「努力はいらない「夢」現実脳の作り方」 苫米地英人

Book紹介コーナーに苫米地本を取り上げるのは初めてじゃないかな。HP時代から散々話題には出てきたけど、自信を持ってオススメできる本はこれだと思う。

プロ野球選手のノリさん。
中村紀洋(なかむらのりひろ)は日本のプロ野球選手。ブラックバージョン(黒ノリ)とホワイトバージョン(白ノリ)の2パターンの人格を使い分けている。中日時代は近鉄時代のイメージとはずいぶん変わった印象(白ノリ)を与えていたが、東北楽天ゴールデンイーグルス移籍直後に元の姿(黒ノリ)に戻り、自由契約となる。2011年横浜ベイスターズに電撃入団。とりあえず、現状は白ノリ。

苫米地氏も同じようにブラックバージョンとホワイトバージョンがあるんじゃないかと個人的には思ってます(笑 そもそもオウムシスターズの脱洗脳の後に結婚しちゃった時点でブラックのような。。世間一般的に見れば、「脱洗脳というよりも再洗脳しただけでは?」という解釈になるから。

山ほど本を書いているけどイカガワシイ系統の本も多い気がしてます。本人の持っている技術および理論体系はピカイチなんだけどねぇ、残念だよなぁ。今までも4,5冊は買って持ってるけど、本当にいい本があったら紹介したいなぁ。というのがこれまでの純粋な私の立場。

で、この本は表紙はブラックですが、中身は一番ナイス。以前のダメ自分本に並ぶほどのオススメです。あちらの本は、ダメ状態→通常状態に戻るためには最高の本。けど、通常状態→アクティブに活躍している状態になるためには、そこまで得るモノは少ないような。その点で、アクティブに活躍している状態を達成するために一番参考になるのがこの本だと思ってます。
上記画像のリンクからアマゾンのレビューを見れば伝わるよね。

----
今まで著書を何冊か読んでいると、ちょっと尊大な印象を受けていたんですが、今回は違います。目線を合わせてきてる感じ、丁寧で解りやすいです。

----
苫米地氏の著作は好きで、これまでにも何冊か読んでいます。ただ、氏の理論や考察はつねに刺激的で、読み物としてはたいへんおもしろいのですが、いわゆる 自己啓発的な内容の本であるにも関わらず、読者が現実に応用できるノウハウの部分が弱いと感じていました。いえ、「弱い」というより、「ぶっ飛んでいて、 凡人には難しすぎる……」というべきでしょうか。

ですが、この本では、アメリカの自己啓発教育界の権威であるルー・タイスの考案したプログラムを苫米地氏の理論と結びつけたことで、従来の著書より格段に 現実的な応用のしかたが見えてくる内容になっています。「これは使える!」と感じさせる点においては、今まで私が読んだ氏の著書の中でベストに挙げられま す。理論的な部分に関しては、これまでの本と重複している内容も多いですが、そのエッセンスがわかりやすく、簡潔にまとめられています。
----


ちなみに、こちらのネガティブ意見も参考にすべきかと。
苫米地英人さんが主催するセミナーにはまっている彼がいます。すべてうまくいく。スコトーマをはずす。やりたくない仕事はやる必要がない。ポジティブシン キングですべてうまくいくらしいです。あまり、苫米地さんのことは知らないのですが、昔公安に依頼され、オウムの洗脳をといた功績があり、
脱洗脳の第一人者らしいのですが、わたしには、彼を洗脳し、金儲けに走る汚いおっさんにしか思えません。セミナーにいかないでほしいと泣いていうと、お前はドリームキラーだ!といわれました。つらいです。


この両極端の間に真の苫米地英人がいる。だから、本当のことを言えば、ブラックとホワイトがいるわけじゃない。この資本主義の現代の中で、己の組み立てた理論とスキルを活用してセミナーを開いている。それでお金をバンバン稼いでいる。それを単純に「ブラック」とは思わない。真にホワイトならば現代のお釈迦様になれる可能性を秘めている人だとは思うけど。

