15の夜にGEB:ゲーテル・エッシャー・バッハ

ホフスタッター(著者)はこの本(GEB)をどんな人たちに読んでもらいたいかという質問に、

「わたしが15歳の頃に興味を持っていたような事柄に関心のある、15歳の頭のいい連中」


おいおい。。15でこの本を理解できたらペイジとブリン(Google創業者)を越せるだろ・・・

 

圧倒的な名著です。20年前、僕が20の頃から名著の誉れ高かった。これを15で読むには幸運も必要。この本が転がっているような家に育った子供にとっては日本の大学受験なんて歯磨きぐらいの難易度かもね。本の名前のとおりこれだけ複数の領域(数学・絵画・音楽)にまたがる内容だから、文系とか理系とかそんな乱暴な分類に己を規定する人は絶対に手をとらない。

 

Deep Learning狂騒曲を冷静に見れず、「G検定とりたい」とか思っている人達はどっちでもいい。ちょっとでも調べれば、ニューロコンピューティングには二つの超えるべき山があり、Deep Learningはそのひとつにしか答えてないことは分かるから。それについて書いてない時点で、巷のDeep Learning関連本は問題外。松尾先生もまずここから書くべきじゃない? 期待値コントロールとか言う前に。Deep Learningの創始者のヒントン先生は、最近チャンクと言っているんだって? 直感的に狙いは正しいと思う。けど、チャンク構造にマッピングすることと、記号が立ち上がってくることの間は、かなりの距離があると思うけど。

 

この本は20の頃に買った。学生に5500円は高かったが・・・。自力でこの本の存在を知り、そして買っただけでも褒めて欲しいという思いもちょっとあるぐらい。読んだ。何ヶ月かけたかも忘れた。そして本棚に仕舞い、、、、10年に一度ぐらい読み返していた。気づいたら、著者がこの本を書いた年齢(34歳!)を超していた。げげげげ。落ち込むわー。それに、未だに全部理解できないんですけど。。

 

と思っていたら、昨日の仕事関連で行ったカラオケで「15の夜」を歌っているのを聴いた。曲を全部通して聴いたのは初めてかも。15歳前後のときヤンキーしてたA(前回の記事の登場人物)が教室で鼻歌してた記憶しかない。「盗んだバイクで走り出す」なんて、ほんとそっち寄りの少年の心わしづかみ。Aも同じ様なことやってた記憶。もし、あの時、僕がこの本を手にしていたら、今頃はベンチャー作って成功してたのだろうか。

 

と、夢想してしまった。。

それぐらい15歳という時は、何かのターニングポイントなのかもね。アメリカでも日本でも。

 

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落ち込んでもしょうがない。

この本を完全に理解して、その先に行かないと先は無い。Deep Learningにおけるテンソルとか数学理論なんていいわ。そりゃ理解できてないけど、理解する必要性すら感じない。どっちが山の頂上に近いか。そしたら間違いなくこの本。この本の先に道は続いている。

 

やっと分かった。

 

・意識があるから自己言及できるのか

・自己言及できるから意識が生まれるのか

 

自己言及の具体化としてGとEとB。それらの相似性。けど、この本のコアはここ。そして、まだ本は最後の90Pあるけど、これがこの本を超すための視点なんだと、やっとわかってきた。。

 

同時という答えもあれば、スパイラルという答えもある。けど、スパイラルであったとしても、基点はどっち? この本にもちょっとだけ書いてあった。自己言及の前に自己の範囲の確定だろ。そっちが先。物理的には自明だと皆が思ってる。

 

違うんだって。自分が持っている道具は自己になるんだよ。たとえば車とか。だからこそ、事故を起すような老人から車を取り上げるのが難しいんだって。もうひとつ。なぜ自己言及するか。食物連鎖の上にも下にも自己言及は必要ない。そんなのする前に食うか食われる。したら結果が良くなるワケでも無くて単なる無駄。結局、自己言及は同種間におけるSEXと闘いのため? やっぱり自己言及の必要性も追いかけないと。

 

 

 

尾崎豊の「15の夜」に惹かれる15歳の少年がこれからも沢山いることと同じぐらい、GEBに惹かれる15歳の少年も沢山いるだろう。同じ少年が両方に同時に惹かれることは、金メダルとノーベル賞を両方取るぐらい難しいとは思うけど。15の夜を褒めるネットの情報と同じぐらい、GEBを褒めるネットの情報も必要。それが、産業立国として日本が世界で戦う基盤になる。

 

 

 

とおもって、まずはここまで。

 




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