という名前を自身で手続きして「肇」に変えた人のニュースを読んだ。さすがに「王子様」を変えたくなる気持ちは分かるけど、「ひろし」もそれに近いと思うのだが・・・。小学校の頃、同じ学年に「ひろし」という名前が4人いた。すると、一番「ひろし」っぽい人が名前で呼ばれ、それ以外は苗字。
これを勝手に「ひろし勝負」と呼んでます。この勝負に勝った試しがない。。。
そして、なぜだが僕の目からみてもひろし勝負に勝った同級生は「ひろし」っぽかった。何をもってひろしっぽいのか謎だけど・・・心が広くて明るいなのかな? 幼馴染だろうと僕の事を「ひろし」とは呼ばない。親兄弟ぐらい。親戚はみんな「ひろくん」だから。街で「ひろし」と呼ばれても振り向かない自信すらある。
ずっとこの名前に馴染めなかった。そもそも「ひろし」という名前でハッピーだと思ってる人いるのか?学校でもキャラ被りと名前被りはどっちが凹むのだろうね。ちびまる子ちゃんもクレヨンしんちゃんも「父=ひろし」なんだよね。これって嬉しいよりもネタにされてる感あるんだけど。海外のお菓子に「ひろし」もそう。世界でネタになってる。
なんで「ひろし」になったのか。それぞれの「ひろし」にそれぞれの理由があると思うけど、僕は生まれたときに母親が父親に名前の案を尋ねたら「豚平(とんぺい)でいい」と答えが返ってきて、「この人にこういうことを聞いちゃダメだ」と判断して、母親独りで考えて名付けたらしい。いくら研究者で世事に疎くても、むすこの名前にこの案だすか?
「けど、とんぺいだったら絶対に改名できたと思うわよ」と母親に言われたのは15ぐらいだったかな。それいらい、とんぺいと名付けられ、15で好きな名前に改名できた人生の方が良かったのでは??と思った。けど20歳ぐらいの頃、Black Musicを聴きながら「寛」という漢字には感謝するようになった。
「博」「浩」「弘」「洋」とか「ひろし」と呼ぶ漢字の中から好きな字を選べ
と言われたら「寛」を選ぶ。好きな楽器=サックスならば絶対にそうなる。当時、母親は「戸籍は漢字しか登録してないから好きな読み仮名でいいのよ。あんたも「ひろし」が嫌いなら「かん」にしたら」と言ってた。法律の専門家だと妙なことが詳しい。本名寛で呼び名が「かん」といえば与謝野鉄幹。それかそのまんま「菊池寛(きくちかん)」。両方とも別に好きでもないからなぁ。
それから30年。出家に従って改名をもらった。理想であった漢字二文字のフリガナ4文字。これまで漢字1文字、フリガナ3文字が嫌いだったんだよね。だからもらった瞬間は嬉しかったけど、なんか妙にしっくりこなくて。寛という漢字が残らなかったことがショックだったのかな。。だから、いまだに改名した名前はあまり使ってない。結局、僕は「●寛=〇〇かん」か「寛●=かん〇〇」が一番良いのだろう。一番有名なのは山本寛斎だけど、「かんさい」は地名みたいだから、うーん、うーん、まあいいや。この話題をこれ以上考えてもしょうがない。
あっけど、ふりかけの「ひろし」は買ったよ。発売されたときは妙に嬉しかった記憶も。日本中のひろしが買ったせいですぐ売り切れたから、わざわざ発売元のオンラインで。10袋単位でしか買えなかったので、父ひろしの会社の人にもプレゼントしたら喜ばれた。けど、後から発売された「かつお」の方が断然美味しいのでもうひろしは買ってないが・・・。ふりかけは横に置いて、もし名前がひろしとかつおで選べたなら、うーん、ひろしを選ぶかな。それぐらいのひろしを愛ということで(笑)
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◆スピンする、しない
どちらかが正しいワケじゃない。プロだって両方いる。けど、個人的にはスピンをかけた方が良いと思う。その本質はブルと矢のサイズ。1投げごとに他の人が抜いてくれるならスピンはいらない。1投げごとに自分で抜くのはダメ。そのままの態勢で3回投げれるのは大事。けど前の矢は邪魔。これにつきる。
?ブルの中の両端に投げ分けできる
?ブルと20トリプルを3投の中で投げ分ける
ここまで上手ければスピンなんて必要ない。けど、そうじゃないなら、ダーツが上手くなって3本とも同じ場所に投げれるようになるほど、前の矢に弾かれる。それを防ぐのが重さorスピンで、スピンの方が良い。実際、スピンをかけるようになって前の矢の隣のビット(穴)に刺さることも増えたから。
◆スピンのやり方
これが全く意味不明だった。ネットの記事を見ても動画を見ても良く分からない。だから7月ごろはデコピンしてた。人差し指を折り込んで、投げる瞬間に弾く。これでも十分に左回転がかかるし、安定度が出ればセンターカウントアップ最高9900点までいった。けど一万点の壁を越せなくて。。
改めて試行錯誤して分かったのが、浅田選手の持ち方の正しさ。比較用に3つの写真を並べたけど、?親指を後ろ倒しするのがポイントなんだよね。なぜこれで回転がかかるのか半年前は不明だったけど、なげるときに親指がこの位置まで移動するから。脱力すると指はこの位置にくる。この親指の移動に従って回転がかかる。最初から?の持ち方だと親指で回転はかけれない。?でも回転はかけれるけど、?の方が良い。その理由が
スイングで投げてもプッシュに近くなる
どこのサイトにも書いてなかったけど、これは事実だと思う。スイングとプッシュもそれぞれ利点と欠点があるけど、?の持ち方だと、スイングで投げても途中の動きはプッシュに近くなるから。
欠点として、この3つの中で一番持ちにくい。だからこそ浅田選手もテイクバック時に絞りを入れてこの形にしてるのだと思う。けど、自分自身は安定しなかったので、テイクバック無しで顔の近くで構えてそのまま投げてます。
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今年の5月にダーツをやりこんでる会社の人に出会い、その影響で再度ダーツをやり始めた。上手い人と一緒にやると言語化できないコツも学べるね。2回目で効き目の大切さを知りスタンスを変え、4フィンガーを3フィンガーにしたらハットトリックが出来た。だからこれだけ練習もするようになったと思う。
その人は2フィンガーで?でもってプッシュで回転無しで投げてた。毎回同じところに飛ぶし、いつも前の矢に弾かれてた。けど、2時間ぐらいの中で一度は必ずセンターカウントアップで1万点を超すぐらいには上手だった。それでもAフライトの壁は高い。あの投げ方はどうみても完成形の一つ。じゃあ、回転をかけないとダメなんだと感じた。フライトもスタンダードやシェイプでなくスリムにした。フライト自体もスピンのタイプにした。けど、やっぱり一番効果あるのは矢の自体を回転させることなんだと思う。
このとき一番のポイントが親指の位置。矢の重心にしないとダーツが倒れそうなコマぐらいグラグラ?ブルブル飛んで刺さらないことが多いから。
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ここまで書いてもなかなか安定しない。浅田選手のように薬指か中指も使って持って、手放すときに矢先を上に向けながら親指で押しださないと無理だね。難しいのが親指の先で上で転がすこと。親指の第一関節の真ん中だと矢を横から押す形になって、矢が斜め向きにとんで刺さらないから。矢から離れる最後の指が親指で、かつ親指の一番上。そんな感じです。
ちなみにこの記事は凄く面白い。ピアノのプロは違うね。
人間の指は、私たちが思っているほど脳との伝達ができていないんです。だからなぜここが弾けないのかが、自分でも案外把握できていない。そこのトラブルシューティングをちゃんとしないと、100時間練習しても上手くなりません。
指を精密に動かすという面では似てるんだね。
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ドメイン駆動設計とは独自の型でビジネスルールを明確化すること
と喝破したこの記事は非常に面白かった。
これを突き詰めるとモデルと型の関係になり、直感的にはモデルの中身のうち60%ぐらいが型で実現できるし、それぐらい型の設計に拘るべきだと思ってる。
コンピューター言語における型は、数学的由来もしくはメモリ効率性から、アプリオリ(自然・当然として)に決まることが多い。けれど、独自にコンピューター言語を設計するなら、型の設計は非常に大事。そして、2001年の年末に気付いたのが、「深層格とは型に対比すべきであり、皆が同意する十分かつ完全な型セットは存在しない。ならば最小の格を明確にすべきで、フィルモアの源泉格はその視点から見ると答えに近かった。使役文の解析のために新たに格を作るのは愚の骨頂で、使役文は2つの文に分解すべき」 この気づきが修士に相応しいのかどうか未だに本人が良く分からないが、当時は達成感もあったし、貴ちゃんが認めてくれたならそれでOKとしよう。
それから20年経過して、やっと当時の射程の9合目まで辿りついた。せっかく5月に前向きな割り切りで実装に入ったのに、当然のごとく詰まる。
?やっと実装できる→?モデルが不十分な場所を発見→?考察→?→?→?・・・
5月以降の半年間、このループに入ってた。2011年以来、いや、2009年ぐらいからずっとこのループ。唯一の良い点は、ループ毎に考察が深くなり、ループの期間は短くなること。それだけが心の支え。
改めてやっと?に戻って、今は疎結合か密結合のどちらで実装設計するかで悩んでいた。拡張性とか変更可能性を考えれば疎結合が良いに決まってる(現時点では速度はそんなに問題ではない)のだから、上流設計における疎結合のポイントを改めて調べてたらドメイン駆動設計に辿り着いて、冒頭の記事を見つけた。けど、まさかここで型が出てくるとはね。
ユーザ定義型とオブジェクトの違いを突き詰めるだけでもソフトウエア工学の院生レベルだし、そこに制約プログラミングを入れれば博士レベルになるのかな。今は誰も真面目に制約プログラミングなんてやってないだろうね。2000年の修士1年の時点で、分野自体が停滞してたから。けど、突き詰めると型は制約だから。商業ベースのソフトウエアも、そのうち制約までくるだろうけど、それよりはうちの実現の方が先だと思うな。9合目ってのはそういう場所だから。
最近はChatGPTが流行ってるけど、この記事が正しいし、この応用例が興味深い。
ディープラーニング側も「言語理解モデル」と言ってるといってるけど、僕が今作ってるものとは全く違う。同じモデルでも「ファッションモデル」と「プラモデル」ぐらい違う。
「ファッションモデル」と服の「型」の関連度は60%以上あるとは思うけど、ここら辺もフィーリングの世界だから。そのうち誰かがここら辺を掘り下げてくれると期待してる。
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大学時代は古武術もやっていたけど、うちの流派は珍しく型システムが明確だった。あれ、いま調べたら以前書いてあった型の事が無くなってる。。
7×3で21の型を延々と稽古する。相手と自身の位置関係・および相手の攻撃で7つに分かれ、自身の武器で3つに分かれる。
7つのうち、前面からの攻撃が5で、背面からの攻撃が2。なぜ側面からの攻撃が無いのか、師匠に誰か質問したんだっけ? 「90度動けば正面になる」が答えだった記憶もある。
この分野は、型が先にあるワケじゃない。実践が先にある。それを先人が型として整理した。デザインパターンもそう。実践が先。当時、型稽古をえんえんと繰り返してたことが、此処に繋がるのか。また稽古を再開しなくちゃね。最近は弓道の代わりにダーツばっかりやってたからなぁ。ダーツは距離も相手も固定だから、型は一つ? まあブルに刺さった前の矢をかわしつつブルに入れるときで、二つ? ブル以外の場所を狙う時で、左右上下のバリエーション? そういう意味ではダーツに型が何個あるのかも決めの問題かもね。
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夜中の23時回ってから家のソフトダーツボードでダーツ練習してたら隣の部屋から「うるさい、寝れない」と言われた。。「これ以上の静音化は無理」といったのにダメといわれる。。結局、どれだけ内部に粘土を入れても、当たる瞬間の矢のチップとボードのプラスチック同士がぶつかる音だから、原理的に消せない。それでしょうがなく、表側にも薄く粘土を置いた。するとハードダーツボードと同じぐらいの消音化が達成できた。「必要は発明の母」という言葉は正しいね。ここまでしてまで家錬する必要あるのか謎だけど、どうしても平日は仕事後も色々あるから、ダーツの時間が22時以降になることが多い。。
「表も裏にも粘土を詰めるなら、そもそも粘土だけでもいいのでは?」
とも思うけど、それだと矢が刺さたあとに下に傾いて最終的に落ちることも多いから。結局、もともとのプラスチックの穴穴が骨格みたいな役割をして、ダーツを保持してる。両側の粘土が吸音材&衝撃吸収の役割。さすがに真っ白の粘土だけだと狙いにくいので、絵の具を入れてこねて色付けした。これでも総量787g。ミニ型だからこそ各セグメントが小さくて、粘土がはがれてこない。この商品はここまで改造すれば無双では? この重さなら壁美人でなくて、簡易版でも耐えれる気もする。
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ちなみに家ダーツの練習方法だけど、3投に1回ぐらいブルに入るようになれば、ブル率のカウントだけでも練習になるけど、その手前のレベルだと、ほとんどブルに入らなくて心が折れる。練習量はすべてのベースだけど、練習方法自体を工夫するマインドは絶対的に必須。個人的には一週間かそこらで上達が感じられるぐらいの計測方法は欲しい。店での練習方法としてはダーツライブ3のセンターカウントアップ(CCU)が一番だと思っているので、家錬でもどれだけそこに近づけるか。
以前はネットの情報を参考にして、ブルの直径の2倍のところで囲って、この中に入った数を数えていた。写真をよくみると、白いチップで円を囲っているよね。けど、ある程度上手くなるとこの計測方法ではザル。なので、今はブル1点、ビックブル10点、それ以外を0点としてカウントしてます。8ラウンド24投でブルが10回超えたらビックブルの数と区別できなくなるけど、そこまで行けばブル数だけ数えれば良いと思う。2-5とかよりは25の方が覚えやすい。ダーツに集中しながらブル数も覚えるって何気に面倒。
それだけでなく、ラウンド数と点数を両方とも頭の中で数えるともうダメ。最初はダイソーでバードカウンターでも買おうかと思ったけど、もっとシンプルな方法があることに気付いた。それがダーツの数字のところにチップを刺しておいて、それを毎回ずらしておく。今は真下の3の文字の近くチップ(オレンジのやつ)をさして、毎回ラウンドごとに矢を抜く前にずらしていって、9まで。これで8ラウンドの数を数える。点数ぐらいなら、頭の中で数えれるから。
カウントアップは8ラウンドなので、同じく「1セット8ラウンドとして、8x3=24投だと大体平均15分」結構、区切りが良い時間。これを1日2セットが基本。こんな感じで練習してます。ハードダーツの方はラウンド計測用のチップをマグネットアクセサリーに変えていて、真ん中が使いすぎて膨れてきたので、横に的を作ってます。以前は針金で囲っていたけど、塗ったほうがシンプルで狙いやすい。家錬用なんだから、見た目に拘っちゃだめだね。
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数年前に『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を褒めてるWebサイトを見つけて、気になって読んでみた。30代前半の、TV出演とか都知事になる前に書いた本だから、本の帯は茶髪のチャラい写真。大阪の魑魅魍魎な、ヤクザまがいの相手も含めて交渉してきた実践テクニック。「相手の事務所に行くな」「もしどうしてもそこで交渉することになっても絶対にトイレは借りるな」とか、ハーバード流交渉術にも書いてない実践レベルが良かった。もちろん「仮想利益を与える」「業種・業界などで価値観は変わるからそれを抑えることで、こちらは痛くないが相手が喜ぶ譲歩点が見つかる」などの非常に学ぶ点も多かった。
当時はまだamazonで中古で買えたけど、ここ数年は入手困難になっているので、新刊としての新書『交渉力』も気になってた。今回こちらも読んだら、この2冊の本の差分に少なからず感動してしまった。
大人になった
といったら陳腐なセリフだけど、そうとしか言いようがない世界。きっと、20代の頭も口も回る人はこちらの新書だけ読んでも伝わらないだろうね。本のコアの部分は同じだからわざわざ2冊買う必要は無いけど、テクニック的な部分と違って、心情的な部分は己の心に眼(=芽)がない限り、丁寧に比較しながら読まないと見えてこない。
逆説的な言い方かもしれないが、相手が本当に困っているときに、それ以上ガンガンと押し込むことは止めたほうが良い。《略》
年齢を重ねて分かったのは、人間関係というのはいろいろなところでつながっているということだ。《略》
年齢を重ね、キャリアを積み、自分のポジションが高くなって仕事の質があがってくると、世間がだんだん狭く感じてくる。世の中を動かしている人は意外に少ない。その人の下に、かつて交渉した相手が属しているということも多い
新書P95-96
この新書を読むまでは、府知事・市長時代の自慢話が多いかな?と思っていたけどそんなことはない。凄く抑制的に書いてる。最後は人事権の行使になるけどそれを最初から乱暴に使うと巨大組織ほど動かない。これまではニュースの断片レベルで、都構想とか道州制とか維新の会の目標は達成できなかったと思っていた。けど、橋下知事時代に大阪の赤字は解消されたのだから、やっぱり良い仕事をしたんだね。特に組合交渉の場面が良い。組合側の中学時代の恩師を連れてくる手法もびっくりだが、やっぱり情だけじゃダメだよ、赤字なんだから。
国の直轄事業の負担金問題では「国はぼったくりバー」と表現したことで全国知事会が要望をあげてから50年目にして改善された。これは大きな橋下氏の功績だし、この一言コメント力こそTV出演の中で鍛えられた部分。もともと有能な人がTV出演してスキルを磨いてこそ、世の中を動かす力を良い方向に使えることが良く分かる。
維新の会については笹川資金もふくめて背景とか気になる部分はあるけれど、完璧に綺麗な政治団体なんて人間の世ではありえないから。日本の東京一極集中を改善するためにも、もっと活躍して欲しいとは思った。それぐらいにこの二冊の本の差には魅かれる。
そのような寛容な姿勢で人生を過ごすと、自分が同じように追い込まれたときに、ふと手を差し伸べられるときがある。お天道様は見ているものだ。宗教チックな話になってしまったが、僕も50歳になったところでそのような感覚を有するようになった。
新書P96
こういう感覚がゼロで完全科学主義で頭の良い連中っている。そういう人ほど早く読んだ方がいい。ほんとうに科学主義でいくなら、紐や膜の先の隠れた次元までトコトン行けばいい。それをしないならば、この本を読むしかない。中学生の頃に家に転がってたハーバード流交渉術を読んだ立場として、断言できる。兄貴はあの本の教えを使って小遣いアップの交渉をしてた。だから、別にあの本も読む価値はある。けど、こちらの本の方がリアルで実践的だし、この新書のコアは、味わった方が良い。そんな気分です。
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幼年時代に好きだったアニメのTOP3が『Zガンダム』『グランゾート』とこの『サムライトルーパー』です。ところがずっとこのアニメの存在を忘れていて、つい最近、放送事故のニュースからこのアニメの記事に辿り着いた。懐かしくて色々調べたら「腐女子ご用達」になっててびっくり。このBDを買って10/12から一日3話ずつぐらいのペースで見てます。amazonプライムじゃ満足できない。せっかく見るなら外伝とかも全部見なくては。
確かに大人の視点から見れば「聖闘士星矢の真似」と言われても否定はできない。当時から好きだったEDテーマの「ピリオドの風」もいまの視点で歌詞をみると意味不明だし、そもそも「俺の心に鎧が走る」という名?迷文句も国語のテストだったら赤点。
なぜwikipediaにも八犬伝の事がでてこないのだろう???
確かに鎧は全部で9種類だけど(アラゴの兜も入れれば10種類?)、基本思想は八犬伝+聖闘士星矢じゃん。そんな中で、ついつい気になって「サムライトルーパー 外国の反応」で検索してみたら感動。
懐かしくて涙が出てくることはないけど、これらの外国人の反応を見てると涙でてくるかも。結局、当時は素直な子供と外国人だけがこのアニメの価値を分かってたんだね。このアニメを好きになって、日本のサムライや刀や鎧も好きになって、日本に観光にきた外国人がいたら、僕は真っ先にボランティアで観光ガイドやるよ!っていう感覚。
部屋に飾ったポスターはガンダムF91とこのサムライトルーパーだけ。F91は実際の映画はそこまで面白くなかった記憶だが、ZZよりは百倍マシ。さすがにZガンダムは小3の頃だから、ポスター買って部屋に飾る発想もなかった。このサムライトルーパーは11歳の頃だから。
今から思うと『魔神英雄伝ワタル』『サイバーフォーミュラ」とかでなく『グランゾート』と『サムライトルーパー』を気に入るところが今のパワースポットにも繋がっているね。月の裏側の世界と、妖邪の話だから。そのうちこの二つのアニメの評価はもっと上がると思ってる。最近の一番の謎のオーブ九角形もまさかのこの九?
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さてここからはアニメを見ながら新たに気づいたことを書いていきたいと思います。
■リーダーの烈火は真田の末裔
小学生のころはここまで気づかなかったけど、戦国武将の末裔たちが主人公の中で真田氏がリーダとはね。もしかしたら企画者が信州の小諸とかの出身なのかもしれないけど、これは天祐なみに分かってる。やっぱり真田こそがあの時代の正義だから。あとは上杉。それ以外は程度の差はあれダークサイドに落ちてる。
■悪が起源の鎧
聖闘士星矢の聖衣(クロス)は正義の象徴だけど、サムライトルーパーの鎧は悪の帝王アラゴ由来だから。強さを求めるほどに妖邪の道におちいる。ここが聖闘士星矢よりも深い地点。日本の武道とは強くなるほどに心を鍛えることを要求される。これは「和をもって貴しとなす」と同じ日本のコアの一つだから。「心技体、心を磨け」と導くカオス。第26話でセイジが光輪の鎧を真っ二つに切るところが特に良い。
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2011年から本格的に登山を開始して、やっと百名山に百回行きました。山の数では57座だけど、富士山12回、北岳8回という形で三千峰には2,3回行ってるから通算で百回になった。最近は山で会った人と話すと百高山を目標にしている人も多い。確かに百名山は九州〜北海道まであるので大変だけど、百高山なら下限2600mなので、日本アルプスと八ヶ岳、白山でカバーできる。そういう意味では百高山を目標にする気持ちも良く分かる。
けど、百高山の中には「これって本当に山と数えるべきなの?」と思うのも多いんだよね。そもそも穂高と槍の間にも涸沢岳とか北穂とか南岳とか大喰岳とか、、、シンプルにあの山塊は穂高&槍でいいじゃん、と思う時もある。そんな意味では、「頂上から富士山が見えるまで何度も登る」の方が個人的にしっくりくる。基本的に?大学時代の友達と登って、?会社の後輩と登って、?会社の違う後輩と登って、?会社の同僚と登る ってのを繰り返していただけだが。そんな意味では誰かと一緒に行ってたことが多く、単独で行ったのは九州や東北の出張ついでに登ってたぐらいかな。こういう環境って改めて振り返ると恵まれているんだと思う。
小学生時代 3回:富士山、御嶽、木曽駒
2010年まで 7回:2002の就職・静岡在住から毎年富士山のみ
2011年 1回:北岳日帰り
幼いころから仁藤さんに連れられて御在所とか行ってたけど、百名山に関していえば本格開始する前はこんな感じだった。実質は2012〜2022の11年間で90回だから、登山ガチの中では普通のペースかな。通算百回が見えてきたのは70回を越した2019年だけど、遭難&ヘリ救助で謹慎してたのでそれ以降にペースが落ちた。それでも尾瀬観光といいつつ2座、九州出張ついでに2座に登った。
2019年 6回:丹沢、木曽駒、至仏山、燧ケ岳、九重山、開聞岳
2020年 5回:大菩薩嶺、男体山、日光白根山、両神山、赤城山
2021年 3回:苗場山、両神山、恵那山
2022年 6回:伊吹、蔵王、焼岳、笠ヶ岳、木曽駒、空木岳
一番山に行ったのは富士山以外のTOP10(白峰三山、赤石・悪沢・聖、穂高〜槍縦走)の2014年か、
雲ノ平周遊、岩手山・岩木山、立山・剱岳、白峰三山、表銀座縦走の2018年かな。
今年から完全復活なので、ライフワークにしていた毎年の白峰三山が再開できる。これが一番うれしい。これまでの最高の山岳オーブは白峰三山のこちらだったけど、今回の笠ヶ岳はそれ以上が撮れた。ならば今年の北岳は気合を入れなくちゃ。
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山岳パワースポットを極めようとしている立場として、その判定はオーブだと思ってます。オーブについて、神社についてはそれぞれ書いているので興味がある人は見てみてください。
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90年代後半の日本に13星座が与えた衝撃はエヴァに並ぶ
今となっては誰も覚えてないぐらいの13星座だけど、90年代後半の日本のサブカルチャーに与えた衝撃はエヴァンゲリオンに匹敵する、と嘘をいってはいけません(笑 12星座でも13星座でも星座が同じ人にとってはどっちでもいい話だし、13星座で隣の星座に変わった人も「まあそうかもね」ぐらいの同意だったと思う。黄道の考え方からも1日でガラっと性格や運命が変わるのも変だから、もともと中間的な面はあったのだろう。
和名 | ラテン語 | 誕生日 |
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おひつじ座(牡羊座) | Aries | 3/21〜4/19 |
おうし座(牡牛座) | Taurus | 4/20〜5/20 |
ふたご座(双子座) | Gemini | 5/21〜6/21 |
たとえば同じ牡牛座でも、5/5生まれの人は牡牛座どんぴしゃだけど、4/20生まれの人は牡羊座の面も強くて、5/20生まれの人は双子座の面も強い。
だから、13星座が衝撃だったのは、追加された「へびつかい座」になった人だけだと思う。すなわち12/1〜12/18生まれの人。この人にとっては忘れがたい経験だったのでは? その中でも巳年(へびどし)生まれの人。へびどしで、へびつかい座って、これはもうに逃げれない運命 って、どんな運命か全く謎ですが・・・西洋占星術の研究結果から、今後は13星座となり、貴方は新しくできたへびつかい座です、かつヘビどしですよね、ってもうどっかのライトノベルのオープニングなみの事件だよ。死海文書とかカバラ思想などの西洋占星術のネタがふんだん盛りこまれたエヴァと同じ。
ここまで書けば当時の衝撃が伝わったかな。
そんなワケないだろうと頭では理解しているけど、1977年12/1〜12/18生まれの人が当時何を思ったのか、同じ立場として気になっている。私は12/12だから、きたよ真ん中w 何がきたのかも分かりませんが、まあそれなりに衝撃だったんですね。
そもそもさ、「ヘビ」ってどうなのよ????
干支の中でヘビって人気あるのかな、、、龍やトラとかに比べて人気無いような。。。星座でみても水瓶座とか天秤座とかの方がカッコいいのでは? まあ聖闘士星矢でみれば、蟹座とか可哀そうだけどねぇ。
そんなヘビに縁ある身にとって、日本において一番の聖地は間違いなく埼玉県の大宮にある氷川神社の元禁足地であり、氷川神社発祥の地でもある蛇の池。やっと昨日行ってきました。この存在を知ったのは2020年だけど、今まで行く縁がなかったので。
関東の一之宮はこれまでも神奈川の寒川神社や東京の大國魂神社、千葉先端の安房神社に行ったけど、この氷川神社が一番凄いね。参道の幅と長さからしても一流。登山好きとしては、寒川神社の 二至二分に、それぞれ丹沢の大山、富士山、箱根の神山に日が沈む とその中心である 神嶽山(かんたけやま) が一番好きだが、ヘビに縁ある人にとってはこの蛇の池が一番だと思う。
とくに巳年でへびつかい座の人は、行けば運命が変わるかもね。それぐらいの波動の高さはある。こんな写真が撮れるぐらいの。
で、改めて13星座を考える。
・試験的な取り組みで”作られた
・13という数字が不吉
・円を13分割するとというのも、ホロスコープが描きにくくなる
社会に定着しなかった理由はここら辺だけど、個人的には納得してない。
13が不吉って、それは西洋の文化でしょ。13が割り切れないって、13は素数じゃん。試験的な取り組みって、物事は最初はすべてそうじゃん。そもそも星座が西洋文化なんだからしょうがない、という意見もありそうだが、個人的にはなんか納得いかない。割れる世界は12で構成し、割れない世界は素数の13か11で構成すればいいと思う。時計は12でいいよ。生活が便利になる。星座は、、、、天は割らない方がいいのでは??そしたらやっぱり13星座が良い気がするけどね。
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先日、実家に帰ったときに壁美人でDartsLiveゼロを設置しました。使った壁美人はこんな感じで12kgに耐えれるP8だけど、以前にミニダーツボードを設置した時に使ったP4でも問題ないと思う。単にP8が余っていただけなので。
そのままだと壁美人のフックにつけれないので、ダーツボードについてきたネジをはめ込み、その間を紐で縛りました。ネジ2本だけだとネジが傾くので、5本ついてきたネジのうち4本を使った。このままだと壁から浮くので、適当なスポンジを間に挟んだ。裏からみると適当ですが、表からみればちゃんと隠れてますw 「ゼロは音が静か」とみんな言うけど、前回の消音加工後のミニダーツボードと同じだね。ハードボードにはかなわない。
これなら前回のミニボードの方が良い気はするけど、わざわざこれにしたのは親父のため。80近くになって好きなテニスも流石にできなくなって、今更ゴルフもゲートボールもない中で、家の中でもそこそこ運動できるもの。
「この齢になって人生の終わりが見えてきていると思うけど、スポーツが下手なまま死んでいくのでいいの?。俺は色々考えて、スポーツは大きく4分類すべきとの結論になった。その中でもダーツだけはまだここから上手くなるチャンスあると思うよ。だからプレゼントとして設置した」
?打撃:ボクシング、柔道、剣道、etc
?接触&玉:バスケ、サッカー、アメフト、etc
?非接触&玉:野球、バレー、テニス、卓球、etc
?個人躍動:陸上、水泳、etc
個人少動:ゴルフ、ボーリング、ダーツ、ビリヤード、弓道、etc
こんな感じかな。一番のポイントは?で、いかに自分の重心・軸をずらさずに、相手の重心・軸をずらすか。フェイントとかすべてそう。重心を動かさずに上半身を動かせる人ほど、キレのよいフェイントができる。その点、?だと直接力を加えることで相手の重心や軸を変えれるから。そうであってもわずかにでもズレている方が少ない力で済む。
数年前に4スタンス理論の記事を見たときはへーで終わったが、最近はダーツでも4スタンス理論が流行っているんだね。せっかく親父のためにテニスの4スタンスの記事をメールしたのに「足腰が弱ってきて今さらどうしようない」とか返事くるから、今回のダーツ設置になった。
この4スタンスごとの走り方の記事を小学校の頃に知ってたら、50m走を8秒切れなくて運動音痴を痛感することもなかったのに、、、。運動音痴が遺伝なのはしょうがないとずっと思ってたけど、単に正しい使い方を知らないだけじゃん。それは勉強でも同じなのだろう。頭が悪いのでなく、自身にあった使い方ができるかどうか。最初から抽象概念が得意なら困らない。スポーツも最初からB2タイプなら困らない。それだけじゃん。
小中学生時代はバスケ部だったけど、重心も体軸も意識できてなくて、目の前のボールばっかり気にしてた。だからほんとこういう考え方は大事。もちろん基本は高岡英夫の身体論だけど、この4スタンス理論も意識する価値はあると思ってます。
で、色々調べてたら4スタンスリングを見つけた。このリゾネート(共鳴)という考え方は納得。なので、3Dプリンターで作ってみました。製品がシリコンでできてるから、単なるプラスチックでなくTPUを使って。私はA2型なので、同じのを2つ作って両手に持ちながらジョギングしてますー。
注注注:
このダーツボードの穴は小さいです。普通のチップだと弾かれます。買ったときについてくるチップなら大丈夫ですが、、、設置後に何度か投げてチップ交換時に気づきました。。普通のチップをヤスリで軽く削れば問題ないので、この手間を踏まえても軽さを優先するかですね。個人的には最初に5分程度のヤスリなら満足してますが。。 →と思ったけど、そんなこともないね。慣れれば普通にささる。
前回から書いてましたが、今回、壁美人を使って、こちらのmini型のソフトダーツボードを取り付けたので紹介します。
根本的に言えばホチキスの針ひとつで下向きに約3.7kg、引き抜き方向に約1kgの保持力がある。この壁美人P4は全部で針を8個使うから単純計算で29.6kgだけど、安全マージンをみて6kgと言ってる。だから平均4kgのハードダーツボードも不可能ではないハズ。
けど、壁(石膏ボード)がはがれてきたらシャレにならんからね。TVとか勇気ない。あとダーツで気になるのは、ダーツが刺さるときにそれなりの力がかかること。これはホチキスを引き抜くのとは逆の方向だけど、壁に当たった後はボードが跳ね返るから。
ダーツライブゼロは2kgだから、それならばOKな気がするけど、2kgってあの重いペットボトルってことだよね。。ちょっと迷う。そもそも純粋な練習用だから、そこまでのサイズもいらない。通常53cmの直径がミニ盤だと30.7 cm。なんといっても429gの軽さ。ここにエアコンパテを全部詰めても675gだった。値段はゼロが現在6480円で、こちらは1899円+200円。ほら、このミニ版で良いと思うよね??(笑) ちなみにこの商品の紹介には「かわいい見た目とは裏腹に、静音シート内蔵の本格派」と書いてるけど単なる1mmぐらいのスポンジシートです。だから裏から1cmの厚さのクッションを両面テープではった。せめてこれぐらいしてから本格派と言ってくれ。
実際の作業だけど、こうやって粘土をつめて、サランラップをしく。粘土は絶対的に必要です。重くなるけどしょうがない。スポンジと粘土までしても、ハードダーツボードよりはうるさいね。原理的にこれ以上音は小さくはならない。そもそも刺さる面はプラスチックなんだから、奥で何したって無理。表面のプラスチックを柔らかくすればすぐに崩れるし、しょうがないよ。個人的にはこのブルだけのダーツボードでもいいのだが、さすがに周囲に外れることもあるから段ボールか何かで囲う必要ある。それぐらいなら、このミニ版がちょうどよい。そうそう細かい話だけど、そのままフックがかからなかったので、ダイソーのミニS字フックを90度曲げてます。だから、必要なものとしては「ソフトダーツボードmini」「エアコンパテ」「壁美人」「クッション」「S字フック」
道具としては+ドライバーと両面テープ。
本当はCADでわざわざ設計したんだよね。ところが3Dプリンターでの印刷に12時間かかる。ミニダーツボードのサイズなら5倍ぐらい 。途中で印刷失敗する可能性大。。それなら、まあ1899円で買ってもいいかなーと。3Dプリンターで作ったダーツボードは初期型、改良型の2つを作って、それぞれ友達にあげた。改良型はどんな角度でも刺さりやすいように表面に凸凹をつけたりもした。この写真は改良型です。でも、自分用に作るときになって、60時間かけるなら2000円で素直に買うかな、と。。(笑
ゆくゆくはこの記事をみて、ダーツライブゼロと壁美人を組み合わせて、普通の壁にセッティングする人が出てくることかな。ゼロよりも2倍重いハードダーツを梁には取り付けて無事に動いているので、あとは壁をどこまで信じるか? 賃貸じゃなければ全然試すのだが。。。誰か友達に声かけてみようかな。
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15年以上自家焙煎をやっているのは旨い珈琲を飲みたいから。
一番味に影響するのはハンドトッピング。けど、メンドイ。いつになったらAIとロボットアームで自動化するのだろう。。これまでは妻がハンドトッピングで、私が焙煎役だったけど、どんどん飲む量が増えてハンドトッピングが追い付かなくなった。なので、ダメ豆率2%以下の産地は、そのまま焙煎してました。ワイルド珈琲に3カ所ぐらいある。書くと人気が出て売り切れるから書かないけど。
『珈琲大全』にはトレーで一気にトッピングする方法が書いてあったけど、最近気づいた。この透明なトレーは凄く良い。珈琲の豆の向きがそろったあとに下から眺めて、ダメ豆を一気に見つけられる。おススメの透明なトレーとしてはこの写真のようにダイソーの300円の透明プラチックケースが良いです。半透明のケースはたくさんあるけど、透明だからこそダメ豆の黒色が分かる。普段の珈琲豆とかをこのケースに入れておいて、焙煎時に蓋を使うのがおススメ。ダメ豆が10個ぐらいなら下から覗いて場所を覚えてはじけるけど、ダメ豆が多いなら、スポンジか何かで押さえつけて一気に裏返した方が良いかもね。
商品名 透明収納ケース
JANコード 4549131590685
品番 300円収納TH No.1
作業中の簡単な動画も置いておきますね。豆を袋からいれたら振って向きをそろえるまで。
]]>ネットを見ると家ダーツの設置は純正品のスタンドか「つっぱりポール」が多かった。けど、壁美人でもいけます。和風の部屋で押し入れの梁がある家に限定だけど・・・。服とかかけるフック用の板が壁ついてる部屋は、その耐重量はチェックしてください。ハードダーツボードはMAX5kgぐらいなので、6kgに耐えれるこちらの壁美人でOK。賃貸の壁ホチキスは多用しているので持ってる3号針の中型ホチキスを念のため使ってますが。調べると普通の壁でも6kgに耐えれると言ってるけど怖くてやってない。ハードボードでなくて、静音化ソフトダーツボードはダーツライブゼロが2kgだから試す価値はあるかも。
真夜中にやるにはちょっと音がします。なので、ハードダーツボードの裏にもクッションを貼ってます。これでめっちゃ静かになります。隣の部屋で家族が寝てても文句言われない程度に。ただ、何度もやってるとブルの方には刺さらなくなるので、今は上の方に細い針金で範囲をくぎって、そこを狙ってます。この部分がダメになったら、ダーツボードを回転して取り付ければ良いので。
この範囲確定の針金もホチキスでとめてます。家錬専用にしたので、オンボード式スパイダーは取り外しました。こういうサイトにもあるように、あれ練習には邪魔だわ。普段はこのダーツボードを取り外して押し入れに閉まってます。練習のときに取り出して、フックにかけるだけ。この壁美人のフックと、ハードダーツボードについてる金具のハマり具合が良かった。ちよっとスキマ出来る分だけクッションはさみやすいし、普通に投げてて外れることは無いです。震度6ぐらいの地震なら外れるかもしれないが、普段は外しているので。
ただ、せっかくのこの環境なのだが、最近、押し入れにインコが寝るので18時以降、練習できない。。おいおい、平日はいつやるんだよ。。さすがに壁美人でハードダーツボードをつけれるのは梁が見えてる場所だけだから、隣の洋風の部屋にはもっていけない。
もちろん2x4の木材でディアウォールを作ってもいいのだが、あれだけ長い木材を買うのも気が引ける。ソフトダーツボードで上手く作って、もっと気軽に色々な場所に設置したくなてきた。なので、今後はソフトダーツボード&エアコンパテでこの環境なみに静音化にTRYします。理想は1kgかな。これなら安心して壁美人でどこにでも取り付けれるので。
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GWの最初にバレーボール6人制と9人制の違いをwikipediaで調べてた。会社の後輩が実業団バレーをしてる関係で気になって。そしたら、
バレーボールの歴史において最大無二のルール変更は1912年にフィリピンで導入された「3回以内で相手コートに返球」ルールであり、これによりバレーボールはレクリエーションから競技スポーツに進化した。
これってものすごく大事なことだと感じる。レクレーションとスポーツの違いの本質の一つ。
そんなことが頭の片隅にあったので、5/2に帰省する新幹線に乗る前に「いままで色々と考え来たことの中で、もっともコアでコスパのよい3点に絞って、M2の研究に追加すればいい」と方向性が出た。
「人間の知能を実現する」目標はでかすぎて考えだしてもキリがない。ある程度決まった(基本設計レベルまで?)部分もあれば、まだ意識的に考えて1,2個のアイディア(企画段階レベル)の内容もある。もちろん、身体性との連携(ロボットの知能)みたいに最初から諦めている部分もある。最初から諦めた部分以外を全て詳細設計にまで落とし込めるには、あと何年かかるか分からない。確かに前回書いたときは大きな基本設計の壁を越したけど、だからといってすぐ作れるワケじゃなかった。逆に次の壁にぶちあたっただけ。
こんなペースをあと数年もやるわけにいかない。そんな思いはずっとあったけど、どうやって行けば良いのか分からなかった。やっと今回で方向性が決まったので、このプロジェクトをGW2022DIYと名付けた。プロトタイプの大切さはデザイン思考では常識レベルだけど、DIY好きとしてはPTよりもDIYというネーミングの方が良い。ところが、5/2以降は実家で3DプリンターCAD関連や、和歌山墓参り&京都観光だったので、GWに実現できるなんて甘い世界じゃなかった。最後の2日間はこのための時間を確保してたけど、コア&コスパなアイディアを3つ選出した時点で終わり。
そのあとは平日も休日も時間つくってやってました。こうやって実現フェーズの設計に移って初めて分かることも多いね。各コンポートの基本設計の狭間とか。ここに狭間があるなんて、全然気づけなかったよ。それでも昨日までで大体の設計ができたので。まだ不明点も残ってるけど、それはコーディングしながら考えるべき内容だと思う。
ということで、ここからは進捗管理メモ。こんなのはローカルのエクセルで管理すればいいけど、それだとサボる気持ちがゼロにならない。特定の人に向けたメッセージじゃなくても、誰もが見れるところに書く価値。それを初めてTwitterは明確化したから。これがポールグレアムがいうプロトコルの周期表。AIも最後はこの周期表のマス目を2、3個うめる。Twitterは1マスだが、本当のAIは1マスってことはない。3マスぐらいは可能だと思う。そのうちの1マスけは企画段階レベルでなんとなく見えてる。言語化20%ぐらいだから企画前かも。。。
DIYにとってベランダ菜園は必須科目の一つ。ずっとアロエベラを育ててました。
1日に珈琲を3L作るので、出涸らし珈琲豆と腐葉土で土作りをしてました。たまに卵の殻を入れるぐらい。残飯を全部入れると色んな虫がわくので、色々試して珈琲豆だけに限定してた。けど卵の殻はなかなか土に還らない。それが当たり前だと思っていたけど、この永遠土は凄い。これだけ肥料化できるのは初めて見た。体感だと腐葉土の5倍ぐらいの能力はあると思う。
どうしてもベランダ菜園をやってるとひからびた土がでる。カチコチになるんだよね。あと、側溝にも土がたまる。捨てるに捨てれない土。永遠土だとこれも再生してくれる。かなりびっくり。2週間ぐらい前に初めて買って色々と試していたけど、十分に再生してくれてます。
さっそく実家に3袋送った。引退してからベランダ菜園を本格的にやってる親父の意見も聞けたら追記しますね。
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この時期はいつも冬を越したアロエの整理をしてます。2005年にアロエベラの苗を買って育て始めたらどんどん増えて、いまや何鉢あるか数えられないほど。役行者が疫病をとめるために長期間の祈祷によって観音様から頂戴した薬草が医者いらずといわれるアロエだから。登山家たるものベランダ菜園でアロエを育てるのは必須でしょう。登山で日焼けした肌にも良い。最近は横から生える小さい芽を夏登山に持っていくから。
一般的なアロエはキダチアロエだけど、果肉分がたくさんあってヨーグルトと一緒に食べれるアロエベラの方が絶対に良いです。静岡に住んでいるときに育てていたけど、神奈川に来てからもベランダで冬を越すぐらいの耐性がついて嬉しい限り。こうやっていつもGWの時期に花が咲くけど、種が出来たのはこの16年で一度ぐらい。それを植えても芽が出てこなかった・・・いつか上手くいくのだろうか。。そうそう、うちの冬耐性をもったアロエベラのミニ苗が欲しい方はコメントでください(笑 メルカリで植物を送る方法はまだ調べてないけど、ニーズがあるなら対応しますー。
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この世に無いならば作るしかない。二泊三日で縦走を考えると10本程度のお香が持っていける適量。外径12mmのアルミパイプが一番良いと分かったので、石粘土で両側を塞ごうとしてた。けど、防水つき開閉・抜け落ちないためには、ネジ構造は必須と判断。片方だけ3Dプリンターにするぐらいなら、両側とも3Dプリンターで作りました。
お香の長さを調べる必要があったけど、ここ数年はお香集めをしてたので、京都・東寺、日光・立木観音、月山・湯殿神社、竜泉香の長さを測ったら最長が月山の14.5cm、なのでアルミパイプは16cmにしてます。
大したファイルでもないですが、STLも公開しておきます。ネジの印刷は凄く微妙なのでオスネジでもメスネジでも下にしない方が良いです。逆にするだけでハマらなくなります。それだけでなく片方が金属なら良いけど、両方とも3Dプリンターで作ると、精度のレベル的に最後までネジが閉まらない。もちろん密閉効果は十分にあるから使用上の問題は発生しないけどね。
ここら辺が気になるなら、タップセットでメネジを切り直した方が良い。右の写真は全部閉まってるように見えますが、切り直しした後です。それをしないと、この半分ぐらいでそれ以上ネジを締めれなくなります。タッピングするならわざわざ最初からメネジを印刷しておく価値あるのか?と思うかもしれないけど、切り直しが凄く楽だから。
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いつかモンベルとかスノウピークスとかがアウトドア用のお香入れを作る時代がくるのかな。これだけキャンプブームになってて、パワースポットもメジャーだから、10年後はあるのかもね。
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ドミニオンをトランプに移植するのは素直な発想だと思っていたから、わざわざうちのサイトで取り上げる必要もないと思っていた。いまこの投稿を書いてる時点で「ドミニオン 移植 トランプ」でググると、「トランプ大統領の不正大統領選にドミニオン社の投票機」という陰謀論系サイトが見つかる神展開。まじか、この流れ自体が面白いかも。
ってことは一応、日本初と思っていいのかな。けどこんなのは「やろう」と思ったら誰でもできるレベル。デッキ構築型というジャンル自体を作ったほどのイノベーションを達成したドナルド・X・ヴァッカリーノが凄い。この人はゲーム業界においては、任天堂の宮本氏と同じレベルの神なのでは?ほんと尊敬してます。今となってはデッキ構築型は生きる指針ぐらいに思っているから。
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ルールは上記に書いたとおり。先日の社内正式公開からジョーカーだけ位置づけを変えた。昨日は手札6枚で遊ぶこともやってみた。手札の数でゲームの性格がかなり変わるから、バランス調整が必要になるね。
ここでは2013年当時のトミニオンを作った思考の流れを思い出して書きながら説明していきますね。
全く同じトランプを複数つかって遊ぶ(3人で遊ぶならトランプ3つ)
「ドミニオンをトランプに移植してみよう」という最初の発想は思いつきレベルだけど、普通はとっさに「無理だよね」で終わる。トランプゲームは1セットを使って皆で遊ぶ。これが無意識レベルまで浸透しているから自由な発想を妨げるし、トランプ1セットだとドミニオンを移植するには札の絶対数が足らない。3歳児でも分かる。3歳児でもわかることは、大人は逆に言語化できない。
最初に全く同じ外見のトランプを複数使うという発想ができれば、あとはドミニオンを知ってる人は誰でも同じ以下の発想になると思う。
ゲームの基本構成は「領地」と「お金」と「アクション」の三種類のカード。
これは直感的に赤・黒の数字カードと絵札になる。最後は領地の点で勝敗が決まるから赤い数字(2〜10)を領地にする。お金は黒の2〜10。(いったんジョーカーを横において)、J、Q、K、Aをアクションにする。この絵札は色もマークも区別なし。だからドミニオンの多彩なアクションを4つに集約する必要。基本は「手札を増やしてアクション継続」「カードを流す」「カードを奪う・渡す」「お金が増える」の4つだと認識したので、そのまま割り当て。けど、相手からの嫌がらせを防ぐガード機能をどうするか。色々考えてガード機能は値の少ない数宇にONすることにした。
以上。
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2013、2014年は「デザイン思考」「ビジネスモデルキャンパス」などが最先端だった時代。私も日吉の前野先生とか日本政策投資銀行とかのワークショップに参加してました。アイディア提案ワークショップでは、アイスブレイクで最初にイノベーションを体感できると非常に効果がある。このためにドミニオンを簡略化して使いたかったんだよね。それが元々のニーズ。けど、どれだけ考えても、面白さを体感するには1時間はかかるから不採用になった。会社の定時後とかに希望者募ってゲームしてゲームバランスを調整したんだけど、本質が伝わる時間はこれ以上短くならない。そりゃそうだね。妙に納得出来た分だけ、不採用でも全然ショックじゃなかった。そもそも、勝手に立案して、勝手に周囲を巻き込んで、勝手に無理でした、と結論だしたから。全部、自分で決めて動いただけから、なんのネガティブな感情もない。好きにやらせてくれた会社(上司)と、興味持って参加してくれた同僚に感謝。
だから2015年ぐらいからずっとお蔵入りになっていたけど、先日、社内(グループ全体)で「テレワークでおうち時間が増えたので、おススメのボードゲームを紹介する」企画があり、私はこの『トミニオン』と『枯山水』を紹介した。おススメの理由を書く欄は10行ほどあったのでトミニオンはぎっしり書いた。けど、枯山水については、枯山水の基本理念に敬意を表し
「和の真髄。夢窓疎石が無双なことも分かる」
とだけ書いた。
枯山水をゲーム化する発想の凄さ。ドミニオンのほどの神レベルとは言えないけど、天使レベルはあるんじゃないかな。
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これらの発言はほぼすべての日本人に伝わる。「人生は神経衰弱だよ」と言う人には一度もあったことないけど、記憶力だけでクリアできるテストで決まるのはここに近いのでは。日本の学校って結構この要素も強い気がするが、AO入試が良いとも思わないから難しいけど。
昨日、久々にトミニオンで遊んで、「人生とはデッキ構築型ゲーム」だと痛感した。運と意思選択と競争のバランス。どんなゲームでもこれらはあるけど、どこに運がどこに選択があるか。昨日これを体感できたのはあの場で遊んでいた4人が、濃淡の差はあれ同じトーンがあるからだと思う。誰を誘って家にくるか決めたケンカイさんの判断の良さなんだね。感謝してます。
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この先はドミニオンが発明した「デッキ構築型ゲーム」というジャンルを体感で知らないと伝わらないと思う、ので、全く知らない人はまずはあちらで遊んでみてください。
昨日痛感した一番の本質は
「山場に札がなくなったら、流し場から山場にもっていくこと。そこでシャッフルすること」
ドミニオンでは当然だけど、自分の人生でこれをやるのは結構難しい。自身がこれまでに達成できたことにしがみついてもしょうがない。諸行無常。全てはどんどん過去に流れてく。けど、経験だけは次に応用できる。これがデッキ構築=流し場から山場に札もっていくことに相当する。経験を次に応用するには、最初から応用先を決めるのでなく、わざとシャッフルするのが大事なんだね。もちろん一つ分野を掘り下げているときはシャッフルなんて必要ない。そのままスキルをどんどん積み重ねれば良い。だから、もっといえば、経験とスキルの違いなんだね。ほぼ同じ場面で使われる単語だけど、これらが違うのだと痛感。人生の踊り場って、5年、10年スパンでやってくるから。そこでシャッフルする勇気なのかもね。
もちろん日々の生活の中でのデッキ構築はある。睡眠もそれに該当するし、たまのレジャーも該当する。これらは生活リズムとして当然だし、これがないと心のバランスが崩れる。今回痛感したのはもっと大きな単位。
振り返るとこれまでにシャッフルしたと言えるのは「研究者の道は諦める。一般企業に勤めなくちゃ。そのためにはまず音楽のサイト作って全て棚卸しよう」と決めた2001年ぐらいかもね。2008年に研究の世界に戻ってきたのはシャッフルではないし、2013年の登山も幼年時代の再開でもあるし、そもそも富士山だけは継続的に登っていたから。結局、流し場から山場の動きが足らないのかもね。そんな気もしてきた。
ドミニオンって、購入時の金額計算(暗算)と、どのカードを買うかの戦略判断の二つの同時にやるから、結構疲れる。。ここら辺もリアルな人生に近い気がする。最後に決まるのは領地カードの合計点だけど、途中のゲームでは領地カードは邪魔でしかない。この領地がリアルな人生だと何に対応するか。間違っても不動産ではない。
ここら辺の対応関係はまだ全然できないけど、、とりあえず少なくとも、神経衰弱でもポーカーでもババ抜きでも7並べでもない。神経衰弱な人生は嫌いだけど、7並べのようなことやってる人も世の中にはあるよね。個人的にはパスだなー。ポーカーな人生はあこがれもあるけどw 大富豪は人生ガチャとして痛感してる人も多いのかもね。そんな感じ。
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以前はできたのに。。。でたよVerUPで動かなくなるやつ。
色々悩んで、やっとトラシューの方法を見つけた。FreeCADで作ったSTLデータならば上手く行く。tinkercadでのデータでも1文字なら上手く行く。じゃあ文字列メッシューデータを分割すればいいのね。メッシュワークベンチで「Splits a mesh object into its components」で文字ごとの分割。簡単といえば簡単だけどなかなか気づかなかった。。バージョンアップでソリッド化のアルゴリズムが変わったのかな。
こんな簡単な内容ですが、FreeCADはこちらの神サイトとかホントお世話になったので、私も情報UPしておきます。
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以前に「人生はゲームクリアみたいなもの」と書いたけど、最近AIモデルが大体完成して、やっとシンプルに物事を表現できるようになってきた。この世はどうみても不公平にできているし、生まれたときから存在している差は親ガチャと表現されることが多い。
親ガチャはどちらかと言うと「ガチャで失敗した」というトーンで語られることが多い。一昨日に読んだ藤圭子のインタビュー本もそう。盲目の母親と容赦なく暴力を振る父親。「母親はこの世に優しい中年男性がいること自体が信じられない」という文章は心に刺さる。逆に今日はYahooニュースに成功した野球選手と娘のインスタがバズってる記事が載っていた。こういうのを見ると親ガチャもここまで差がでるか、と思うかもね。
だけれども、これって捉え方が違うのだと思ってきた。
「優しい父親、お金持ちの家、美人な私」
これだけ揃っていて人生失敗するのは滅多に無くて、誰がその状態で生まれても大体上手く行くのでは?
これってゲームの分野で言えば、もろEasyモードだよね。
敵からどれだけ攻撃うけてもほとんどヒットポイントが減らない。自身の攻撃は150%~200%のダメージを与えるような、そんなEasyモード。これでゲームをクリアしても「せめてノーマルモードをクリアしてから出直してきな」と言われるのがオチ。
だから「親ガチャが失敗」と思っている人ほど、この33回の転生の間に鍛え抜かれているのだと思うよ。昔はもっと死が身近にあった。現代はそこまでではない。その分だけ意義や意味や価値に迷う。「安全な場所で寝れて、食事がとれて、温かいお風呂があれば幸せ」とは思えない状況になっている。単純な欲求だけだと人生に迷う分だけ、ゲーム自体の難易度が上がっているとは思う。死に近いかどうかで難易度が決まる訳ではない。
藤圭子は古い例なので、最近のハードモードとして気になっているのが佐藤航陽。
特にいまはメタップスペイメントの不正アクセスで話題だから。クレジットカードがセキュリティコードまで含めて流出って、最悪の事故では? そもそもセキュリティコードって保存してよかったの?と最初にニュースを見たときに思った。やっぱりダメダメじゃん。個人的にはオミクロン株よりもこっちのほうが深刻だと思うぐらいなんだが。。。
佐藤氏の本を数年前に読んだ。中身も凄く良かった。技術論の部分も社会俯瞰の部分も感動した。けど、もっと感動したのは、生まれたときのヘビーさについて書いてる部分。親ガチャでいえばかなりひどい状況。なのに自身のヘビーさについて20代であそこまで書けるのは素晴らしい。人間性としても感動するレベル。結果、自分よりも若いICT分野の創業者では一番尊敬してたから。
Easyモードを選んだくせに、無双気分で周囲にオラオラしてるアホなんてほっておけばよい。
向こうが何か言ってきたら「ソウルの初心者は自動的にイージーモードになるのが、この世の仕組みなんだよ。小学校で習わなかった?」と言えばOK。
これ以上、親ガチャなんて言葉を流行らせちゃ絶対にいけない。
「ハードモードを選んだ生まれる前の自分自身を信じて。上を向いて歩こう。それがこの国のソウル」
そんなことを当時言われたら、反発より恨むレベルだったけど、今は純粋にこれがこの世の真理だと思ってる。
ここら辺を詳しく知りたい方はこちらの本がおすすめ。このジャンルは百冊以上読んできたけど、この本がダントツに良い。
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改めて佐藤氏の本を読んだ。やっぱり凄い良い本。5年ぶりに読んで痛感した。数年に一度は読み直す価値あるね。
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大学時代に古武術で鍛錬し、民間企業の教育部門でずっと働いている私自身にとって、内田氏は教育&武道の先達であり、偉人だと思っています。もちろんブログも定期的にチェックしています。特に
教育の目的は子どもたちの成熟を支援することであり、成熟とは複雑化することだ
この定義は今まで見聞した中で一番だと思ってます。今回、大学崩壊で気になる記事を見つけたので、個人的な頭の整理の意味で書いていきます。
教員という職業を選ぶ人には一定の傾向性があります。医療を職業に選ぶ人たちと同じように、教員は学校という場が好きなんです。教室で若い人たちの前に立って何かを教えることが好きで、研究が好きで、アカデミアで異なる領域の知性と出会うことが好きで、という人が学校教育の場には引き寄せられてくる。だから、常軌を逸した負荷がかかっていても、なんとか踏みとどまろうとする。家庭生活や健康を犠牲にしても、自分の職域を守り抜こうとする。今の日本の大学がこれほど否定的環境にありながら、なんとか保っているのは、教育人たちのこの「業の深さ」のおかげです。
こういう文章は凄く同意する。読めただけで良い週末になる。
英語のオーラルが教員の持っている能力の中で最も格付けしやすいからです。一瞬で分かる。それ以外の、その人の学殖の深さや見識の高さは短い時間ではわからない。でも、英語の発音がネイティヴのものか、後天的に学習したものかは1秒でわかる。《略》
オーラル能力で階層化するのが一番正確で、一番コストがかからないからです。
ここら辺もすごく面白い。
逆に一番、違和感を感じるのは
「年間5冊も6冊も書き飛ばした本と、20年かかって書いた1冊では価値が違う。それが同じ配点というのはおかしい」と言われた。これはおっしゃる通りなんです。
いや、ちがうでしょ(笑 作成に費やした時間と価値は全く関係ない。20年かかって書いた1冊は、その1冊で20年分の賞賛を得られるかどうか、そんだけじゃん。なのに「内容が高度過ぎるから一般市民は分からない」とかアホ言う大学教授が社会の爪弾きになっていると思うよ。もちろん社会の全員が理解できなくても良い。理系分野ならばまだ自然相手だからしょうがない面もあるけど、文系分野で教授同士だけの「いいねボタン」って、企業における株の持ち合いよりも先が無い。というよりも腐る兆候レベル。
シラバスについても違和感
シラバスはそれとは性格がまったく違います。あれは工業製品につける「仕様書」だからです。含有物質は何か、どういう規格に従って製造されたのか、どういう効用があるのか、そういう情報を消費者に開示するためのものです。ある意味では契約書です。「こういう授業をいついつにする」と教師は約束する。学生はそれが履行されることを教師に要求できる。予定通りに授業をしなかった場合、所期の学習効果が得られなかった場合、学生は教師に対して「契約不履行」でクレームをつけて、謝罪なり補講なりを請求できる。そういう趣旨のものです。
これは一応納得だけど、
学生たちはシラバス通りに授業が行われることに特段の重要性を認めていない。それはアンケートの統計的処理の結果でも、僕の教壇での実感でもそうです。
これは違和感。色々とレイヤーが違う話が積み重なってると思う。まず、そもそもシラバスは最低限の目次だと思う。本を買うきに目次を見ないで評判とかタイトルとか本の厚さで判断する人はいるけど、だからといって目次を適当に書いたら著者の自殺行為じゃん。教育は本では不可能な双方向の部分がキモだから、実際に集まった学生のレベルに合わせて授業の中身や速度は変更することは必須。最終的にシラバス通りにならない方が正しいけど、学校や教授が想定する平均的な学生という大前提の上で、標準パターンはちゃんと作ってほしい。武道だって型が先で崩すのは後だよね。
現時点で価値判断できない部分も違和感。
スティーヴン・ジョブズは大学時代にたまたま「カリグラフィー(書法)」の授業を履修しました。どうしてそんな趣味的な授業を自分が毎週聴いているのか当時は理由がよくわからなかった。でも、何年か経ってスティーヴ・ウォズニアックと最初のマッキントッシュを設計したときに、フォントの選択と字間調整機能を標準装備として搭載したときに大学時代に「美しい文字を書く」授業を受けたこととの関連に気がついた。
授業がどういう教育効果をひとりひとりの学生にもたらすことになるのか、それは教師にも学生自身にも予見できません。
これは単にOBも教育を評価できるようにすればいいのでは?
10年たって役に立ったと感じたら、10年後にその授業を高得点にすればいいじゃん。ネット活用すればコストを安く実現できる。「ネットに接続できない人への対応」とか考えるからややこしくなるだけで、そこに平等の機会提供は必要ない。もちろん若手の先生にはこんなの無理だけど、評価点数配分の設計次第。最初は「みなし点」で下駄はかせてあげればいいじゃん。大学が長期間にわたって継続する組織である限り、「その時に価値は分からない」の言葉で逃げるのは絶対にオカシイ。
周囲と比べる部分は難しい。
故郷の街にいて、どれほどまわりから「町で一番才能がある」と言われても、それでは納得できないのです。もっと広いところで、たくさん競争相手がいるところに出てゆきたい。正確な格付けを求めてそうするのです。《略》「そんなことをしているのは自分しかいない」という状態が不安で仕方がないのです。「みんなやっていることを自分もやっている」方がいいのです。たとえどれほど低くても、精度の高い格付けを受けている方が安心できるのです。これは現代日本人が罹患している病です。そして、日本の大学もまたそれと同じ病に罹っている。
うーん単に「お山の大将でいたくない」ならば、健全な意識のような気もする。正確な格付けを求めるとまで言うと微妙だけど、「天狗になっててもしょうがない」ぐらいならば良いのでは。
違和感も書いてきたけど、根本的には「市場原理には単純で画一的な物差しを求めすぎる弊害がある」であって、それは完全に同意してます。アメリカの大学のようにもっと寄付金の割合を増やす必要があるし、そのためには税金体系なども見直していく必要がある。色々と問題はあったけど、ふるさと納税は地方の活性化に役立ったと思う。大学に対する寄付も同様に設計すれば良い。文科省だけが予算を決めるのは絶対反対。現時点の思いつきレベルだと、「税金の中の一定数を教育機関に寄付したら、お礼としてその教育機関の雑誌や所属する先生が書いた本が届く」ぐらいで良いと思うな。この時に過去に受講した講座の評価もセットでできるようにすればいいじゃん。
色々かいたけど、いま民間企業では「ジョブ型雇用&自律的な学び」の大変革中。私も自分自身が講師をする回数は激変して、「自律的な学びを促す活動」の割合が高くなってる。そんな中でこの文章を読んだのは非常にためになった。
本当のこというと、個人的に一番学びがあったのはこの部分。
僕が教員評価にこだわったのは、教員の中に、あきらかに給料分の働きをしていない教員たちがいたからです。ろくに仕事をしないで高給を食んでいる人たちが手を抜いているせいで、学務の負担が他の教員に回ってくる。さぼる教員のせいで、他の教員たちの研究教育の時間が削られている。それがどうしても許せなかった。そういう怠け者をあぶり出して、仕事をさせなくちゃいけないと思って、教員を管理する仕組みを考えたのです。
でも、これはまったく失敗だった。だって、怠け者の教員というのは評価しようとしまいと関係ないからです。休日を返上してセクハラ講習会を開いても、セクハラ教員はそういう講習会には来ないのと一緒です。絶対にセクハラなんかしそうもない人たちだけが集まってまじめに研修している。そういうのは時間の無駄なんです。働かない人は評価システムがあろうがなかろうが働かない。せいぜい給料分ぎりぎりしか働かない。
制度を変えて、働かない人をあぶりだして、自浄作用を促す。そんなのは甘い夢。どんな制度も抜け穴はあり、働かない人は抜け穴を探すことについては本気だしプロ。そう思った方が良いんだね。此処を腹の底から分かっただけでも、ものすごく感謝してます。
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90年代前半、僕が高校生のころ、シラバスに取り組んでた親のことはよく覚えている。いつも家で深夜まで仕事していたけど、シラバスの時はこの単語を散々聞かされたから。最初の頃は「シーラカンスの親戚みたいな単語」ぐらいにしか思ってなかった。シラバスという単語自体も「講義目次」ぐらいでいいのでは。
私塾に道を見出す内田氏も正しいと思うけど、根本的には大学教育の中身だよね。高校卒業して大学4年間という設計がもう時代遅れだと思う。社会に出てすぐ使える技能を高校時代に身につけるのは、複雑化した現代社会では不可能。けど、やっぱり技能だけだと目先の改良どまりだから、いつか全ジャンルを網羅する視点は身に着けて欲しい。突き詰めれば真善美の世界。それを教養という言葉で表現すると手垢にまみれているけど。
文系・理系じゃなく、技能と教養で大学を全く別に分けて、それぞれが自身に見合ったレベルの大学に行けば良いと思う。この二つを強引に同じ大学で同じ時期に学ぶからこそ、色々なミスマッチが発生しているのだと思う。良質なテレビ番組だって、一つの教養大学だと思うしね。
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ウニスパでなくホヤスパを提案してから5年目。今までなぜ思いつかなかったんだ!と吠えたい気分。この一人用土鍋でずっと味噌煮込みを作ってきた。もう100回以上軽く作ってる。味に深みを出すために、輪切りのイカを良く入れてた。イカ墨が味噌煮込みの隠し味になるんだよね。けど、イカの代わりにホヤを入れるのは、やっといま気づきました。。この旨さ。ホヤの内液の強力さはイカ墨の比ではない。赤味噌との絶妙なハーモニー。これならホヤが苦手な人で食べれると思う。
コロナの時代になって宮城沿岸部に新入社員を連れていくこともなくなった。2020年は現地応援企画として、雄勝の海産物の購入案内も全員に送った。その時に、復興支援プログラムから帰ってきて、そのままホタテ抱えて赤石・悪沢に行った写真も載せた。
これがアウトドアでのホタテの食べ方だ、と。けど、そのときこの味噌煮込みの写真があったら、ホヤの売り上げにも貢献できたかもしれない。。さすがにバーナーの上でそのまま生のホヤを焼いて食べることはできないが。。
私は毎年担当として雄勝に行っていたけど、それができない同僚のために職場で海産物パーティをしたことがある。
匂いの時点でホヤが無理=30%、
食べてみて無理=30%、
結果、ホヤを気に入る人は30%程度だと分かったが、このホヤ味噌煮込みならば60%がいけると思うな。
味噌煮込みって、家族全員で大きな鍋をつつくことはないから、一人用鍋の方が似合う料理。名古屋出身の人も実家で味噌煮込みを食べることってあまりない気がする。けど、一人暮らしの冬は週に1度は食べてました。どんどん簡略化していって下記の通り。
■■ホヤ味噌煮込みの作り方メモ■■
(冷凍うどんをそのまま使って15分で作れる味噌煮込み)
[材料(一人分)]
?ホヤ(1〜1/2個)
?赤味噌(だし入りでなく本物)
?キノコ類すきなもの(シイタケ、エノキ、ぶなしめじetc)
?肉(最近は豚しゃぶ肉をつかってます)
?冷凍うどん
?ネギ(1/2本) ニラとかあっても良い
?油揚げ(1枚〜2枚)
?卵
[作り方]
1.土鍋に?〜?を入れて中火で10分ほど(味噌を溶かしながら沸騰直前まで)
2.?をいれて、上に?と?を並べる。冷凍うどんで温度が下がるので、一気に強火で5分程度
3.火をとめて最後に卵
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このやり方だと肉の火の通りが不十分なときがあって、いまはステップ1の最後の方で肉を入れてます。
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スマホの時代になって、手が汚れるお菓子の売り上げが落ちている。禁スナック菓子のはずが、最近OKストアのPBポテチにハマってる。この商品の旨さ・コスパの良さ。他社のPBポテチと比べてもトータルでTOPだと思う。
何度か食べると、手が汚れるのが嫌になって、本気でポテチトングを探し始めた。ちゃんとまとめサイトもできてるね。先端が浮くのは必須。この「への字形状」は興味深い。また割りばしを刺せる発想もCool。これぐらい百均で売ってほしいけど、無いならば3Dプリンターで良いとこどりの自作トングを作ろうと思った。
「トング STL」で検索すると山ほどデータは見つかるから、サイズだけ調整すればそれでもOK。けど、上記の利点のために「浮かせる&箸もさせる分解型」を考えた。U字部分と腕2本を別にして、U字部分に箸も取り付け可能な仕様。腕も倒した形で印刷すればサポートなしでいける。さすがにここまで凝った作品データは公開されてない。
おっし、作るぞ。
とおもった瞬間に、、まてよ・・・本当にわざわざ作るものなのか???という心の声。
トングの形状を頭から外す。箸より簡単につかむなら、つかむ=洗たくバサミでいいじゃん。バネが強いとポテチが割れるから微妙に力を入れ続ける必要があるけど、トングも挟む間は力を若干いれてる。なので、家の洗たくバサミを色々試してみました。そしたら、木製洗たくバサミが、長さも材質もバネの硬さもちょうどよい。
プラスチック製では必要な溝もいらない。木製だとポテチの油を吸収するから滑らない。そのまま使える。
もちろんCADと3Dプリンターをマスターするために作ってみるのも良いと思う。トングは比較的簡単な形だから練習題材としてふさわしいし、分解式だと難易度もちょうどよく上がってる。今後、誰かに教えるときの題材にしてみるか。
とりあえず、今後はこの洗たくバサミでポテチを食べる事にします。なんだが禁ポテチからずいぶん遠い世界に来てしまった気もするが。。。当面は「この活用法の有効性確認」としておこう(汗
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こんなんあるなら指サックでもいけそうだね(笑)
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◆答えはある(以前に誰かが成功した)
「答えを教えてもらっても、なぜそれが答えになるのか分からない」ならば、誰しもが難しさを感じる。「?他の答えがあるのでは?」は答えの限定性だから、他の答えが見つかるぐらいの人ならば、あまり悩まなくてもいいのかも。答えが複数あると分かったら、その分だけ自由度増えるしね。難しいのは「?その答えはどうやって出てきたのか」であり、もっといえば「?答えとして完璧なのか。穴は無いのか」
ここら辺は突き詰めると「何度もこれで上手くいった実績がある」だけになる。どれだけ証明されても、数学みたいに定義から始まる世界でなければ、証明は本質的な正しさを保証しない。
◆答えが無い(未だ誰も成功してない)
こちらの方がもちろん難しい。「?答えがまったく思いつかない」も難しいけど、「?色々な答えがあって絞り切れない」方が難しい気もする。どれを選んでも上手く行くならサイコロでも振ればいいのであって、悩むときは「?'答えの候補はあるけど、どれが本当の答えなのか分からない」だね。一つ一つ試してたら時間オーバー/材料・燃料・やる気ゼロになるような。
すると、
◆人によって成功する方法が違う
こういう種類の問題は確かに本人にとって難問で、調べれば成功談が出てくる分だけ迷いが増える。見つけた手法を真似しても成功の保証が無いのだから、上記の?になりやすい。仕事だろうと恋愛だろうと相手が人間の場合の難しい問題はすべてここに当てはまるのかも。特に怖いのが「他の人は成功してても、貴方が成功する方法はこの中に無い=スタートラインにたててない」
けど、同じ人間なんだから、同じ相手でもなければ、どこかに答えはあるかもね。たとえば「アイドルと一般人が恋人関係になる方法は無い」のが答えだとしても、「一般人同士ならば恋人関係になれる」とは思う。
あなたもアイドルになるか、TV局勤務になるか、漫画家とかになってドラマで使われてアイドルと知り合うかとか、etc だけど、こう考えると松田聖子は歯医者だから、アイドル&医者ってそれなりにある組み合わせかも
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ここまで考えた上で、今の直面してる問題を整理する。
すると、「答えはない」かつ「?これまでの失敗例はある」 しかし、「?失敗例が失敗した理由は不明」なんだよね。その失敗例を選んだ人たちも、理由は不明だから、「手法は間違っていない、投入する時間や資源が足りないだけで、いつか成功する」と思ってる可能性もある。
結局さ、研究上の問題って、こういうものなのかもね。もちろんこれまでの案は「これ修正すれば良いかも」「これぜったい選んじゃだめ」「やっぱりゼロから全部考えるか」の中で取捨選択してきた。今回は修正2割+新規8割の「これで壁を越せる」が不十分だと気づいて、新年早々落ち込んでる。。
その上でもっと考える。「?人間は自然にできている。けど、機械はできたことがない。できている理由を人間自身は説明できない」
ここなんだよね。輪をかけてヘビーになるのは。。
分かりやすい例で言うと、ロボットの二足歩行。
人間は障がいとかなければ誰でもできる。生まれてすぐはできないけど。そして人間以外でちゃんとできる動物はいない。(レッサーパンダとか数歩は歩けるらしいが) だから簡単なのか難しいのか良く分からない。失敗例の多さだけが困難の証明になるような場所。二足歩行はホンダのアシモがイノベーションを起こした。けど、
人間をおんぶして二足歩行はできない
これができるようになったら、車いすなんていらなくなる。すげー社会的価値もある。けどめっちゃ難しい。重い荷物ならば、まだなんとかなる。けど、生物を背負うってのは、背負っているときに相手が予期せぬ動きをして重心の位置が変わるから。人間同士でも、おんぶされてる側が暴れたら無理だから。
で、AIついて。
もちろん二足歩行と同じく、人間以外の動物ではできない。(お互いに鳴き声で通信する動物は多いけど、どれだけの情報量をやり取りしているのか、それは謎でもある) そして、ずっとこの分野の研究者は甘く考えてた。1960年代には2000年にはHALぐらいのAIが出来ていると思ってた。あれ?このwikipediaにはHALの名前の由来がIBMから一文字ずつ前倒し(I⇒H、B⇒A、M⇒L)してできたと書いてないね。一応この記事の画像もHALにしておくか。
新年早々《道具》でこんなにも詰まるとは。。。
法律も道具の一種?かか考えるとドツボ。これは「決めの問題」でいいのだけど、上手い決めと下手な決めは明確にある。ここら辺を真面目に考えていたのは阪大の溝口研のオントロジーだと思うけど、概念階層の奥にある思想というか、大前提の定式化がイマイチだったと思ってる。だから本気で考えると全部零からになる。
結局さ、料理のレシピは特許にならないくせに、ソフトウエア特許があるってのが、ここら辺のカオスさの証明な気もするよ。いかん、久々に両側の崖に落ちそう。両方足を滑らして又裂き状態。久々だわーー。ここまでになるのは5年か10年ぶりぐらい。
こういうときに一番助けになるのが、物理的に両側崖の場所を歩いた経験なんだよね。
それは間違いない。だからこそ大キレットに3回いったのだから。写真も上においておいた。これが有名な長谷川ピーク。ゾクゾクくるよ、ここは。去年もいく予定が同行者が「コロナ&テレワークで体力落ちてて・・・」と辞退してなくなった。。さすがにあそこに単独ではいかないからなぁ。本当は3年に1度は行きたいのだけどね。
今回ここを通り抜ければ、次回からこの足場ぐらいのものができた状態にはなるだろう。この足場がなかったら、私のレベルでは大キレットにはいけない。それも認めなくちゃいけないし、一番最初に道を切り開く人は、それだけの価値がある。登山でそのレベルは無理だったが、AIでは行けると思う。こんな状態でもこれまでに10回は越えてきた。その経験を信じるしか今はできないけど。。
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?エントロピーの法則以外の基本物理法則は時間を含まない
?エントロピーは”乱雑さ”というざっくりな視点であって、粒子単体には適用できない
?熱こそがエントロピーであり、移動に伴い必ず発生する摩擦は熱を生み、エントロピーが増える
?人間の体も体温という熱を生み出す。これは呼吸がベース。だから生物時間は呼吸の速度に依存し、動物ごとに違う
?自然時間は地球の自転と公転に依存。太陽熱による気温変化
?精神時間は出来事の記憶の連鎖から仮想的に生み出されている
この本は?以外ほとんど書いてある。?は名著『ゾウの時間、ネズミの時間』を読めば良い。私は高校生ぐらいで読んだ記憶。読んだ時は生物には固有の時間感覚があると理解したけど、自然時間、精神時間と対比させる視点は今回のこの本を読んで初めて理解できた。
12月の年の瀬になると「今年はもう終わりか」と思う。歳をとるごとに時の流れが早く感じる。これは人間の内面が精神時間だから。記憶は勝手に取捨選択するから、いつもと同様のことは記憶に残りにくい。幼い頃は毎日が新しい出来事の発見だけど、歳をとって経験が増えると既知のアレンジ程度。だから、幼い頃の自然時間と精神時間の対応関係で考えると、ズレが生じる。
この本の一番面白い点は「自然時間」を絶対視してないこと。単に太陽系の地球の上での有効範囲しかない。タイムマシン的発想=「過去に戻って行動を変えれば未来が変わる」も間違いで、過去に戻っても、その出来事は今という出来事の後にある。時間軸という考え方が間違っていて、結局は「出来事の連鎖」
「死後の世界からみると過去も未来も全部わかる」と良くいうけれど、確かにこれら3つはこの世でしか意味のない話。死ななくても、悟れば時間は無くなると聞くけど、それも確かなのだろう。
この本のいうとおり時間は存在しない。というよりも人間の勘違い。人間が理解している時間は3つの要素が絡み合っていて、余計に理解から遠くなっている。存在するのは、出来事(因果)の連鎖だけ。それが正しい理解なんだね。
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本作品についてネットでは「最後の女性は誰か」含めて色々と考察している人が多いので、うちとしても思うことを書いていきます。完全ネタバレです。
◆最後の女性は森下。「また恋をしようね」という彼女は与論島の街歩きを遠慮する
最後の女性が若く見えるとか髪型とかは横に置く。あくまでも登場人物の心情を理解することが物語を味わうことだと思うから。ネットでは非森下説の一番の根拠として「森下なら与論島のマスターのところに一緒に行く」が挙げられており、それにみんな同意しているように見えた。こちらとかね。けど、個人的には違うと思う。
当人たちいわく《最悪の形での出会い》から始まった恋愛を一旦終わらせて、「また恋をしようね」。
それは学生時代の最後の指切りで森下が誓ったことでもあるし、力也のお葬式の前日の店の中での電話でも「もう一度恋愛がしたくなってきた。やり直しじゃない。いちから始める恋愛」と言っているから、本当は森下は与論島に行くのさえ乗り気じゃなかったんだと思う。それを分かってない純平の単純さは個人的にほほえましい。最初の出会いを除くと、やっぱり与論島が二人の出発点だから。
これは男女の恋愛における発想の違いに思える。再び付き合いだした森下は、純平から「与論島に行きたい」と言われたとき、さすがに「与論島は嫌だ」とまでは言わないと思う。けど、街を歩くのは遠慮する気がする。これがうちのサイトの男女理解の本質部分です。
◆最後の女性=美奈説について
確かに純平の今の不倫相手である美奈の健気さはある種の心をうつ。美奈ファンが最後の女性を美奈だと思いたいのも良く分かる。けど、その理由で「男は若い女性に惹かれる」を持ち出して来たらこの物語のファン失格だと思う。そもそも美奈が森下に似ているのは倉知も証言しているし、40代の純平に若い子特別扱いの観点がないことも、最初に社屋を出たときの会話でも表現されている。
◆倉知と同居しても水商売を辞めなかった理由
これを納得いかないと書いてるサイトがあったけど、森下はこれを選ぶと思う。誰かひとりに完全に依存する怖さを味わったからこそ、住む場所は倉知で、お給料は水商売。もちろん普通のバイトでもある程度は稼げるけど、私立の学費&生活費を稼ぐには水商売しか選択肢が無かった。もちろん頼めば倉知はお金も貸してくれたと思うけど、それは嫌なんだと。
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ここから先が個人的な疑問というか考察ポイント。
◆最初のカンニング口止めのSEXは必要だったの?
物語の根幹にいちゃもんつけているかもしれないけど、とりあえず受験会場では純平は黙ったのだから、あとで変心して大学に告発しても証拠不十分になったと思う。だからSEXまでは必要なかったのでは。あの時の森下がそういう冷静な心理状況じゃないかったのは当然分かっている。だから、ここはもう一歩奥があると思ってる。
頭の良い森下なら東京に出て大学生になる=水商売をすることも受験中から分かっていたし、その世界に飛び込む前に同年代の男の子とSEXを経験しておくのも一つの方法だと思っていたと思う。もし森下のカンニングを見つけたのが爽やかでスポーツマンな純平の真逆なタイプの男だったらSEXまではしてないとおもうな。だから、あの時点で自分からホテルに連れ込んだのは本能的に森下が純平に惹かれたのだと思う。「一瞬でそこまで分かるわけない」という意見もあるかもしれないけど、運命の相手は一瞬でわかると思うな。
◆倉知が地味に一番ダメージ
異性なら誰でも惚れてしまうようなタイプ。森下も純平もそう。だから最初に力也は森下に惚れて、聖子は純平に惚れる。この二人がお互いに付き合い出すのが自然な流れ。この物語の良いところだと思う。この二人が大学の最後に別れる部分、その理由が就職観の違いというのもリアルで良い。何気にこのサブキャラ二人が非常に良い味だしてる。
そして、親同士の関係が悪くなったら、迷わず駆け落ちする留美も良い。最後の一線の手前で拒否する留美の「したくなるからダメ」という理由は確かに前田でなくても男に響くね。だから一番ダメージなのは倉知だと思う。
個人的にこれはキツイなぁと一番思ったのは、ふたりが同居するときに、森下が「純平とはそういことはない。けど、いまは心の整理がついてない」と言った点。この時点で男としては純平はレースから脱落と思うよね。。ところが学生時代の最後に純平を選ぶのだもん。倉知の立場が一番つらい。
けど、冷静に見れば、
倉知=森下を昔から知っててなんでも頼られる
純平=森下が一番笑顔
の時点で最初から答えは出ている。
◆お葬式の前日に二人で会おうとするのを周囲が止めた理由。
個人的にはこの行動が一番のキモの気がする。二人がよりを戻してほしくて止めたのか、今のお互いの生活を尊重してよりを戻すのをやめてほしくて止めたのか、前田と聖子の意識がそれぞれ微妙に違っている気もしたけど。今の理解では、聖子は前者で、前田は後者の気もするが。まあ答えがなんにせよ、あくまで5人で過ごしていたのだから、お葬式の前日に二人だけで会うのは二人にとって悪い作用になったと思う。一時的によりを戻すことはあっても、与論島にいくまでは無いのでは。
◆大学時代の後半に雪と付き合っていたこと・別れの言葉
倉知と同じく、女性側で一番可哀そうなのが雪。明確には書かれてなかったけど、高校時代にシンナーつかったレイプまがいになって、それがヤリマンという形で高校内で話題となり、逃げるように地元を離れ、ガチ愛人をしながら看護の短大に通う。ヒロインの森下と実は似ている境遇というか、森下よりもヘビー。だからこそ、純平も雪と付き合っていたのだと。こちらの半同棲は体の関係もあって、倉知と森下は何も無し。まあこれが男がつくるストーリーだといえば身も蓋もないけれど。
最後に愛人を登場させて別れるけど、そのときの「傷つけられた方が忘れれる。傷つけた方が忘れない」というのは言葉足らずだとも思う。恋愛なら正しいけど、イジメだと真逆だから。結局、心の傷が問題ではないんだよ。傷であるかぎり、恋愛でもイジメでも
同じなのに、実は真逆なんだから。
以前に取り上げた松実啓子の「赦せよと請うことなかれ赦すとはひまわりの花の枯れる寂しさ」と同じだね。この部分は奥にループがあると思っているので、そろそろ真面目に構造を解析しておかないと。
ということで、個人的に書きたかったことは全部書いたつもりです。連載当時は物語の設定=東京での大学生活&文系&サークルリア充&広告代理店が自分自身と一つたりとも重ならないから興味なかった。けど、先日、ひょんなことからこの漫画のストリーを改めて読むと、確かに最初にそんな衝撃の展開から始まったよなーとか、そういえば最終回ってなんだっけ?とか気になりだした。そのうちマンガ喫茶に行って読もうと思ってたら、アマゾン読み放題になっているのに気づいて昨日1日かけて全部読みました。
現時点では「数奇な運命の恋愛」を上手に描いた作品だと思ってる。与論島で雪と会うのがあまりに偶然すぎると書いてる人がいるのも良く分かるけどね。お互いが初めてでかつ衝撃的なことがあって、そのあともずっとそれを引きずってお互いがセカンドバージンになる。その根本的なとところが同じということに、ここまで書いてやっと気づいた。今までは表面的な違いに気を取られていてた。。で、なんでいまK-ci&JoJoの最終作を聴いてるんだ。。ここでSomebodyかよ、、、この曲がここに繋がるのか。色々重なってめまいがしてくる。
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先週土曜日の東京100kmウォークから3日間経過しても未だに左膝だけは痛い。。が、気を取り直して研究の続き。2019年から「もうちょっとで実装」を言い続けたらオオカミ少年の扱いになってますが、ほんとに今はもうちょっと。
とおもったら、こういう大問題にぶつかるんだよね。。
一人称:私 :I
ニ人称:あなた :You
三人称:彼、彼女:He,She
ここまでは誰でも知ってる。けど、なぜ三人称までしかないのか、ちゃんとした説明を見たことが無い。そして、ほんとうに三人称って必要なの? 三人称がない言語って存在するのでは?
Let's Go ピダハン。
お、このサイトは以前見つからなかったけど面白い。けど、人称はちゃんと書いてない。以前に図書館で借りたピダハンの本はそろそろ買わないとダメかもなぁ。けど、人称について尖がったことが書いてあれば絶対に記憶に残っているので、やっぱり書いてなかったと思う。
それ以外はこちら?とこちら?か。現時点で「ピダハン 言語 三人称」で調べて見つかるのはこれぐらい。?はうちと課題意識が似てる。こういう記事とか特に。「 離散分裂(再)融合更新循環サイクル 」は直感的には複雑すぎる道具立てに思うけど。?は言語についての入門編ぐらいだね。
これまで散々言語学の本を読んできたけど、誰一人この課題意識は零だった。この二週間ぐらいずっと考えてきた。身近な人に聞いてみたら「四人称=あの世の人ってどう?」という説をもらった。オモロイ。けど、これは三人称の人がいる場所の違いのように思える。無理に4番目を作りたいわけじゃない。
問題は、一人称しかない言語、ニ人称しかない言語、三人称しかない言語の違い。何が増えると人称が増えるのか。
この設問に関して、実際の言語が存在するかどうかは気にしない。それは文化人類学者の範囲。1から2が出来たpointは少し考えれば明白。2から3が出来たpointについては今思いついている仮説はある。この仮説に従うと4がないことも証明できるし、根本的なモデリングにおいて3も必要ないことも分かる。
まあ極限まで行くと人称なんて主観と客観の違いになるから。これは言葉で解決できるレイヤーではない。本気で解決するならば悟らないと。
ただ、この件を考えていて、やっとわかったよ。
自己の心情を主観でしか見れないのはしょうがない。どこまでいっても客観には辿り着かない。
人間関係がこじれる原因は、相手の心情を主観で見るから。けど、相手のことだから客観で見てると思ってる。
主観を主観だと分かっているうちはまだよい。主観を客観だと思うからオカシクになる。
仕事関係だろうと、恋愛関係だろと、これは正しいと思うし、ここまで降りてきたことがうちの人称モデルの有効性の証明のつもり。間接証明か状況証拠の積み重ね。いまのところそんだけだね。
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この三連休で久々に断食してました。土曜日〜日曜日で34時間。最近は断食もファスティングと呼ばれてちょっとオシャレ?になってる。ネットにも情報が増えた。昔は下記に書いたぐらいの状況だったから。
たとえば断食。1日断食はこの本を参考にこれまでにも10回ぐらいやったことがあるけど、「食欲の強さ」をトコトン痛感するから。朝から何も食べないと10時に山場がある。100%ジュース100ccで越せる。昼12:00の山場はきつい。それでも前日に沢山食べてれば(正月とかで沢山食べたからこそ断食するわけだが)、14:00には収まる。だから本当に苦しいのは21:00以降です。あれを体験すると、ラマダンがあるイスラム教の視点の鋭さを痛感する。
ダイエットの正しいやり方はこの本で結論でてる。1日の取得カロリーが同じ場合
?少ない量の食事を何度もとる。
?ガツンと食べて良いので、食事の回数を減らす。
筋トレとか一部の食材制限とか色々あるけど極論は2つ。実験結果から?が正しい。世間一般で?が失敗するのは、間食で糖分(飴とかジュース)を摂取するから内臓が休息できない。?の方法でテレワーク太りを昨年解決したけど、今回断食したのは登山に行ってないから。過ごしやすい季節である秋こそ身体的にハードなことをしないと、仕事以外のモチベーションがKeepできない。特段太ってなくても「人生つまんない」とか「何一つやる気がでない」と思う人はとりあえず断食すればいいと思う。感覚はクリアになるし、追い込んでこそ見えてくる世界もある。
これまでの断食は100%ジュースを途中で飲んでたけど、さきほどの本を読んでジュース以外を探してた。今回お世話になったのが、こちらの漢方薬に匹敵するほどの塩です。最近は寝る前と起きた直後に数粒食べているので、断食中も使ってみたら非常に良かったです。
健康の根本は塩だね。ちなみに断食明けの回復食も大事。25歳ぐらいで一番最初に断食したときは、夜の7時に「明日の回復食つくるかー」と思って作った高野豆腐をそのまま食べて失敗したから。。それぐらいに大変なんだけどね。。
高野豆腐は回復食として悪くないけど、砂糖入れるからなぁ。肉が論外なのはもちろんだが、やっぱり砂糖も零にしたい。今回は作りおきのモヤシとキュウリと人参の3色ナムルを食べた。最近はスナック菓子もこちらに置き換えようとしている。ここでも塩はポイント。料理ではこちらの天尊の塩を使ってます。
三連休最終日もそのままの勢いで14時と18時に昼と夜を食べただけの、20時間ダイエットをしたけど、その反動で今日は仕事をしながらスナック菓子を二袋も食べちまった。さつまいも系スナックが一番好き。せっかくポテチとか油きついのは体が拒否するようになったのに、おさつドキのようなタイプは欲求がある。ここら辺がまだだだね、、、
一気に2kg減らした反動。二泊三日のテントかついだ登山だとそれぐらい痩せるが、断食でこの目標はさすがにやりすぎた。。まあもちろん登山の後も一週間以内にリバウンドするから、月に一キロぐらいのペース以上は無理だね。
今後は昨年みたいに、毎日12時&18時の18時間ダイエットを続けていくかなぁ。けど、今の状況では月1回の断食ぐらいしないと壁が越せないと思ったりも。
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何かの雑誌かサイトを読んでいたら本作の存在を知った。購入してから1年ぐらい積んであったけど、やっとワンゴンも見終わったので、こちらも見ました。
エロアニメの位置づけだが、確かにジブリっぽい特徴がある。宮崎駿がブチ切れて首にしたというのも納得。飛行石モドキとか小物も悪くない。ちゃんとwikipediaにも記事があるし、アマゾンのレビューを見れば大体わかると思う。こちらのサイトに特徴的なシーンも出しながら紹介しているので、本サイトとしては省略。
絵としてはPC-98時代に近いと思う。88年の作品だからアニメの方が先行してるね。内容については、うーん、敵のボスの仮面が取れた時に、ヒロインが驚いた顔してたけど、そこの伏線?を回収してほしかった。それが一番の気持ちです。あとの内容については、ラピュタを好きで、人間の業を正面から見つめるならば、一度は見てもいいと思う。ってそんな大げさな話でもないか。単に話のネタぐらいかもね。
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2011に神奈川にきてから年に一度は自家焙煎珈琲のためにバッハに行ってた。何度か行くうちに吉原がすぐ近くと知った。数年前に観光で歩いたら樋口一葉記念館を見つけた。『たけくらべ』の舞台が吉原とは学校で教えてくれないような、、、それ以来、自分の中で「吉原Deep散策」のコースが出来上がっていたけど、ネットで紹介されているコースは小塚原刑場が入ってない。
「珈琲も刑場も吉原に関係ないじゃん」という意見は、浅い。
刑場と吉原が近いのは幕府の意思だし、ドヤ街がその近くに出来たのも自然の流れ。ドヤ街とバッハが近いのも田口氏の意志だから。日本で一番有名な珈琲屋だから、銀座などへの移転を勧められても断った。その意思を全部セットで味わうことで見えてくる世界がある。
それだけでなくネットで見つかる吉原観光コースには浄閑寺が入ってないプランも。遊女たちは
生まれて苦界、死んで浄閑寺
とまで言われたのに、此処が入ってないのは純粋な問題外。鬼滅の刃の遊郭編が放送されるまでに、ほんとうの味わい方をUPしておきます。
◆南千住駅→小塚原刑場
歩いてすぐ。線路の南側の場所に大きなお地蔵様があって空間変異度が高い。霊感高い人はあまりいれないだろうね。横の南無妙法蓮華経の石碑が良い。こ線路の北には解体新書の記念レリーフもあるから、そちらも忘れずに。
◆バッハ
店の外まで列があることが多いけど、午前中のおかげかそのまま着席。その後すぐに来たカップルは待合席だったので、ほんと運が良かった。今回はマンデリンがなくてびっくり。100%のブルーマウンテンを飲めるのはここだけなので、1600円ぐらいするけど飲む価値あります。あれだけ浅炒りだとすっぱいハズなのに、ブルマンだけは不思議な透明感がある。
◆散策
バッハからほぼ真西にあるくと吉原公園にぶつかりそこから北へ。公園の向いは今の吉原。他の場所に比べて黒服の平均年齢が高い。歩いているとプレッシャーをうける。新宿とか他の場所だと日陰扱いなのだが、ここでは「俺たちは伝統を守っている」という態度だから。いくらそういう店に一度ぐらいならも行ったことがなくても、あの場所では圧に負ける。エロ本エロサイトを一度でも見たことあれば負けると思う。その負け気分は不思議と味わう価値がある。
◆樋口一葉記念館
受付の奥にある館内アニメの出来が良いので、それを見てから見学するのがおすすめ。15分x2本と8分x2本だったかな、全部見る価値あります。個人的には半井桃水と一葉の仲が気になる。
◆見返り柳、大門
定番の撮影スポット。鬼滅の遊郭編の放送後は雲取山ぐらいになるかも。雲取山を日帰りできるなら日本2位の北岳に行って良い。それぐらい大変なのにオタクが思いつきで来て遭難まがいになってるから。吉原もひやかし気分で来るところじゃない。来るならこのコースを全部味わう覚悟で。
◆吉原神社、吉原弁財天、鷲神社
定番のスポット。ここの弁財天はマリアの雰囲気がある。今回はやっと鷲神社にも立ち寄った。途中に飛不動もあったので立ち寄った。飛行機関連のお仕事の人の人はおススメらしい。途中に樋口一葉の家跡地があるから、そこも。
◆浄閑寺
墓地の奥に遊女たちの慰霊の仏像があって、対面に永井荷風の句碑がある。この仏像が小塚原刑場の仏像とリンクしてる。両方見ればわかります。
いま改めて調べてたら「あしたのジョー」の銅像があるんだってね。立ち寄っても良かったかも。。今回も天丼で有名な「土手の伊勢屋」に立ち寄れなかったので、そこら辺は計画をうまく立ててくれれば。刑場の近くにはいつも人が並んでる鰻屋の尾花がある。どちらかは寄る価値あるね。その点は今回の散策の改善点だね。。
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それでも、苗場の本質は登山なのだと言いたい。
これまでずっと苗場山をなめてた。百名山だし、花の百名山であることも知っていたけど、「しょせんスキー場でしょ」と思てた。今回、メンバーが行ったことのない百名山として苗場になった。関東ほぼ行きつくした人も何となく苗場は後回しになってたから。
行ってびっくり。苗場の頂上の池糖はすごかった。個人的には
・雲ノ平
・尾瀬
に並ぶと思う。尾瀬はハイキングだし、雲ノ平はマニアックするぎる。山ガールは尾瀬でデビューして、次が苗場山。このステップがパーフェクトでは?
もちろん東京近郊なら筑波や高尾山や相模大山に先に行って、尾瀬といっても至仏山は行く。さすがに一泊二日で燧岳と両方登るのは初心者にオススメしない。
苗場に感動したのは頂上台地だけじゃない。神楽峰の雷清水。「かぐら」はスキー場として知っていたけど、漢字は「神楽」なんだね。当たり前な気もするけど、祓川という名前とセットだとやっぱりびっくりした。行先が決まってから登山口を調べているときに驚き、実際に上って雷清水でもっと驚く。
これまでにも結構な数の登山をしてきたけど、頂上直下であれだけの旨い水があれだけの量で流れているのは、、、位山ぐらいしか思いつかない。登山としては激マイナーだが、パワースポットとしては激有名。結局、位山も苗場も両方ともスキー場があるのは、そういうことなんだね。それだけ大事な山なんですよ。
8/1にいったけど、高山植物はまだ沢山咲いていた。7月の白山に匹敵すると思う。かなり苗場を舐めてました。まさしく神の山。「コロナの次は食糧危機」ってのが陰謀論の定番の流れだけど、苗場はその流れに対抗する。神代の時代にあそこで食物を育てた。それぐらいの価値ある。
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初心者というよりも私自身がずっと勘違いしてました。。前回の投稿は本質ではなかったです。ししおどしはやる価値はあるけど、それだけじゃ発生零にはできなくて。。
?強く引っ張っぱれば解ける絡み
?引っ張るほどに締まる絡み
この二種類があって?の原因はたるみ。それを防ぐししおどしは価値がある。けど、これまでの経験上、本当に印刷が失敗するのは?だから。これも?の悪化だと思っていたのが根本的な間違いでした。?と?はまったく関係ない。逆に?はたるんでいたほうがまだマシだから。
昔手品を勉強してた?ときに両手でそれぞれ紐の両端を持って離すことなく結び目をつくるものがあった。やればわかるけど、簡単そうで絶対にできない。ヒモで輪っかを作って、体を上から下までくぐってもできない。○○するとできる。?も同じ。いちど結び目のように絡まると、絶対に解けない。絡まる以前の入れ違いでも同じこと。
逆に緩い結び目は移動できるように、この絡みもというか入り込みも移動するんだよね。。だから流布してる絡み対策「フィラメントをセットするとき、外すときを意識しましょう」は間違いなく正しい。途中でゼロから結び目はできない。流石にフィラメント作ってるときにもわざと結び目のように巻くこともないでしょう。
印刷の最初にフィラメントが結び目のように入れ違いになったら、それはどんどん後送りされて、途中で絡まる。これが一番の事実なんだね。最初のミスが途中で絡みとして発生する事実が理解できてなく、、、、アマゾンのレビューを見るとここを知らない人は私だけじゃないんだね。
そして、フィラメントを横に出すならししおどしだけど、一番シンプルなのは真下に出すこと。だから配置も変えました。分かってみるとすごくシンプルな話だった。。
3Dプリンターが大変なのは考慮する箇所が膨大にあるから。温度(室温、ノズル温度、ベッド温度)、湿度、フィラメント素材、ノズル移動速度、ベッドとノズルの距離ぐらいは最低限意識しないと安定的に動かない。もちろんずっと印刷を見てて問題発生時にすぐに対処すれば難易度は高くない。けど、理想は寝てる間に完成してること。
途中で失敗する2大要因が
?フィラメントのダマが落ちてきて、ノズルとぶつかり、位置がずれてグチャグチャ
?フィラメントが絡まってエクストルーダーが空回り。何も出てこないヒートヘッドがむなしく動き回る。
ショックがでかいのは?だけど、ネットの情報を参考にヒートブロックを200℃以上にしてから締め直したら上手くいった。問題はフィラメント絡みの方。?と違って途中まではちゃんとできているので、これまでGコードを編集して再開してました。単純に再開するとそこまでの層と定着が悪くなるから、ライターであぶってから実施。
でも、やっぱりこれだと作成物の使用用途によっては不十分なんだよね。私が作っている品物は水圧がかかるのでわずかな隙間からも漏れる。だから根本的な解決が必要。ネットで調べると「印刷が終わった後に、次回絡まないようにフィラメントを巻く」しか見つからなかった。問題だと意識している人は多いけど、解決策が少ない。
?は理由がはっきりしていて、もれる量もフィラメント使用量に比例するから、そのうち落ちてくるタイミングもなんとなくわかる。idboxをつかっているときはヒートヘッドの上に漏れたフィラメントがたまるので、定期的に取り除いていた。こんな対策でも十分にOKだから。
?は原因を絞り込むことすら難しい。人によってはAmazonのフィラメントのレビューに「絡まりやすい」と書いてる。フィラメントの太さの精度やロールへの巻き方は確かに関連があると思うけど、プリンターとフィラメントロールの配置や、印刷物の形によっても変わってくる。どの要因が一番大きいのか、それも分からない。けど、私はずっと同じものを何個も作っていて、一つの作成時間が6時間(インフィル20%)〜9時間(インフィル100%)の長時間なので、真の要因を絞り込みやすかった。
◆途中でフィラメントが絡む理由
?ヒートヘッドが大きく動くときに、フィラメントも引っ張られて、ロールから長く出る
?ヒートヘッドが大きく戻るときに、フィラメントが逆向きに戻ってきて、ロール側でたるむ
?フィラメントロールが最後の方のときは、軽い分だけロールがクルクル回りやすく、たるむ
これが私が認識している原因です。絡む前に「たるみ」がある。
たるんでいるうちに場所が入れ替わって絡む。場所が入れ替わるのは、ほとんど運だと思ってます。
?は零にはできないが、?のあとに普通の印刷でフィラメントを使用すれば、?が発生してもたるまない。だから?と?の時間差と移動距離の問題。
?については新品のフィラメントは重いのでベアリングとかあったほうが良いが、終わりの方だと軽くて回りすぎて緩むことが多い。対策は単純にベアリング無しのフォルダーがあれば良い。単なる割り箸で、丸から四角。やっぱり最後の方は四角い箸でもいいんだね。
?と?に対しては印刷物の配置でも対策できる。印刷物が長方形で、PrusaのようにY軸がベッド稼働の場合は、配置の向きを変えるだけでもヘッドの移動距離が短くなる分、絡む回数はへる。けど、これだと重いベッドを動かす頻度が上がるから個人的にはイマイチ。
フィラメントを下から出した方が、まだたるんだフィラメントが重力で下がる分だけ絡まらないのでは?と思ったが、この写真のように絡むときは絡むね。上から出しているときよりは頻度が下がっている気がするが。
ここまでで昨日は断念。今日もいろいろと考えて、根本的に必要なのはフィラメントが一方向にしか動かない仕組。
?はどうしようもない。?を止めたらヘッドが動かなくなる。だから対策すべきは?でしょう。
一般的にはラチェット機構のようなもの。けど、そこまでやるか?という気分。ネットでラチェットの歯車のSTLデータを探しながら頭の中では他の方法についてずっと試行錯誤。
やっとわかった。ししおどしの逆向き。ししどおしのように動くチューブの中にフィラメントを通す。するとフィラメントが逆向きにうごくときにチューブが上向きになって、たるみがロールの手前に出来るはず。ここまで頭の中でイメージしたら、これまでに印刷した適当なものを組み合わせて15分程度で作成。あとは配置を調整。配置によっては、チューブが二つあってもフィラメントまで逆流します。。ちょうどよい配置にすると、この動画のようになります。OK! GoodJob!
疲れた。。。達成感よりも徒労感のほうが強いぐらい。ここまで気づくまでに、何回失敗したっけな。。。。今月はこんな感じだよ。成功3つ。絡んで失敗8つ。そのうち2つは半分以上終わっていたのに。。ダマもまだ1度発生してます。。シリコンカバーが理由だと想定しているけど、ちゃんと絞り込んでいない。
絡み対策はやっと大きな山を越せた気がする。3Dプリンターのコミュニティーにお返しができたかな。中華クローンを使ってはいるが、オープンソースとして公開しているPrusa氏のことはほんと尊敬してます。
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これだけ考察&対策をやったのに本質じゃなかった。本質はこちら。
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耐水性・耐久性が必要な品物を3Dプリンターで作ろうとしたらPETGが一番良い。
一般的なPLAでは耐水性がイマイチ。水につけてすぐ分解されることはないが、ずっと水の中においたら1,2年しか持たないかも。次の考慮はABSだけど、こちらは印刷中の臭いからパス。そもそもこれだけペットボトルが液体容器として使われているから悩まずにPETG。ところがPETGの印刷は難しい。amazonのPETGフィラメントのレビューをみても一目瞭然。やっと安定的にできるようになったので、メモっておきます。
?1st Layerの定着が全て
?5℃程度の違いでまったく変わる。かつ同じPETGでもフィラメントメーカーで最適温度が5℃以上違う
もちろんどんな素材でも?は基本。けど、PETGはこの?がすごく大変。とくに底面積の大きいとベッドの水平は大切。Prusaはキャリブレーションである程度いけるけど、それでも成功率を高めたかったら Nylock Leveling はやったほうが良い。
A:「SatT99の日記」とB:「Clone Prusa 備忘録」という神サイトがあるので、こちらを参考に改造していけばよい。
私はとくにSDカード印刷で困ってないし、ラズパイはあくまで音楽サーバーなので、WindowsにOctPrintを入れて、Prusa Leveling Guideを入れて調整しました。普通に作っただけなら右上の測定結果のように2.1mmの高低差がある。これをBサイトのとおりに0.02mmまで攻めていく。ただ、説明動画を見てもNylockの必要性が不明。Bサイトはスプリング併用しているが、スプリングとネジだけでいけるのでは?と思い
M3x20mmの皿ネジ
線径0.8mmx外径10mmx長さ38mm
この二つをコーナンで買ってきて、スプリングはペンチで3分割。想像通りNylockは使わずにうまくいきました。実際、0.05mmの先の世界は金属の熱膨張とかでも変わりそうなので、ある程度のラインで止めておけばよいですが、さすがに最初の2.1mmの高低差はあんぐり。いくら最初にキャリブレーションするといっても、これはやばいでしょう。Prusaも今後は標準品をネジの台座でなくスプリングにした方が良いと思います。
ちなみに中華製クローンはヒートベッドを動かすための台のうち完全にねじ切りされてない穴が2個あったので、もとものとのネジも2本使った。じゃあスプリングだけでいいのか?と言われると、、うーん、ネジは20mmで下に貫通していた方が良いと思います。
あと、もちろん?のためには1st Layerはヒートヘッドの移動速度を遅くしないといけない。私は結局、25%まで下げてます。通常の速度は造形物や外周・インフィルによって40~80mm/sで変えているけど、1st Layerは25%です。
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めっちゃ疲れた。。やっとまともに動くようになったけど、これだけ大変とは。家庭用の3Dプリンターの最高峰はPrusaだけど、、組み立てモデル&中華クローンの大変さ。
3Dプリンターについて調べればPrusaが有名なのはすぐに見つかる。完成品は15万円ほど、組み立て品が10万円弱。組み立て品のレビューでは「こんだけ大変なら完成品を買うべきだった」と書いている人が多いけど、、当時は完成品も組み立て品もAmazonで売り切れていた。こちらのサイトをみて中華クローンもいけると知った。すると5万円。さすがにこの値段差は大きい。そして正規Prusaには電源回りの問題。
改良版であるBearなら改善されているかも? そんな想定からリンク先のサイトで買ったけど、こんなにしんどいとはね。製品が届いたらシャフトが一本ない。文句言っても全然届かない。届いたのは2ヵ月後。その間は同じ太さのアルミパイプで代用。やっと動いたとおもったら30分たらずでEモーターから煙。。そしてウンともスンとも動かない。。マジですか??あわてて代用のモーターを購入。この初期不良についてはまだ交換品が届いてない。。また数ヶ月待たされると思う。大丈夫ですか??Banggood。まだ皆が使うAliexpressのほうが良かった。。
(2022/03追記:結局、何度もメールしたけど初期不良のモーターはこない。ちゃんとPayPal支払いにしたのに、PayPalも役立たない。届いたシャフトは長さが間違ってる。。もうだめ、Banggood。メールのやりとりも20往復以上やって疲れた。絶対に二度とつかわん。 逆にAliexpressに切り替えて数回買い物したけどストレス零。ほんと、大事だね。こういう情報は)
それ以外のドタバタは全部私のスキルの無さですが、、これまで完成品のidbox!を使っただけの立場だと新しい機能はチンプンカンプン。そもそもクローンはプリント可能なパーツがついてないので、追加で購入するか他の3Dプリンターで自作する必要がある。サイトのオススメをそのまま買ったら、Bear用じゃなくてノーマル用の部品だったので、共用できない部分は自作の羽目に。組み立て動画はあるけど、電子回路部分の結線はゆっくり再生しても角度的に見れない。だから正規版の説明書を見ながら結線したらEファンとプリントファンを間違えて繋いだ。。Bearはファンが改良されているからケーブルの色が説明書と違ってた。。このおかげでノズルが詰まって、ホットヘッドとか買いなおし。ところがこれは微妙にサイズが違って、買いなおしの買いなおし。そんなうちにヒューズが切れて、プリントベッドが全然過熱されなくなる。Prusaの電子回路の回路図まで見て、ヒューズだと判明するのに数日かかった。。
結局、まともに動くようになるまでに50時間以上。普通に作ってもちゃんとした説明書がついてないクローンは10Hじゃ無理だと思う。みかんさんはもともと正規を作っていたからで、いきなりクローンに手を出した私がアホでした。。一度動くところまで組み立てたら、次回以降はそれこそ5H未満で作れると思うけどさ。
こんだけ苦労したのにこちらのKP3Sなんて5分で組み立て終わり。ダイレクトEだし、タイタンだからヘッドも軽いし、値段も含めてこれが一番だよ。。。最初からこちらを買っておけばよかった。このサイトはKP3Sについて凄く詳しい。マジ神サイトレベル。なので今はPrusaBearとKP3Sの2台持ってます。
PrusaBearはダンボールで囲ったエンクロージャーに入れて、電源ユニットと電子回路は温度を上げない方が良いので外。
そもそもヒートベッドよりもエンクロージャーの方が大切で、けどエンクロージャーはまだ特許が切れてない
っていう情報も最初のうちは分からなかった。。idboxではマスキングとスティック糊でがんばっていたけど、PETGで2時間以上の作成だと段々はがれてくるんだよね。。最終的には一時停止して周囲を粘土で囲って動かないようにしてたから。それでもPrusaを最初に動かしたときは失敗の嵐。イソプロパノールがこんなに大事だとはね。手の油ってここまで悪さするんだね。。
現状のPrusaの不満は、一時停止した瞬間にヒートヘッドの温度が下がり始めること。これはファームウエアを書き換える必要があると思ってて、まずはそこからかな。このBearのEモーターを薄型にするとかはまだ考えてない。当面、0.3mm積層で十分だから。SDカードから印刷できれば、別にWifi接続が無くてもいい。逆に原理的にダイレクトEは大事だと思ってる。自動キャリブレーションって、0.3mm積層だとあまり関係ないね。そこまで精度必要ないから。こういうことも実際に自分でやらないと分からない。
CADもFreeCADをマスターして、最終的にはG1/2のネジを手で作るまでになった。ずっと直径20mmでM20と同じだと勘違いしてた。。だからCADと3Dプリンターで全部で200時間はかかった。これだけ時間費やしたのはほんと久々。何度心が折れたか分からないくらいでした。。
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[2021.07.09]
写真のとおりダンボールをスタイロフォームに変えたら、部屋が28度のときにエンクロージャーの中は35度になって熱暴走してファンが爆速回転。あわててスタイロフォームを外した。。結局、エンクロージャーは部屋の温度が20度未満ぐらいのときしか必要ないんだね。
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幼児の頃から慣れ親しんだ事は意識的に言語化しないと理解できない。AIの本質的な困難さはここであって、ディープラーニングとかよりもっと前。フレーム問題ですらない。まともなフレームとして最初に捉えきれてない。フレーム問題は基本枠組みができた上での例外事象のはめ込みだから。
物語の価値。
当たり前過ぎて誰も考えない。小説も演劇も映画も物語。誰でも幼い頃に絵本等で物語を聞かされながら育つ。子供の絵本では桃太郎を筆頭に顔だけ動物で二本足で立って言葉を喋る友達が登場することが多い。これって現実からみるとかなり異様。けど、誰でも絵本はそういうものだと思ってる。
もっと深いところで、なぜ物語を聞かせるのか?なぜ物語を楽しめるのか?
楽しい物語と楽しくない物語の本質的な違いは、どこか?
これって根本的すぎて、まともな回答を見たことない。
ストーリーやキャラの大切さは常識だし、脚本がしっかりしてる作品ほど続編やリバイバルがされる。だからとても大事なことなのに。
中学国語って物語の解読が必要。物語特化でなく汎用的な人工知能を作って、それがこの現実社会だけでなく物語世界でも知能を使って理解できるようにしたい。別に誰だってやってる当たり前のことなのに、スゲー難しい。
たとえば物語と現実の混線とか。
わざとさせようとしてるよね。商売のためでもあるし、読者が望むからでもある。等身大コジラとか等身大ガンダムとか。現実と物語は別だと理解したうえで楽しんでる。
これって、人間に最初から組み込まれている機能なんだと理解すべき。
複数世界の並列理解。
全く、別ではない。これが本質的な困難の震源であり、価値の深源でもある。
物語で学んだことは現実世界でも役に立つことがあるし、現実世界の経験が物語世界の理解を助けることもある。じゃないと大人向けの物語の価値はない。卑近な例だと半沢直樹とか。もちろん子供でも学生でも楽しめるけと、リアルに会社という組織に属した経験ある人の方が、より楽しめるから。
もちろん日本語が理解できれば日本語で書かれた物語は理解できる。
けど、やっぱり全部理解できてるワケでもない。この二つの理解の差ってなんなの?
やっと分かった。
犯人が分かる、最後のオチがわかる、エンディングがわかる。
これって、ふつうは言わないのが礼儀だよね。中古の推理小説買ったら、最初の数ページでとある人物に赤線引いてるのは純粋な嫌がらせ(笑) けど、分かったあとでも同じ物語を二度や三度楽しむ人がいるのも事実。
一般的には「ファンだから」でこれらの事象の説明を簡単にすます。
違うんだよ。物語の本質的な価値を定義したら、二度目を楽しむ視点も定義できるんだよ。
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どこまで、深くダイブできるか。
そこで、みつけてきたことを、どこまで現実世界で使えるか。
中国の古典と一緒だよ。儲けてみせないと最後まで価値を分からない奴もいる。
金銭化なんて一番レイヤー下なのにね。
昨年は、コロナで振り回されたから。アニメ三昧のゴールデンウイークだった。
今年は、、ちょっとは先に進んだね。
ーーー
ヒエログリフや甲骨文字と普通の文字との差。
文字は絵やイラストとグラデーションがある。明確に区切れる訳じゃない。
けど、そこを区切る線をやっと見つけた。
情報の定義も。
これまで『後日詳細検討』で後回しにしてたからなぁ。。
ほんと螺旋階段。昔の考えは間違っているワケでもない。解像度が低いだけ。円を四角形で定義しても、内接か外接なら近似の一つとは言える。今は八角形か12角形になってきた。
そういう世界だから。
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この絵柄は池上遼一のアシスタント出身だと思う。中学生で傷追い人を読み、高校時代は連載中のサンクチュアリを読んでた。その立場から見てホント似てる。もちろん池上遼一の方が上手だけど、ホント似てる。八月薫は実話投稿系の漫画で有名らしいが、その漫画の絵柄はそこまて似てない。けど、この漫画の絵は似てる。特に最終巻。
最近アマゾンの読み放題になった。以前も一部は読み放題になってた記憶だが、最初のうちはおきまりのストーリー。男の根源的妄想が展開。途中で飽きてお金払ってまで最後まで読まなかった。けど、全巻読めるようになって最終巻で驚いた。飽きるほどにベタベタな展開する箇所とオンリーワンの部分が混在してる。
?お互いにとって初恋でも、何も起こらない。いや、お互いが連絡先を交換しようとしても運命のいたずらで達成できない。もし達成できてたら、そのまま付き合って結婚までいくほどだったのに・・・
?20年後、片方は結婚して離婚して子供が一人いる。もう片方は独身のまま。
?運命のいたずらが再び出会う。今度はあっさり関係まで持つのに、だからこそ、その先で悩み始める
この構成は素晴らしい。けど?から始まる。だから最初は普通のエロ漫画程度だと思ってしまう。途中で?がわかってもスルーしちゃう。最終巻で?が判明。そこに不思議な清涼感。途中部分はネタが尽きたのか江戸時代のストーリーになる。単なる主人公の夢オチだし、一見安易にも見えるが、前世という扱い。そしてこのときは二人はちゃんと夫婦になってる。だけど子供はいない。この設定の凄さ。結局、何度も生まれ変わっても、この二人には何かが欠けている。だからこそ深い愛に辿り着くのでは??とまで深読みさせる。
こんなに激ホメするのは僕だけだと思うし、逆さにしてもアニメ化されたり、世界で読まれるレベルの漫画じゃない。けど、輪廻についてはかなり学んだし、自分自身の過去世に縁のある場所にいくと特別なオーブも撮れる。そんな立場から見ても、、、腹の底から納得してしまう何かがある。
個人的には?のあとにヒロインのバージン喪失の場面が、、、妙にリアルに来る。幸せでも不幸でもないけど、やっぱり不幸なのかな、、、相手の指導教官はレイプではないけど、クソ野郎の部類だけど、上手くやったの範囲かもしれない。
なんかさ、、うまく言えないけど、別に男も女も初めてを特別視する必要もないけど、最初で失敗すると道は蛇行するね。けど、最初から成功をもとめすぎても先に進まない。このヒロインの失敗感。特に離婚した夫との馴れ初めとかが一切描かれてない、その余白が好きなのかもね。
この原作者はやっはり女性だよね。千夏って名前だしさ。もし男性が原作者ならば全くの想像以上。それぐらい女心を分かっている何かがある。とくにヒロインがバージン喪失の場面ふっと思い出すタイミングと、そのときの振り返り方が素晴らしい。これを男性が描けるならば、それだけで過去の偉大な芸術家に並ぶ。この世には絶対に異性が想像できないことってあるから。
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やれたかも委員会にも近い深さがある漫画。最初から深いレベルを狙うよりも、こういう一見普通の作品がここまでだと、なんか読んだ後に幸せを感じる。男女について、理解が深まり、感性が磨かれる。そんな読後感。この漫画をここまでホメる人は珍しいかもしれないが・・・
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先日書いたようにWinnyの本を読みました。達人、名人、いや超人レベルの人から新しいソフトウエアの設計思想〜実装まで学ぶ機会は滅多に無い。すごくためになった。最初に基本設計の確認のためにシュミレーション、次にどんな設計をしても必要になる基本ライブラリを実装 というスッテプは特に。日本のソフトウエアが世界の最先端だったのはそんなに多くない。マクロ的にはTRONとWinnyだけだと思ってる。細かくみればもうちょっとあると思うし、Rubyもいれたいとは思う。
裁判で無罪になったことは喜ばしいけど、社会としては大きな損失。裁判で判決がでるまで表立った活動ができなかった点が特に。Youtubeも昔はさんざん著作権を侵害していたけど、Youtubeのために動画撮影して投稿する人が増えて、広告でマネタイズできるようにして、Youtuberという職業も生まれて、それが子供達の憧れの職業第1位になる。初期の頃を知ってる人からみると、まさかここまでいくとは思わなかった。家庭用ビデオだってそう。Sonyとかはテレビ会社と散々裁判しながら、結局は全体のパイが広がった。そんな意味では新しい技術はゴタゴタしながらも、最終的には社会の職業選択や自由を増やす方向に活用されると信じたい。だけれども最初に新しい技術を生み出す出す人は、やっぱり何かしらの指針が必要。それを理解したくてこの本を読んだけど、その結論が冒頭の『出来心の防止は提供側の責任』です。
卑近な例で簡単にいえば、男女の露天風呂を区切る壁なんだよね。
その壁に小さい穴があいてたり、壁が2m程度だったら、どれだけ覗くのは本人とはいえ、施設側の責任。風情を出すために壁を竹で編んでも、ずらして重ねて見えないようにする。高さだって身長高い人がジャンプしても見えないぐらいにするし、周囲に踏み台になる石とか置かない。もちろんそれでもお風呂用椅子を騎馬戦みたいに積み上げて、その上から登って覗くのまでは防止できない。目の前の川の対岸の山に登って覗くのも防げない。そこまで考えて防止したら、露天風呂なんてこの世に無理。ここまできたら本気の犯罪であって「出来心」ではない。けど、やっぱり出来心は防ぐ仕組みを作らないといけない。それが社会というよりも歴史を超えた普遍的ルールなんだと。
どこからどこまでが出来心の範囲になるのか、新規のサービスほど定義はできない。作って利用者が増えないと見えてこないラインはある。けど、この本を読むと著作権以外の部分ではかなり出来心レベルの犯罪の防止策を組み込んでいる。たとえば「ユーザーが申請する回線の太さを信じない」とか。P2Pソフトで使用者にとって一番効率良いのは自己がダウンロードするだけ。けど、それをやると誰もアップロードしなくなってそもそも破綻する。だから回線の太さはユーザーの申請値を信じなくて実際にソフト側で計測して書き換える。
Winnyは使ったこと無かったから、強制的なバージョンアップの仕組みや、管理者だけが使えるモニター機能とかあると思ってた。けど、それらは全て悪意のある人からの攻撃ポイントになるから実現を見送ったと。また実行ファイルをbinaryレベルで解析されることを防ぐためにEXEパーカーを使用してる。そこまでやっていたんだね。びっくり。
なのに著作権を守る部分についてはスルー。もちろん今の著作権が正しいなんてこれっぽっちも思ってない。時代に合ってないし、JASRACなんて著作権を持つ側からも批判されてるクソみたいな団体だとも思ってる。その部分で金子氏の考えには同意する。けど、何かのときに自分自身を守るための、簡単な仕組みぐらいは入れておいて欲しかった。それだけであのアホな裁判なんか付き合う必要もなくなるし、ファイル共有ソフト自体の悪いイメージも無くなったと思うから。
Youtubeが初期の頃になんとかやっていけたのは著作権侵害の申告があったら削除してたから。この事後削除で罪に問わない制度設計は、日本に無いアメリカのイノベーションを生む源泉。「中国は個人情報完全無視だからイノベーションを起し易い」と未だに思っているならば、それは50%しか当たってない。日本よりも中国の方が制度設計は上手。書いてないことはやって良いは今後の基本になるべき。その代わりシェア自転車が大量に捨てられてる現実とかもあるけどね。
もちろんP2Pで削除なんて難しい。その機能を組み込んでおいたら、そのうち悪用されて他の問題無いファイルも削除されるかもしれない。けど、もしそうやって全てのファイルが削除されたら、それがこのアプリの自滅の寿命だったんだと思うよ。作った金子さんが悪いのでなく、使用者の問題として。使用者の大多数が悪用し、その期間がある程度続いたら、そのアプリは自殺する。これは新しい技術において必須の機能だと思う。これが無かったから、ドタバタしたあげく、金子さんは逮捕され、プロバイダレベルでWinnyのコネクションを切断することで使用できなくなった。ここまで行っちゃダメなんだね。
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AIにおけるユーザーの出来心とアプリの自殺か。焦点は絞れたと感じる。まあ完全クラウド提供のつもりだからアプリの自殺は問題ではない。出来心はマイクロソフトのAIの暴走問題とかあるけど、もうちょっと考察は必要かな。これって過去のアトランティスやムー大陸が沈んだようなものかもね。自殺というより沈没機能ぐらいのネーミングにしようかな(笑)
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葦原瑞穂氏の『黎明』は驚くほどに凄かった。
現在、3回読んだ。だからそろそろちゃんと今の生活を振り返って考えないと。
本の内容としてはBlog1を見てもらうとして、ここではすごーーーく卑近な個人的なこと。こんなレベルは手元のノートに書けば良いと思うけど、こういうベタでベタな部分がある意味一番参考例になると思うし(笑、Blog1みたいに理論的な部分だけで収めるのもちょっと違和感。実践しないと意味ないし、けど人間には生きてくために泥臭い部分はあるから。
この本に書かれている修行部分の最初に書いてる留意点は凄く同意する。20年前の大学時代にあれだけ座禅をやりながら「エゴを捨てたいというエゴ」の壁を越せなくて諦めた。当時は部屋で勝手に座禅しただけど、Black Musicをヘッドフォンで聴きこみながら座禅してたのは良かった。
ある線を越すと音楽が耳に届くのでなく、音楽の中に自己が入っていく感覚になる
曲が生まれた地点の感情をありありと感じるし、歌手がシャウトすれば喉まで浮かぶ。この本が発売された当初に読めなかったのは残念だけど、個人的な大きなカルマのひとつはこの座禅の先で越した実感はある。
おっと、黎明の画像を眺めながら書くと、いきなり卑近なことはかけなくてちょっと脱線しました。。八ヶ岳なんだってね。隠の山と陽の山が四つずつとは知らなかった。さすがに波動が高いこの画像の横に卑近な文章が並ぶのは深層意識が拒否するぞ。。
■筋トレ
現在、腹筋ローラー20回と、鉄棒素振り50回。なんでも菅首相は毎日腹筋100回やってるんだって? あの歳でもそうなのか。。これって外見美に属するよね。このまま外見美に属することを続けると、悟りから遠くなる気もする。。
■ジョギング
コロナ禍でテレワークになって今は月に1回程度の出社。これまでは最寄り駅までバスを使わずなるべくあるくことで合計一万歩になってたけど、それがなくなった。最悪4キロぐらい太った。。だからこの一年かけて、ジョギングする習慣がやっと身についたと思う。それでも40分ぐらいだけど。夏は夜10時から。それでもサウナの中を走ってるぐらいの暑さだけど。。今のような冬は昼休み。本当なら朝日か夕日の時間帯に富士山を眺めながら土手を走りたいけど、朝は私の精神力では無理。夕方は仕事の時間帯だから。。そんなジョギング生活ですが、これは外見美というよりも最低限の運動習慣。だからこの本を読んだあとも継続。
走る途中に小さい公園がある。近所の子供たちが遊んでる。それをみながら「子供は体からの欲求に素直」だと思った。大人は欲求を抑えることができる。けど、そのうち欲求の本質を見失うことは多いのでは?と気付いた。なぜって昼に走ると昼ごはん食べなくてよくなるから。「走ると疲れてご飯食べたくなる」のが常識だけど、これって間違ってるよ。体脂肪が20越してたら?BMIがXX越してたらご飯なんて三食いらない。そりゃ俺だって高校時代は早弁したかったよ。けどそれは若いから。いま、ご飯食べたいのはストレスな時のほうが多い。結局、食事もひとつの運動なんだよ。内臓系はかなり働く。だから運動欲を食欲と勘違いするのがデブの出発点だと気付いた。昼に走ると運動欲を解消できるから昼ごはんはいらなくなる。もちろん15時ぐらいに軽いおやつとcoffeeは飲むけどね。こういう部分も毎日走って分かった。これが日常禅のひとつの結果だと思ってる。
■髪セット・眉毛カット・ヒゲ剃り・白髪染め
これだけテレワークしてふっきれた。髪セットはもう気にしてない。ヒゲも毎朝から3日に一度ぐらい。それ以上は相手に不快感だから、継続でいいでしょう。眉毛は個人的に髪型より大事。思考するときの気の流れに関係あると思う。という滅茶苦茶な理由ですが、外見美にしない。問題は白髪染め。さすがに最近側頭部が目立ってきた。かなり同年齢でも差がつく年頃。髪の毛がそこまで減ってないのは遺伝に感謝だが、、なぜか兄貴は黒さもKeep。うーん。この本を読む前にヘナをAmazonで買った。それを見ながら悩んでる。白髪染めは外見美だと、僕の心の声が訴える。
■肉食
以前から肉ラマダン(太陽が出てる間は肉を食べない)だけど、完全にベジタリアンになるのはずっと躊躇してる。日月神示は「共食いになるから四ツ足は食べるな」 昔から「にくくいてー」はそんなに強くない。牛タン以外の禁焼肉は全然OK。ハンバーガーやとり唐は食べたい時もあるけど。黎明のよさは「たとえ普段ベジタリアンでも、知り合いの家で普通の食事が出されたら、全部食べましょう。一回ぐらい肉を食べたからといって大きな変化は無いし、その人との関係性が大事なら、そちらを優先しましょう。自分のルールは自分の自由になるときに守れば良いです」という立ち位置。絶対に守ることと柔軟に守ること。その見極めが大事だけど、そのうちあやふやになって楽に流れることが多い。だから僕も肉ラマダンも完全には守ってなかった。うーん、今のところ肉ラマダンをちゃんと守るぐらいかな。次のステップは四つ足禁止か。そこまでは達成できるかも。明治以前の日本人と一緒だから。
■電子レンジ
ここに電子レンジが出てくるのを当然と思うか、意味不明と思うかで、スピリチャル系の詳しさが分かる。
「自然な方法での加熱でないから水分子が壊れる」というのが基本思想。もちろん顕微鏡では分からない。黎明は人間や動物だけでなく全ての物体が超波動を持っている世界観。本の記載内容で面白かったのは昔のフィルム写真について。超波動部分まで写っているからESPの能力があれば読み取れる。ところが今のデジタルデーターはそんな部分が無いと。これってレコードと一緒では。人間の耳には一般的に聞こえない周波数の音までLPには入ってる。それを聴けると言う人達がいる。
電子レンジ拒否とLP推しの根源は同じといったら余計に??かもね。僕は両方とも違いがでるのは当然だと思うし、両方とも分からない自信?現実がある。電子レンジとやかんでそれぞれ沸騰した水の違いも見分ける自信ないし、CDとLPも聞き分けられる自身も皆無。ただ、この先で超感覚を鍛えるのだから、、、とりあえず冷めた飲料を電子レンジで加温するのは最低限にしないとなぁ。珈琲・紅茶・ウーロン茶・ジャスミン・日本酒・ウイスキーなどこれだけ飲料に拘っているから。LPはこれだけデジタル音楽再生環境だから無理。諦めます。現代の生活だと完全に電子レンジを使わないのも大変だから、そこは肉食と同じで柔軟運用にしたい。ただ、この本を読んで改善したのは厚揚げの加温方法。昼というか15時の食事は厚揚げがメイン(じゃないと体重Keepできない)だけど、今まで電子レンジを使ってた。今後はもっと自然で効率的な方法として「ホットサンド器具」に挟む事にした。適度に焦げ目もついてよかったです!
■座禅の方法
日月神示での修行方法は神示に載ってる祝詞を唱えるだし、黎明は色々と座禅の方法が紹介されている。修行という意味では成瀬氏の本の方が詳しいが、黎明には「手の形を色々に組み合わせてつくる印相は、特定の波動領域を知覚したり、手の先から放射されるエネルギーをコントロールして、外界に対して様々な影響力を行使するために用いるものですから、意識は外界に向きやすくなります」と興味深いことが書いてある。昔みたいにSoulを聴きながらじゃないと乗り越えられない状態でもないし、だから一番シンプルな「呼吸に意識」でも良いけど、うーんどうするかなぁ。ちょっとここは本読んで数日では結論でない。
■仕事に向きあう態度
Blog1の最後に引用した部分はある意味衝撃だった。黎明はヨガ&原始キリスト教が主体だけど、「日本神道においては周囲は己のかがみ(鏡)であり、そこからが(我)を抜くとかみ(神)になると教えています」とか興味深い言及も多い。確かにAmazonの書評のように大乗仏教への言及はかなり少ないけどね。物質世界がある意味を深く考えれば、盲目的に物質世界を否定するのは間違っていると書いてあるし、囚われるのが間違っているのであって金銭を稼げばそれだけ世の中のために使える機会も増えるとも書いてある。禁欲とか人間の本性からするとハードな修行の方が、無理にやると悪いカルマになるとか書いててホント面白い。
?仕事上のストレスを零にするのはかなり困難だから、まずはそれが当面の目標
?いまそれができるならば、周囲の人にプラスの作用
?その周囲を広げていく
の3ステップ以上を考えてもしょうがないのかもね。この本に明確に書いてないけど、読んで実感するメッセージは、「正しい道を歩く限り生きるのに必要な最低限な環境は高波動の存在=守護天使が用意してくれる」だと思う。生きるのに最低限=寝袋もって友達の家に泊めてもらうかもしれないし、「正しい道」の理解が現世の人間と守護天使で真逆のことが多いとも思う。だからこの言葉もカルマと同じぐらいに使用上の注意が必要だけど、、それでもこれは正しいのだと思う。
個人的に痛感したのは科学技術に関する発展かな。工学部出身だしね。高校時代かな?ディベートで科学技術の発展とかいうテーマのときに「将来、太陽が膨れて地球上に人類が住めなくなるのは明確なんだから、それまでに宇宙空間に移住できるようにしなくちゃいけない」と発言した立場としてかなりガチに心底信じてた。けど、この本はこれまでに6回文明が滅んでいると書いてあるし、レムリアとムー大陸の区別もここまで書いてる本は滅多にないし、、今の科学技術の発展のペースが、人間の霊性進化よりも速すぎるという点では同意だなぁ。現在、森元首相の発言で揉めてるけど、80歳を越した老人が考え方を改めるなんて奇跡レベルだよ。本人を説得するよりもOlympicの役職を解任すべき。けど、人間関係で決まる部分も多いし、本人をやめさせるためにに子分達を説得しないとね。「不満なTV番組について、TV局に文句を言うよりもスポンサーに文句を言ったほうが確実」という手法は広まったけど、ああいう政治的なpositionを攻めるのはどういう手法が良いのか、、、子分たちの任命権をもつのは誰? 独立団体でも税金使って国に関係することやってるなら国民投票ぐらいの権利は必要かも。女性蔑視もこの数十年で大きく改善された。霊性進化って難しい単語のように見えるけど、個別具体的にはシンプルだし、計測可能だと思っている。そういう意味では新しい技術を生み出す人は、そのペースをちゃんと見極めないとね。DNA操作はさすがに世界が技術発展ペースを気にしているけど、他の分野ではノーマークなことも多い。学者内の競争とかノーベル賞とかを優先すると社会が不幸になる。だから私が今作ってるAIもちょっと根源的な部分でモデルの作り直しか。。今のままだとオーバーペースは間違いないから。結構、時間かかるかも。。
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色々と書きながら考えてきたけど、体を整えるという意味で筋トレは継続。白髪染めはやめにする。メルカリで売るのもメンドイので、当面洗面所で保管かなぁ。捨てる勇気までは現状無い。そんなかんじです。
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座禅は今までどおりバランスボールミニを座布団がわり。これが一番良いです。印は昔から片手ずつ輪っかなのでこれもやっぱり一番合ってる。今回の初めての取り組みはそれぞれの手にペンダントとかのパワーストーンを置いて座禅。『第六感を鍛えるために碁石で鍛えろ』と中村天風の本に書いてあって昔試したけど、、飽きた。やっぱり碁石より宝石の方が波動は強いから。ストーンに拘る身として、石ごとが持つ機能の違いは感じれるようになりたいので。
やってると何も無いときより首動かしたくなったり肩動かしたくなったりするけど、そのときは素直に動かす。我慢はしない。巷に流布する理解の一番の問題は座禅が我慢ということ。ソファでもいい。精神の集中が大事であって、体はどっちでもいい。スポーツとかのフロー体験と同じという理解で良いのだと。
コリとかもとれたあとは自然とじっとしていたくなるから。不思議なことに座禅してるときの方が体の各部のコリを感じるけど、これはうまく行ってる証拠なんだと思ってる。そういう意味では最初の五分ぐらいでコリを感じて、そこから10分ぐらい動かして、そこからが本番ってことだね(笑)
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孤高であり至宝ともいえるこの本はあまりに高尚すぎて他の物理学者から完全スルーと思っていたら、『神の物理学 甦る素領域理論』で正面から取り上げられていてびっくり。最小時間と最小空間をテーマにした晩年の湯川秀樹をずっと知りたかったので、そこを掘り下げた『神の物理学』を今日読んだけど、ここまで唯心論理論を取り上げているとは。素領域をベースとして光速度不変の原理を説明し、スカラー光子=クロノン(時子)として、時刻を定める基礎とするのは感激。真空を無でなく完全調和とし、そこからの自発的破れに対する復元エネルギーが素粒子である とまで言うとはね。この世界観はかなり興味深い。すごく良い本だった。
これが量子力学に巣くう「観測問題」に対するフォンノイマンが示した解決策であり、当時は「抽象的自我」による「観測」を表現する数学的枠組を具体的に提唱していなかったために、多くの物理学者の賛同を得たわけではなかった。しかしながら、その後我が国の理論物理学者である中込照明博士によって「抽象的自我」を数学的に精密に記述する「唯心論物理学」の一般理論である「量子単子論」が提唱されるに至って、波動関数が「収縮」する数学的枠組が具体的に示されたために、現在ではフォンノイマンと中込照明によって観測問題が解決されたと考えられている(P81)
素晴らしい賛辞だけど、中込先生はいまだに高知大学の情報系の先生。おかしいよね。日本のTOPの理論物理学者なのになぜ?もちろん東大よりも自然豊かな地方に住むのは全然良いけど、情報系ってなにか間違っているような。。
それまで幾何学的に捉えるだけだった素領域構造を初めて数学の測度論を用いて抽象的に扱い、そこに非可換測度という新しい概念までも導入して場の量子論につきまとう発散問題を素領域理論で解決するという渾身の論文《略》わざわざ湯川先生の病室までもっていてくださったという。さらには湯川先生はベッドに横になったままこの僕の第二論文を読み、それを離そうとされなかったそうだ。この話が僕の理論物理学者として生きる自身を与えてくれたことは事実であり、その後の僕はこうして『神の物理学』などという大それた題名を堂々と使える気概を蓄える事が出来たと思う。(P13)
人工知能と測度論は非常に近い場所にあると二十歳の頃から思ってた。まさか非可換測度なんて作れるとはね。夢想してた身からすればスゲー感動。さすが湯川理論を受け継ぐだけの人。けど、生命の部分は唯心論から見れば違和感がある。
モナドには「生命度」とでも呼ぶべき度数指標による三段階の分類があると考えるのだ。生命は100、無生物は0、ウィルスのような中間物は50(P.135)
??違うような・・・。唯心論は心しかない。「肉体に霊魂が宿る」という表現は間違いであり、正しくは「霊魂に肉体が宿る」としなくてはならない(P.138) と書いてるのに。霊モナドとか聖霊モナドとかもさすがに違和感。唯心論物理学を心底理解している人が中込先生以外にどれだけいるのかはわからない。僕も今まで恥ずかしくて名乗りをあげることさえ躊躇ってた。だからこれまで長沼先生の本の紹介と言語学のところで触れただけだった。それでもさすがに唯心論における生命と物質については現時点の私のつたない理解を書いておきたい。
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そもそも「心」という言葉が違和感。「意識」「志」「感情」みたいな概念の共通部分だが、唯心論でいう「心」とは意識と志の中間ぐらいで「意志」という単語が一番良い。中込先生も「自由意志」という言葉を一番使ってる。だから唯意志論だけど、なぜか唯○論は○が漢字一文字という暗黙の了解がある。まあ唯一のものが漢字複数って、その時点で複合概念になるから。。。唯心論よりは唯意論の方がまだ実態に近い気もするけど、意だと意味に誤解されるから。色々難しいね。言葉で哲学をすると。かといって、適当な数式もってくるのも嫌いなので。
中込先生の本のとおり、「単一モナドにまで組織化されたシステムが生命体の基本形式」(P149)であり、物質性の概念=多数のモナドの自由意志は互いに独立になされて、意志決定の効果が打ち消される(P145)
これをチョー簡単に言えば、冒頭に書いたように「物質とは中の小人(モナド)が喧嘩している生命」になる。
え、これぐらいの読み替えは「理解した」という限り当然の世界。問題はこのモデルを信じるかどうかだけど、「あの世はこの世にマッピングされている。餓鬼界は植物で地獄界は岩だ」 という言葉と一緒だね。
全ての人は自己に相応しいあの世に行く。闘争好きな人は地獄界に行く。そこでみんなでお互いに好き勝手に戦ってる。だから、現世では物質になる。中込先生の本を読んだのは20歳、この言葉を聞いたのは35か36。ほんと全てが繋がるね。
生命というのは唯心+肉であり、ウイルスは殆ど肉をもてない唯心。生命度と言う意味では単一モナドだから100だって。50ではないと思う。あんまり超常現象を過信しないほうが良い。そんなのは場所さえ正しければ誰でも出るから(一定の努力は必要だけど)。こちらが零からモナドについて教えるから、逆に非可換測度論教えて欲しいかも。もしそれが本当に凄ければ、フレーム問題なんてヘノカッパになるから。
次は著者の保江邦夫氏が絶賛していた葦原瑞穂氏の本を読むかどうかかな。
今回この本を読んで思いついたのは、禁肉食の理由。虐殺とか動物保護の観点もあるけど、本当は雑念が入るからなんだろうね。だから宗教家を含めて精妙な思考をする人ほど肉食をしないのだと。いくら死んだあとでも肉には一定の残念(残思念)が残っているからだろう。唯心論の観点に立てばそうなる。
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「日本には真のイノベーションが無い」ってみんな言うけどマジかと思う。
長沼氏と中込氏がいるじゃん。この両巨頭の本を20歳で読めたことは僕の心の支えの一つ。AIやるものとしてGEBは当然だけど、あれだけじゃ世界の最前線には立てない。この二つの本を20代(できれば10代)で読んでこそ、ブレイクスルーができる。根源的な世界モデルってそういうことだから。
今まではこうやって問題提起してたけど、やめる。他人は頼りにしない。
AIベンチャーつくったら、この二人は三顧の礼で社外取締役に迎える。それが僕の夢。
新年(旧暦)になったらダッシュしないと。あと数日だから葦原氏の本を読むかどうかか、、ちょっと考え中。
]]>せっかく次の漫画紹介はペリリューと決めていたのに。
最終巻が発売されて読んでからと思ってたら、この漫画が割り込んだきた感覚。
最近アマゾンの読み放題に女性向け成人漫画(ラブきゅんシリーズ)があるから読んでる。以前紹介した男女両方をカバーするあの漫画も凄かったが、こちらのほうが上かも。基本的に女性向けは男性向けと違う点が多い。このタイトルといい、この絵といい、この帯文句(淫らな恋の温泉ラブ!)といい女性向け成人漫画の王道路線なのに何かが違う。
極論から言えば作者が書きたいのは成長。エロじゃない。
転職先の仕事内容などは最低限。なのにそれが不思議と考えさせられる。エロ描写の割合を確保するために省いてるハズなのに、逆に価値を高める。オイオイまじかよ、、、狙ってても凄い。狙って無かったらもっと凄い。
サブキャラ同士の恋愛模様が良い。
女性向け成人漫画の良さはここ。10冊ほど読んで分かってきた。男性向けはsex人数で勝負だけど、女性向けはドキドキ度合いを上げるためにサブキャラがいる。なのにこの漫画がサブキャラがそれだけの役割じゃない。もっと深い。
このプロットはちゃんと設計してる。凄い。びっくり。前回は色々考えでやっとサイトに取り上げた。今回は読み終わったらそのままこの記事書いてる。それぐらいに感動した。これは成人漫画のレベルじゃない。テレビドラマか、、、映画まで行けるストーリーのレベルでは?
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雪山登山に行けない状況なので、なんとなくスキー場のコースマップを見てた。鬼首スキー場から鬼首温泉を見てたら、
2008年公開の若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の主なロケ地に使われた。
若松監督って名前だけ聞いたことはあるけど、『ピンク映画の黒澤明』の異名をとるとはね。表面的にはエロを描きつつ内実は違う。この手法を映画でもチャレンジしている監督がいるとは。日本映画をアニメ以外でどの切り口からは入っていくか迷ってたけど、若松監督を追いかけるのが一番良い気がしてきた。とりあえず初期作品で今でも見れるのは『壁の中の秘事』なんだね。まずはここから行くか。
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こういう感覚って若いときの刷り込みがあるのかもね。
昔の美少女ゲームはエルフとアリスが2TOPだった。エルフが頭角を表したのはドラゴンナイト1。通常ドラゴンナイトといえば4だが、1の時から数多のゲームと違ってた。中身は単にダンジョン形式の変哲のないゲーム。特別だったのはエンディングだけ。女だけの王国で悪魔族を倒して有名になった主人公。そのまま王国にいればモテモテ・ハーレム状態。
『このままだとハーレムだからこそ、俺はこの王国から出て、再び旅に出発するんだ』
あのときの感覚にちかい。エロと見せかけてもっと深い部分があるのは。
結構ドキドキものだったんだよね。友達のお兄さんから借りてはじめてぐらいの美少女ゲーム。パソコンは居間にあったから共働きの親が帰ってこない時間で少しずつ。同時8色でドットも荒く、エロという意味では全然興奮できない。エルフは蛭田昌人さんのシナリオだけでなく塗りの方でも有名だったけど、ドラゴンナイト1は普通。だからすごかったのはこのエンディングだけ。ハーレムから出る。それが本当の男だと。
]]>
三浦つとむを改めて読んでる。以前から取り上げながらも吉本氏と川島氏の両側からの紹介に留まっていたから。先日、『言語学と記号学』も読んだ。確かに面白いけど、この文庫が一番まとまっているね。日本語処理をどこまでできるか、その判定としても素晴らしい。この本を読みながら改めて考える。鬼門の『の』について。助詞・助動詞の解析のなかで一一番手ごわい。英語のofに近いがもっと複雑。
?コロナが蔓延してるのに、初詣は人が多い。
?私もPCR検査うけたの。
?君の心の奥のざわめきにこの曲を。
こんな感じで一番多様されるのが「の」。用法として一番多いのは?で名詞と名詞を繋げる助詞としての作用だが、文全体を受け取り?のように接続助詞的な働きもする。?ように文の最後にもくる。だから学校文法でも準体助詞と名付けてる。けど、三浦氏は「のは形式的に名詞をつくるのでなく、抽象的に名詞をつくる」と書いている。これは本質的に正しいと思うな。
けど、三浦つとむは実体=本質と属性の分類が相対的だと思ってない。実体=本質なんて掘り下げれば属性の集合でしかない。。緩やかな合意としての実体はあるけど、場面で変化する。例えば人間の本質。知能という説もあれば道具という説も言語という説もある。二足歩行かもしれない。なのに三浦つとむの学説は実体と属性は厳密に最初からきまっているという前提で理論ができてるように見える。だから読んでて違和感を若干感じる。
けど、「「の」が抽象的に名詞をつくる」というのは正しいと思う。ぶりっ子があざといのは狙ってやってるから。その狙ってる感こそが、抽象の「の」の働き。どこまで合意されるか分からないけど(笑)、個人的には腹落ちできてよかった。M2の研究では「の」の解析はすっ飛ばしたからなぁ。さすがに今回は正面突破しないとね。
]]>小学生のころから当たり前のように見てきたから、二宮尊徳の銅像レベルで日本の各都市には必ずあるんだと思ってました。。そんな貴重なんだね。ならばこそアップとレアなお尻。
考える人のお尻
って別に普通のお尻なんだけど(笑、東京も名古屋もこの角度から見れないから。最後の京都もいつかいかないと。今回は他の予定もあったのでロダン館のみを見てまわったけど、数点気になる彫刻が。
まずは初期の作品。「バラの髪飾りの少女」 少女自身もあどけない顔で非常に興味深い。この少女はカミーユなのか奥さんなのかどっちなんだろうね。初恋の人なのかな。次が「ナポリの漁師の少年」どこからどう見ても手越祐也にそっくり。彼のファンなら一度は見る価値ある。
今回はせっかくシグマを持って行ったので、カレー市民も普段なかなか見かけない角度からのショットなどを撮ってきた。いつかプレゼンの素材として使いたいと思ってます♪
そのほかにもアニメと原作の話の流れが若干前後していたり、タバコシーンの有無はそんなに気してない。次に苦言の方。
■怒りはぶつけるものであって、投げ捨てるものじゃない
アニメの視聴層のためにホテルのシーンが出てこないのは良い。ラブホテルの出口でなくファミレスの出口で見張ってるシーンでも良い。けど、パパとなつきを目撃した後の拓海の行動は問題外。漫画では飲み終わった缶を壁に思いっきりぶつけて投げる。大事なシーンだから見開きで。なのにアニメでは遠くに投げてるもん。
制作者は器物破壊を描きたくなかった(他人の所有する建物を傷つける)のだと思うが、、これはアウト。そのまま赤城に行ってランエボに負けてハチロクのエンジンが壊れたのも、ハチロクに怒りをぶつけたから。このアニメの流れなら、怒った拓海は赤城山でなく遠く九州まで長距離ドライブに行くぞ。それはそれで一つの衝動を出す形だが、そんな展開をする漫画だったからここまでヒットしてないって。。これは苦言を越すレベルなので比較できるように両方を置いておく。漫画がこっち。アニメがこっち。
■なつきのバイト先がガソリンスタンドでなくバーガー屋
これは意味不明。作画的に楽になったとも思わない。単なる改悪では?? なつきは青年漫画史上最もビッチなヒロインと言われるだけあってアンチも多いが、クリスマスイブの押しかけ、ガソリンスタンドへの押しかけといった行動が健気で良い。その片方を単なるバイトに貶めるとは。。せっかくアニメであっても「パパは私の全部みてるじゃん」「お金もらってる」とかのセリフはちゃんと入れてるのにね。。残念。
■なつきとの最後の別れのシーンが電車でなく秋名山頂上
作画の負担をさげるためだと思うが、駅で見送ってもらった後、東京に向かう列車の中で涙するシーンは大切。秋名山で拓海もいる前だと別れも悲しさもあまり伝わらない。。どれだけ作画が負担でもここはかなり残念。
ということで色々と好き勝手書いたが、パーフェクトなアニメ化がほんと稀なのは分かってる。そんなのは鬼滅の刃ぐらいであって、JoJoも3部までは酷かった。個人的には白石がいなくてどうやって話を繋げるのか謎だったけど、「1回目は電話じゃなくて靴箱にメモ」「2回目はさすがに電話だけど短いシーンのみ」になってて納得。今回のために調べてたら同じ白石ファンのブログを見つけたけど、今は見つからないなぁ。
もっと気になってたアニメオンリーの池谷・真子の番外編は、きっかけ法事=「ご先祖さまの縁」が良い。「困った人を助けていて今回も時間に間に合わない」のはさすがに間違ったメッセージになるから、それでもちゃんと会えるのは池谷の人柄の良さを伝えていて良かったと思う。やっぱりこうやって考えると基本はシナリオ・脚本の大切さだね。
榛名・赤城・博物館については後日追加で。
中学生のころ前作『バリバリ伝説』を全巻持ってた。集めたきっかけも忘れたし、高2のとき引っ越した時は手元になかった。どこに行ったのか全く記憶ない。当時にヤフオクやメルカリがあるわけないし、、、友達にあげたのか、、、全巻揃えるぐらいには好きだったんだね。
大学時代にイニシャルDの連載が始まった。大学の自動車部の知り合いはドリフトのために冬季こそ峠に行ってた。2010年ぐらいに読み返したときはヒロインなつきの人物像に違和感。90年代後半の連載時は援助交際という言葉が流行っていたけど、流石に時代を感じたから。ところが今回読むとそこに違和感がない。20年経過してパパ活の時代になったから?と思った瞬間に、やっと気づいた。
バリバリ伝説は「バイク」、イニシャルDは「車」
この対比だけでなく、主人公とヒロインのタイプが正反対。熱い主人公の郡と天然ボケな主人公の拓海。純情なヒロインの歩惟と援助交際してるヒロインのなつき。作者のキャラ製作意図がやっと見えてきた。なぜこんなにもイニシャルDがヒットしたのか? それは恋愛を横に置く若者たちの恋愛漫画なんだと。若い時に恋愛以上に打ち込めるモノをもっている。だけど、恋愛感情はどうしても発生する。そのジレンマまで踏まえた青春漫画。そこに悲哀というか悲愛というか、上手くいかない恋愛が多い。この点が本漫画の真に画期的な点では?
恋愛メインの青春漫画より、恋愛以外がメインの青春漫画の方が結果として恋愛を上手に描ける
というのはひとつの真理だと思い始めた。この漫画の一番のコアは前半のヒロインなつきと別れる17巻の場面。
なつきは・・拓海くんとはつりあってないよね・・
でもいつまでも絶対に忘れないでいる。拓海くんとのことはなつきの宝物だから
このシーンに尽きる。ヒロインが援助交際してるのは一部の読者の反感をかったというけれど、サッカー部のマネージャしてたら手が早い先輩に口説かれて、、なつき本人の視点にたつとある種の同情は禁じえない。
拓海くんとのことがなかったら、、、なつきの高校時代はきっと後で思い出したくないようなイヤな思い出ばっかりになってたよ
と振り返ってる時点で傑作なんだと、年をとるごとにわかってきた。
そもそも「拓海は本気でなつきの事を好きだったのか?」と考えると結構悩む。確かにちょっと気になっていた。キレて先輩に殴りかかるぐらいには。けど、援助交際を聞いて気持ちは離れたし、初キスするときも関係を結ぶときも女性から動いてる。主人公自身がどうしても抑えきれないドキドキ感は後半のヒロインの美佳に対してだから。当時は「ゴルフ英才教育の女の娘」という設定が安易だと思ったし、この漫画の登場人物はすぐに恋愛に運命を感じすぎると思っていたけど、
ひとつの道を究めているから相手のオーラーも見えるし、恋愛でも運命感から始まる
この漫画での人物オーラ描写はネタになるほどだけど、確かに雰囲気や佇まいで実力を感じることはある。もちろん全く別の場面(列車で見かけたときなど)は感じないが、そのフィールドにいる時、特に勝負が始まる前はどんな分野でも絶対にある。こういう研ぎ澄まされた感覚だからこそ恋愛もMAXで始まる。これはセットなんだと。
親からの言いつけで豆腐を配達していただけで、車の運転なんて1mmも好きじゃなかった主人公が、周囲に影響されて段々前向きになって生きていく。そこは皆が褒めるストーリー展開だが、主人公が殻を破って脱皮するきっかけが恋愛関係というのも、実はかなり大事だと思い始めた。ホームグラウンドの秋名山以外で初めて戦うのも池谷と真子の恋愛由来だし、ハチロクが壊れてエンジン交換するのもなつきの援助交際を知ってムシャクシャな気分で運転したから。
池谷と真子のすれ違いは読者の心を打つが、個人的には啓介とキョウコの関係も好き。
現実じゃないみたい・・知らないヒトが見たらあたし達つきあってるカップルに見えるだろうね
こんなうれしい気持ち今まで知らなかった。レッドゾーンでまわりつづけるロータリーエンジンになったみたい・・
好きなヒトがすぐそばにいるってこんな気持ちなんだ・・友達がみな恋したがる理由がよくわかった・・
無くしたくないよ・・はじめての本当の恋だもん!!
恋愛を横に置いた女性だからこその言葉。なのに付き合うことも、側で走りを見ることも断る啓介。本人もキョウコのことを気になってるし、一緒にいて寛いでるのに、本気で打ち込むために付き合うことを選択しない。ここら辺はやっぱりこの漫画の良さなんだと思う。前半と後半でヒロインが替わるのも珍しいけど、すぐに後半のヒロインが登場するのでなく、主人公には当分彼女がいない。その間に親友イツキが和美と色々あって、それを「いいなぁ」と眺める主人公。そういう設定も大事だよね。そもそも和美と知り合ったのも主人公がなつきの援助交際を知って口もきかない時期だから。交互に恋愛の波があって、両方とも上手く行っている時期はゼロ。
ダブルヒロインってマクロスの時代からモテモテ主人公が普通なのに、本作はちゃんと時期が離れてる。なつきと別れたあと、走りも上手く行かないときにふっと思い出すシーンが好き。モテモテかまったくモテナイ・恋愛描写無い主人公の漫画(鬼滅の刃とか)はあっても、この立ち位置の主人公ってほんと珍しい。
この漫画の恋愛描写は単行本3冊分の中で数話ぐらいの割合しかなくて殆ど車バトルがメインなんだけど、これぐらいの割合が大切なんだと思う。涼介と香織と北条凛の三角関係や自殺理由は、、、さすがにコメントは控える。イニシャルDを恋愛漫画として読む人はいないと思うけど、10代の頃に恋愛至上主義な娘ほど、非恋愛&車バトルで正反対の位置付けにある本漫画を読むのをオススメ。人間の器が広がると思う。だからキョウコの出会いから最後までをpick-up。さすがにこれだけ引用するのは憚れるのだが、本漫画の魅力を新しい角度から紹介しているので、そこは作者にも伝わってくれると嬉しいです。
?バトル後にキョウコから啓介に「彼女いますか?」と聞いて「No」の返事をもらったあと、友人に報告
ここでの「かわいくなりたいな」は屈指の名場面かと。絵が上手い分類にはならない作者だが、この表情も素晴らしい
?啓介の本拠地:赤城山に出向くキョウコ。そこで邪魔だと言われる。「シカト出来ない」という啓介の言葉は気になる存在の意味。だから諦めないキョウコ
?ここで啓介が窮地に陥り、キョウコが助ける。ここら辺の話の展開も見事、そして上記の助けてくれたお礼の食事のシーン
やっぱり、これはれっきとした恋愛漫画だよ。これだけ手間掛けて抜き出してみて改めて実感。
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個人的には仏教親和性から箱根の池田のゼロ理論は好き。登場人物の女性の中で一番の好みは、、、、、白石。って誰も思い出せないかもね。アニメ版では存在自体無かったことになってるキャラだから。けど、なつきの援助交際相手の娘であり、ずっと影ながら拓海のことを好きだった。眼鏡っ子だけど、頭も良いし、素は美人。父親が仲よい友達と援助交際してる。こういう種類のHeavyさが一番くる。だから白石の登場場面と最後の場面。
音楽聴きながら気楽に運転するタイプだから、バイクも車も興味なかった。けど、主人公たちのように恋愛を横において一つの道を究めながらも、ガツンとした出会いに翻弄される。最初の出会い以降ずっと上手くいってるバリバリ伝説よりも、四苦八苦してるイニシャルDの方が好きなんだと、やっと20年たって言語化できた。個人的には、良い出会いを探すヒマがあったら、数年に一度のそういうチャンスを逃さないぐらい魅力を高める方向に歩くのをオススメします。そのためには周囲からアホと思われるぐらい打ち込めるモノを探すこと。顔でも金でも頭でも身体でもないよ。
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映画を土曜日に見てきた。聖典のない日本にとって、この漫画が今の聖典。
聖典とは皆が見て、生き方の指針になるもの。
漫画で見ると主人公の無意識領域の凄さが伝わらない。映像だと幼子にも伝わる。あれは確かに映画のようにウユニ塩湖の風景。漫画だと白黒だから頭で理解しても心情に響かない。これだけ人間的にも完成してる主人公だと逆に距離を感じる面もあるが、妹を守る部分とか、周囲の人間くさいキャラクターとの合計で大人の視点からも許容範囲内。ONとOFFのギャップが激しすぎる善逸もさることながら、被り物をとったら実は美少年顔な伊之助も良い。この3人のキャラが立ってるね。けど、大人でも惹かれる一番の理由は鬼になることを選んだ弱い人間たちへの近親感。特にアカザの最後は良かった。
昨年のアニメ放送以来話題になっていたのは知っていたけど、見ようと決めたのは叶姉妹のねづこコスプレ。漫画において、麻生元首相と叶姉妹のセンスは参考にしてる。だからコロナで外出できなくなった3月以降から動画配信サービスdTVやunextで観た。
最初は斜に構えていたけど、錆兎と最終選抜からはハマる。先日は作者の新人賞作品まで読むんだから個人的にはかなりガチだね。アニメ以降の話はマンガ喫茶で全部読んでいたのに、映画のあとに全巻購入してしまったからなぁ。
「スラムダンク」まで。「ナルト」も「ワンピース」も読んでない。明治剣術モノでは「るろうに剣心」は読んだけど、漫画もこの十選のようにマイナー派なので、その立場でこれだけメジャーになった漫画にどこまで言っていいのか謎だけど、、、やっぱり鬼滅の刃は何かが違う。映画をみながら痛感してた。マンガで読んだときよりも煉獄杏寿郎が死ぬ場面は感動した。そもそも夜明け近い時間帯も白黒じゃ切実感でない。東の空がうっすらと明るくなるのは、さすがに白黒じゃ表現てきないし、鬼にとってはこれこそが一番の恐怖だから。
るろうに剣心の主人公もドラゴンボールの悟空も味方というか仲間の中では基本的に一番強い。
主人公より強い先輩が盾になって死ぬのは、ジョジョですら第1部のツェペリさんだけ。これって、かなり大切なことだと痛感。ここまでぶっとんだ分析はしないけど、日本は国民が自覚してないレベルの宗教概念があるし、鬼滅の刃は今の時代の聖典になったと。
日本人はそういう不幸に会ってないから、日本教徒などという自覚は全く持ってないし、日本教などという自覚は全く持ってないし、日本教なっどという宗教が存在するとも思ってない。その必要がないからである。しかし、日本教という宗教は厳として存在する。これは世界でも最も強固な宗教である。というのは、その信徒自身すら自覚しえぬまでに完全に浸透しきっているからである。日本教徒を他宗教に改宗さすことが可能だと考える人間がいたら、まさに正気の沙汰ではない。この正気とは思われぬことを実行して悲喜劇を演じているのが宣教師であり、日本教の特質なるものを逆に浮き彫りにしてくれるのが「日本キリスト者」すなわち日本教徒キリスト派であるから、まず、この両者に焦点をあててみよう。
宣教師はよく日本人は無宗教だというし、日本人もそういう。無宗教人などという人種は純粋培養でもなしなければ出来ない相談だし、本当に無宗教なら、どの宗教にもすぐに染まるはずである。だから私は宣教師にいう、日本に宣教しようと思うなら、日本人の『ヨハネ福音書』と『ロマ書』はお読みなさい、そしてそれがすんだから日本人の旧約聖書の全部は不可能にしても、せめて『創世記』と『第二イザヤ』ぐらいは読まねばいけません、と。彼らは驚いて言う。そんな本がありますか、と。ありますかには恐れ入る。そしてさらに日本教を研究したければ、日本教の殉教者を研究しなさい、というと目を丸くする。殉教者がいますか? あたりまえです。殉教者のいない宗教はありません。西郷隆盛という人、あの人は日本教の聖者であり殉教者ですというと、もう全くわけがわからないという自信喪失の顔付きになってくる。そこで私はいう。いや何のご心配もいりませんよ。何十年か日本で一心に伝道してごらんなさい。そのうち老人になると、日本人はあなたのことをきっとこういって尊敬してくれますよ。「あの人は宣教師だが、まことに宣教師くさくない、人間味あふるる立派な人だ云々・・・」 何十年かたったら思い出してください。この「人間味あふるる」という言葉の意味と重さを。そしてそういわれたときに、あなたが日本教キリスト派に改宗したのであって、あなたの周囲の日本人がキリスト教徒になったのではないという事実も。
『日本人とユダヤ人』 イザヤ・ベンサン 角川文庫
ついつい個人的に大事な部分を太字・下線にしてしまったが、こういう本を二十歳までに読まなくちゃいけない。高校生の必読書に必ず上がるけど、私が読んだのは23ぐらいだった記憶。線画の質からJoJoと同じく大ヒットからは縁遠い漫画なのに、アニメが素晴らしすぎて大ヒット。JoJoの1部と2部のアニメは絵が酷かったからなぁ。3部のアニメから大ヒットしても、連載から20年以上経過。それは不幸なのか、幸福なのか。そんなことすら良く分からないけど、映画に行く価値は十分に感じた。
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公開3日間の大ヒットで分析記事が増えたね。けど聖闘士星矢!?同じジャンプ同世代として納得いかんぞ。ブロンズセイントのために盾となって死んだゴールドセイントなんていたか?!うーんうーん、記憶無いぞ。。まだミルクボーイ漫才の方がマシのような。
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感動しても何も変わらなければ月日とともに薄れていく。せっかくの感動は日常の変革につなげないとね。ならば、この素振り棒が一番オススメ。学生時代に古武術をやっていたから、数年前に日々の鍛錬を再開しようと思って。スポーツジムに行くよりもこちらの方が性にあってる。手を頭の上までもっていかないとテレワークで余計に凝った肩が良くならない。腕立て伏せよりも個人的にオススメ。
最近は上半身裸で振りかぶったときに背中に棒を当ててます。これで背中もマッサージしてる。結構オススメよ(笑 レビューにはテニスのラケットのグリップ用テープが必要と書いてあるから一緒に買ったけど、結局使ってないのだが。俺の振る速度が遅いから??うーん。
ベランダから富士山が見えるから此処に住むことにしたけど、住んでから白峰三山も見えることが分かった。なのに昨年でっかいマンションが建ってしまい、、、めっちゃショックな毎日ですが、それでもこの写真のように富士山はちゃんと見える。だから今年の取り組みとしてベランダに露天風呂。
そんなのはこういう商品を買えば何の問題もない。新型コロナでプールが閉鎖して家庭用プールとして購入する家庭が増えて商品到着まで時間がかかったけど。。問題は追い焚き。ネットを調べても事例ゼロ。だからあれこれ工夫して、何度も失敗し、やっと上手く行ったので情報共有。
追い炊きには火と電気があるが、電気は感電の関係からお湯につかっているときは無理。そもそも電気メインでアウトドアとは言わないない。火で熱する場合は通常の家庭用の追い焚きの仕組みと同じ。1穴と2穴がある。最大限アウトドアで行くのでポンプなしの自然循環の2穴。ところが商品は穴が1つしかないので、穴を追加する。商品紹介には二重排水管の設計って書いてあるのにね。これがけっこう大変。こういう商品の上部だけ切り取ってはめる。
ここに自作の追い炊き缶をつける。ダイソーの直径10cm×高さ15cmの缶に、直径16mmのアルミ丸パイプを取り付ける。この取り付けはJ-Bウエルド オートウェルド 超強力接着剤を使う。さすがに溶接まではマスターしてないので。。台所で動作確認して問題なしだが、実際に使ったら水圧で蓋が外れた。あわててこの接着剤で蓋も密着。これで熱したお湯が自然循環。
熱するのはカセットコンロでも良いですが、うちはガソリンバーナーなのでランニングコストは家庭用ガスと変わらない。今から買うならガス缶も使える372ですが、、371しかないときに買ったので。。
これで完成かと思ったら、自然循環だとほぼ百度の熱湯が出てくる。このためそれぞれのパーツの耐久性が不安に。この写真は耐熱温度が高いシリコンチューブですが、これだとアルミパイプの内側にとりつけるので漏れる。だから写真にある青いシャワー用のホースを使う。するとMAX65度まで。ちなみに左の写真の窓から出てるホースで台所からお湯を引っ張ってきます。あくまで追い焚きであって、この仕組みで水から暖めると大変だから。
それでも気にせずに使っていたら、百度の蒸気と水圧の関係から、冷たい水が入った瞬間に缶がひしゃげた。この大気圧の力にはさすがにびびった。ダイビングでも水深30mとかならこれぐらい缶は潰れるけど、まさか地上の大気圧でここまでいくとは。水蒸気が一気に冷やされて真空に近くなるんだね。。
なので諦めてポンプで循環することに。だから、今から作るなら二つ目の穴を開ける必要は無いと思います。この追い焚き缶で温めたお湯を風呂の上から入れれば。ポンプはこの商品を買ったが、注意点としては水を押し出す機能はあっても吸い上げる機能が無い。だから「風呂の下の口→ポンプ→追い焚き缶→風呂に戻す」という接続にする必要があります。
この写真では風呂自体を上にあげてますが、これをしないと横みても塀しか見えないので、、ここら辺は設置場所で異なるので個別に工夫してください。
現在、熱効率をあげるために追い焚き缶をダイソーの缶からもっと底面積の大きい缶に変更中。成功したら追加しますね。
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[10.25]
バーナーの炎のサイズに合わせてもっと大きい缶を探し、結局クッキーの缶に落ちついた。子供の頃は良く見かけたけど、近くのスーパーを回っても見つからず、シャトレーゼや不二家にも無く、ネットで購入。ダニサも初めて知ったけど、缶自体はさすがのつくり。
これにて完了といいたいところだが、夕焼けの時間帯は良くても夜中に夜景をみるために水温が下がった風呂を暖めなおそうとしたら全くダメ。もちろん上の穴からは温かいお湯が出てくるが、それもこの湯船に混じるとすぐに下がる。窓全開の部屋で暖房しているようなもので、温める火力と周囲が奪う熱量が均等状態。ホースを通る間に温度が下がるからホース自体を断熱する必要もあるけど、もっと根本的な点。どんな露天風呂だって地面に穴を掘る形で湯船がある。湯船の周囲は土だったりタイル。なのにこの環境だと湯船の左右が風の通り道でガンガンに冷やされる。太陽が出てる間はそこまでの温度差がないけど、夜は無理だね。水温のKeepは出来ても全くあがらん。だから冬の昼間も難しいとおもう。
なので道は長い。。とりあえず追い炊き缶にこれ以上の改良の余地は無いから。次の手のため、今は準備中です。
キャンプが趣味な会社の人がアヒージョにハマっていると聞いて、いつか登山でも試してみようと思ってた。今年の登山でアヒージョをしたら多数の同行者から絶賛なので紹介します♪
アヒージョで一番悩ましいのは残った油。
これはオーソドックスにペペロンチーノ。けど茹でて炒めると山メシとしては手間がかかりすぎ。だからすいすいパスタで登山中から水で戻しておく。戻す時間はMAX。30分といわず1時間でも2時間でも。どれだけ水につけていても一定以上は変化ないから(さすがに24時間以上つけたことはない)。こうやってMAXでふやけるとそのまま水を切って炒めるだけでOK。それでも堅焼きそばぐらいの硬さになるけど、複数の同行者は「これぐらいがちょうど良いね」と同意。
次に悩ましいのがアヒージョの鍋。
終わったあとも油でべとつくから。それをこの写真のようにパイナップルの缶で代用する。何が良いってプラスチックの蓋がついてくること。これで2人〜3人分までいけます。この缶で150ml前後の油がちょうどよい分量。飲むヨーグルトのミニペットボトルがオススメ。個人的にはニンニクをその場で切ると手が匂うので、ずっと前からオリーブオイルにつけておきます。昔からペペロンチーノのために季節に一回そうやってきたので。
オススメなのは、しいたいけ、エリンギ、餅、ウインナー
店で食べるアヒージョは海産物&マッシュルームが基本ですが、しいたけやエリンギの方が食べごたえある。特に良かったのはお餅。揚げるのに時間がかかるから4つに切って入れると最高。
今年はコロナもあってテント泊の登山をしてないので日帰りでの経験だけですが、これなら十分に山メシとして文句ない。今までずっとラーメンとかパウチのスパゲティーとか食べていたけど、やっぱり水と油は違う。油の方が体力にすぐ反映されるね。いつもの同行者(大学時代の同級生)は小屋派で私はテント派。そんな彼が「山小屋のメシを越した」といったのは始めてだったので、それぐらいの満足度あります(笑
最近は普通にこのまま家でも作ってます。油の処理が大変で家で揚げ物をしてなかったけど、この缶の量の油ならペペロンチーノにちょうど良い。ただ、カセットコンロだと缶が小さすぎるかもね。色々調べてたらたこ焼き器を使う人もいるみたいなので、そちらをオススメかな。このイワタニの家庭用ガスボンベはもう製造してないから、こういう中華製になる。値段はイワタニの三分の1だが、品質は当たり外れあるみたいだね。安心さを求めるならSOTOにCB(カセットボンベ)缶→OD(アウトドア)缶変換コネクタだね。
離婚式が流行り初めているのは以前からニュースで知っていたけど、縁切り神社まで行くのは初めてみた。横浜の本牧神社ってそんな御利益まであるの?知らなかった。昔から女性の縁切り寺は多いけど、これはそういう歴史だから。男性の縁切り寺はここだけ。以前、春の登山開始はいつも大山。日向薬師が好きでそこから登ってるうちに見つけた。ネットには「放火と殺人を犯したもの以外は、ここに駆け込めば助けられたといいます」としか書いてないけど、現地にはちゃんと男の縁切り寺と書いてあった。
ところが山津波でもともとの場所は全部建物がなくなった。場所を変えて再建されてる。もちろんパワースポットとしてはもとの場所。この洞窟がメイン。写真のような土砂崩れで首の無くなった仏像に取り囲まれた空間。結構ヘビー。陽の下でもヘビーなのに、それが洞窟の中にあるから。あの洞窟には五分ぐらいしかいれなかった。。中で座禅する勇気はさすがに出てこなかった。
当時は別居中ぐらいで、ちゃんと縁を切りたいというモチベーションがなかったのも理由かな。あそこは年間で訪れる人が10名未満では?そういう場所の空間の強さは半端ない。
そこから大山頂上まで登るとケーブルカー使う大山登山とは比べものにならない大変さの分だけオススメです。近くに大友皇子の墓もある。そこも地味にオススメ。
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