この女性の気持ちは凄く分かるけど、悪いけど、この本を読んで「やりたくない仕事はやる必要がない。ポジティブシンキングで全て上手く行く」と理解した、その彼氏はちょっと単純すぎる。本当ならばその女性がこの本を読んで、彼氏の理解の浅さを指摘してあげればいいのだけど。。

この女性の心の叫びに対しての回答者の解答内容が素晴らしい。
----
苫米地氏を完全否定はしません。苫米地さんが教えていることは絶対とは言い切れませんが、たぶん本当の事実だと思います。しかし、苫米地さんは「どこの誰にでも出来る」を主張しているから信用を無くしました。誰にでも得意分野と不得意分野はあります。
----
彼の理論自体は間違いではないですが、その教育や指導は小学生に外科手術を教えるようなものです。《略》しかも彼は確信犯的に本(出版物)やセミナーのタイトルを胡散臭くしてます。そこはやり手。わざと胡散臭いタイトルの本やセミナーで人の気を惹く。が、誰も否定出来ないと分かってるから誰かが非難しても限界があります。彼は日本では随一の脳機能のプロフェッショナルなため、脳の働きのテーマで彼を堂々と否定出来る人はいませんし、実際にも必ずしも間違ってはいません。彼はわざと胡散臭いキャラを狙ってるフシすらあります。
----


だからこそ、苫米地英人氏と同じ人工知能に青春をかけ(死語だぞ/笑)、同じように仏教理論を読み漁り、脳機能についても一連の知見を積み上げてきた(つもりになっている/笑)、私が、ミッシングリングを埋めたいと思う。

--------------------

  逆順無二ノ門
  大道ハ心源ニ徹ス
  五五年ノ夢
  覚メ来リテ一元ニ帰ス

明智光秀の時世の句といわれているのがこの漢詩。これが全ての出発点。織田信長は郷里の英雄なので20冊以上は読んだ。明智光秀の謀反については皇室、宣教師、秀吉等色々とバックの説はあるけれど、死ぬ間際の光秀の心情は「逆順無二ノ門」なんだよね。

苫米地氏の本ではよく「抽象度を上げろ」と言っているけど、その本質を一番リアルに示しているのがこれだと思ってます。「逆順無二ノ門」とは「《信長に反逆すること》《信長に仕えること》の両方とも同じである」という意味だから。誰がどうみても同じじゃないけど(笑、それを同じと思うのが抽象度が上がった地点。

まずは、この時世の句を十回は写経すべき。声に出すだけじゃなくて。そしてこの光秀の句を身体感覚として理解しないと。それがスタート地点。だから正しい努力は必要。「努力はいらない」なんて釣り文句に決まってるだろ(笑 おねーちゃんの店の看板に「美人多数」と書いてあるのと同じだとなぜ分からないかなぁ。


一般的には努力と見なされる事を、本人は努力と思ってない状態

こんだけなんだって、この黒本が訴えている一番大事なのは。つきつめると。
だから「努力はいらない!」という帯文句は嘘ではない。だって本人は努力と思ってないから。けど、喰っちゃ寝してて良い訳じゃない。それを勘違いすると、スタートラインにも立てないよ。

本当に成功をする人は、そもそも努力とは思ってない。イチローだって「準備」とは思っているけど、「努力」とは思ってないって、よく色んなイチロー本に書いてあるじゃん。そもそも「努力」と思った瞬間に心には僅かでもネガティブイメージがわいて、取り組む量が減る。少し頑張ったらすぐにご褒美が欲しくなる。で、実際食べる。体重は元に戻る。誰でも経験あるじゃん(笑

