サイコパスの中間状態。弄るのが無性に好きな人達

 

■映画『凶悪』残虐性は「人間が持つ普遍的な暗部」と描く。だが最新科学は先天的障害であるとする

なんで日曜日にこんなダークなテーマの文章を4時間ぐらいかけて全部読んでいるのか謎だけど、この一連の記事は誰よりも本質に迫っていると思う。猟奇的事件を起す人間について反社会的とサイコパスに分類している点から素晴らしい。

 

以前に四倉さんの記事は読んでいたハズなのに、単なる一つの「へえ」ぐらいの知識になっていた。。今回は実際の殺人事件と絡めて、かつ「サイコパス」と「ソシオパス:反社会性人格障害」を明確に区別しているから全部読んでしまった。こちらの記事も区別しているけど、その区別が中途半端。まだ脳科学的に証明されているわけじゃないけど、科学であっても最初は個人の直感によって先に進むわけで、この人の直感は殆ど信じる。

 

特にサイコパスの快感を「逆転快」と命名しているところからセンスを感じる。

他者の表情から感情を読み取れないことは、サイコパスだけでなく、反社会性人格障害や自閉症の人にも見られる症状ですので注意してください。それらはサイコパスとは全く別の障害です。 

と追記しているのも納得。相手の苦痛の表情が快感になるのは自閉症ではありえない。反社会性人格障害の場合、社会を恨んでいる理由から一部の社会階層の人の苦痛を快感に感じる面はあるけれど、サイコパスはそこにタガがなく純粋に脳の疾患という点は正しいと思う

 

 

多くの自閉症児は、反撃することをしないので、いじめの格好の標的になってしまい、激しいいじめに会う。サイコパスは弱いものを見つけ、いじめを陰湿に、手加減をしないで行う側である。自閉症者はいじめをされる側である。サイコパスと自閉症者は真逆の位置になる。

こちらに端的にまとめている点も素晴らしい。これら3者を分かりやすく表でまとめているのも素晴らしい。

 

扁桃体の機能不全が原因であるが、機能不全であるとなぜ邪悪になり暴力的になるのか?K.A.キール、J.ブレア、M.ストーンはまだ回答に至っていないようなので、私が考えた。おそらく、極限の恐怖の表情や叫び声で機能不全の扁桃体がわずかに反応するのではないかと思われる。このわずかな扁桃体の反応が麻薬のように快感として作用するのではないかと私は考える。麻薬の快感が切れた時に再び快感を求めるように、サイコパスは邪悪な行為を繰り返す。麻薬患者が麻薬以外に関心がなくなるのと同じように、サイコパスは邪悪な行為が最大の関心事になる。機能不全の扁桃体のわずかな反応にすべてを注ぎ込む。扁桃体が反応するまで、より刺激的な拷問や暴力へとエスカレートする。相手が苦しみ悶えれば悶えるほど、恐怖で悲鳴を上げれば上げるほど、自分が暴力をふるって興奮すればするほど、扁桃体が反応し、サイコパスは生きている感覚を束の間だが少しだけ取り戻す。サイコパスの邪悪な行為は、病気の症状から、少しでも逃れようというあがきでもある。

 

この文章のすごさ。書いてる人は精神病系の専門家ではなく一般的なビジネスマンのようだけど、この分析は素晴らしい。真実を捕まえたオーラがある。映画『凶悪』が原作から改悪になった点を指摘し、代わりに「サイコパス」と「反社会性人格障害」の対決とする案も素晴らしい。サイコパスが周囲を巻き込み、周囲を擬似サイコパスにしていく分析も全て正しいと思う。全部読んで、かなり落ち込んでしまったけど・・・、これが人間の事実なんだと。

 

唯一気になったのが、「サイコパスは完全な先天性であり、半分程度サイコパスの人はいない。擬似サイコパスに陥っている人も邪悪なリーダーの影響を抜けたら戻る」という部分。扁桃体の機能不全ならば途中状態もあると思う。相手の血を見るのは嫌でもちょっと困った顔が快感になる人って身近にそこそこいるよ。本人はツッコミ役と自認してても単なる嫌がらせのレベルまで行く人。そもそもお笑いコンビにおけるツッコミは、ボケの面白さをより引っ張り出す役柄なのに、単に弄るだけ。そういう人達も生まれつき快感神経がオカシイという解説が一番腹落ちできる。

 

 

それにしても酒鬼薔薇聖斗の絵はエグかった。。見てるだけで正常な人の精神をヤバくする力がある。全く薦めたくないけど一応リンクは張っておく。。

 

■なぜ、「邪悪な性格」の持ち主は成功しやすいのか

の記事を最後に紹介。あんまり同意してないけどね。サイコパスが戦争に狂喜するように、企業もビジネスにおいて競争をしているから、どうしてもサイコパスがもぐりこむ余地がある。組織の存在理由からみて不可避であり、町内会とかの非競争的組織と違う。 という単純な事実を書いたほうがいいのでは?

「横浜映画サークル」の理論をベースにすれば、「サイコパスは相手の怯えを先天的に見抜く力があるから、出世する」でもいいような。 そういう意味ではHBRでもこのレベル?と思ってしまう面もあるけど。横浜映画サークルの作成中の記事は凄く楽しみ!

 

----

そういえば名古屋大学女子学生殺人事件も犯人はサイコパスだけど、事件現場は僕の地元なんだよね。帰省したときに事件が起こったマンションまで聞いてゲンナリした。こういうのを見ると、発生学的に一定の割合でこういう脳の障害をもった人は生まれてくるワケで、犯人の家族もずっと前から「うちの子はヤバイんじゃないか」と思っていたという記事を当時見た記憶がある。家族のその後については知らないけど、流石に色々と影響を受けるだろう。サイコパスという病名と原因がもっと広まって、確実に判定・治療できる世の中になってほしい。無期懲役にする前に、もっと科学的検査をやるべき。そんな面でも「横浜映画サークル」に完全同意です。

 

 

----

なぜ「横浜映画サークル」のサイトに辿りついたのか今日の午前なのに記憶の彼方(これも重い記事からくる一時的記憶亡失?)だけど、その30分ぐらい前にワイン投資を読んでいたんだ。その中でもこちらの記事が凄く良かった。

 

そもそも投資や資産運用に限らず、人間の日常生活というのは本来は地味なものなのです。あるいは地味な中に、本質的な価値がある。そのことを認めないかぎりは、真面目な人ほど”意識高い系”の病にかかる危険性がある。それを詐欺師は巧みに利用するのです。

現代社会は、“普通”であることの価値を非常に低く見がちです。でも、普通であることは、とても価値あることです。投資や資産運用も同じではないでしょうか。普通の投資でいいんですよ。リターンだって普通でいい。個性は人生の中で発揮するものであって、投資なんかで奇をてらっても意味がありません。人と違う投資手法に魅力を感じたり、そういったことに関心を持つ自分を特別だと思うのは、しょせんは“意識高い系”の病です。そもそも投資などは、しなくて済むならそれに越したことはないものなのですから。

 

サイコパスとワイン投資を一つの文章の中に書いていいのか謎だけど、ついつい太字にしてしまったところは、妙にリンクすると思う。快感というか、「幸せ」を感じれるかどうか。それは本当に先天的に完全に決まるのだろうか? サイコパスは本当に苦痛の表情にしか幸せを感じられないのだろうか。僕らが脳内快感物質の奴隷であり、そこから逃げれないのだとすれば、人生が終わって残るのは空しさだけになるのだけど。

 




コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

categories

links

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM