渡辺淳一のこと:「10代での衝撃」


「そっか、渡辺淳一は死んだんだ」

今までに読んだのは「遠い落日」「君もコクリコ我もコクリコ」ぐらい。膨大な不倫系小説を避けてきたのは、帰宅したら日経新聞の裏面の失楽園から読み始めるのが高校3年生の時の日常だったから。あれでお腹一杯です。不倫以外をテーマにしていると知って、上記2つの本は読んだ。それぞれに面白かったが、コクリコの方が今でも印象に残ってる。
なんかの折に、

「高校時代に付き合っていた彼女が入水自殺した」
「初めて心臓手術をして、非難された時の助手だった」

と知って、ぶっとんでる作家は、若い頃からぶっとんでる経験をしているんだなぁ、と思いつつ、入水自殺の件は心の奥底で気になってた。渡辺淳一本人が「彼女との事が無かったら作家になっていなかったかもしれない」と述懐するのも納得していた。今日は帰宅後、2時間ぐらいこのことについてネットで情報を集めてた。「阿寒に果つ」を知り、今、Amazonで注文したところです。


こちらのBlogで引用されている渡辺淳一の回想
渡辺淳一が若い頃にイケメンだったというのも、この写真でそこそこ納得。男の子は頭が良くて繊細な感じは出ているし、女性は多感でチャーミングな雰囲気が出てる。いい写真だからうちにもおいておこう。こちらのサイトは彼女の類縁者の意見として、彼女自身の家族の中での位置づけが垣間見える。

確かにこのサイトで考察しているように、接吻だけでなく「踏み込んだ人間関係」があったのだと思う。この言葉自体にセンスを感じる。「踏み込んだ人間関係」。 まあ、そうだろうね。じゃないと男はここまで引きずらない。この投稿が一番気になる。彼女の小説を読む事で、Blogの管理人は気づいたのだろうね。自殺の本当の原因を。

上手く言えないけど、渡辺淳一があそこまで書くということは、逆に実は書いてない部分があるということであり、本当の理由を書かなかったからこそ、それ以外の部分を小説にできたのだと思もう。

今の僕自身の想像では、妊娠や堕胎だと思うけど。


それにしても、なんでここまで気にしているんだろうなぁ。
渡辺淳一が描く「性愛の極限」にはそんなに興味が無いくせに、「10代での衝撃」にはどうしても気になっている。ある種の事はあらかじめ決められていたかのように生じ、自分に違う道があったハズなのに10代後半の男にそれが選べるワケも無い。相手に不幸が生じ、自分もそれで傷つく。この感覚をどうしようもなく共有しているからだね。

注文した本を読んで感じることがあったら、追加で書きます。
 



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