この黒本は努力を努力と思わないためのノウハウが書いてあって、私がこれだけ色々な本を読んできた中では一番だと思ってます。だからこそ、皆さんにオススメするわけですね。そんな意味では本のP38が一番大事。ネタバレする気は無いので、気になる人は買ってみてください。ただ、コンフォートゾーンをずらすのは非常に難しいよ。「大幅にずらしつつ、臨場感を描く」というのは、理論として知っても出来る人は100人中10名いないかもね。けど、この本に書いてある内容は最低でも知っておいた方がいいと思う。本の後半部分に書いてあることを真面目にやれば、100名中40名ぐらい達成できるかもしれない。



段階的な理想像のアップ

この本がイマイチなのは、高い理想像を持って、ドリームキラーへの反論準備を薦めているところ。けど、あまりに現状と異なった理想像は、それを保持するのに非常に労力がかかる。夢への反論のための反論に時間かけすぎてもねぇ。もちろん反論の準備が夢をより具体的に掘り下げて、ブラッシュアップする面は当然ある。だから、要はバランスの問題なんだけど、そのバランス感覚こそが一番大事。こればっかりはセンスなのかもね。

この本はある種の勘違いを薦めているワケだけど、勘違い人間は友達できない(笑 だから、自己の理想像を描くのは大事だけど、それが周囲の納得性を得られる範囲で、すこしずつステップアップする方がいい。ただ、ゆっくり行くと遅いし、無視すべき周囲の存在もある。この見極めだけなんだけど。そういう点では、もうちょっとここら辺をノウハウとして知りたかったが、やっぱりセンスとして片付ける話なのかもしれない。

本当に心の底から「やりたい」と思うこと、「こうありたい」と願う目標に向かって、24時間、朝から晩まで自分の自己評価を高く維持するように努めることです。P109
というのは限りなく正しいのだが、自己評価を高くする→自分が偉いと勘違いするのでなく、「自分が決めたやるべきことを毎日しっかりやって、その日々の積み重ねが自己評価を自然と高める」とまで言わないと、先ほどの彼氏のように勘違いする人も出てくるよね。そういう人が苫米地氏のセミナーのカモネギだとも思うけど、搾取される側の人間はいつも搾取されるのも世の仕組み。もちろん「成功するには○○しなくちゃ」という努力感満載の感情はダメだからこそ、「○○しないで寝るのはなんかイヤ」という歯磨きレベルの習慣にする必要があるんだけど、それってホント難しい。

だからこそこの本のノウハウである「ブリーフシステム」→「言語」「イメージ」「情動記憶」の価値がある。ここまで書いている本は、氏の本でも、他の人の本でも初めてじゃないかな。素晴らしいの一言につきる。このノウハウだけで本の代金1300円の10倍はある。さすがに10万以上のセミナーは勧めないけど、このノウハウに1万円の価値を認めない人も、せっかくこの世はここまでノウハウ化が進んでいるのに、もったいないなぁという気分。

---
ちなみに苫米地さんの本はいつも「情報空間に対するホメオスタシス」から始まるけど、なぜ人類がその方向に進化したのかの掘り下げは見たことない。私自身は興味大だが、苫米地さんは興味無いのかもね。あと、手法がディベートの応用が多すぎて、それは嫌いじゃないんだけど、たまには全く違う知見からの方法も知りたかったりも。アンカー/トリガーは面白いけど、その具体的な方法をもうちょっと知りたいとは思う。ただ、ここら辺は本人が試行錯誤するべき話であって、やり方の入口は見えているので、「なんでもかんでも他人に答えを求めるな」の世界でしょう。

この本の最後の締めの文章はかなり好き。こういうのを見ると、根は悪人では無いと感じる。って、もちろんもっと奥に色々と思っているかもしれないけどね。だから正確に言えば、「この本で伺える苫米地氏は悪い人ではない」 ハマリ過ぎると怖い人だと思うので、くれぐれも「この本だけじゃ足らない→セミナーに行こう」とはならないでね。「この本だけじゃ足らない」と思ったら、それは自己の実施力の無さです。セミナーなんかじゃなくて、その事実と向き合うことを薦めます。私自身も、そう自分に言い聞かせてます。

以上。
 



コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

categories

links

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM