そして雲となって、雨が降り、川は海に往(ゆ)く

 

前回の続きとして、 泉ヶ岳〜船形山〜定義観音の一泊二日コースに行ってきました。

 

そもそも泉ヶ岳は仙台の小学生が行事として登るぐらいの山。昔、家庭教師時代に富士山の話をしたら「僕が登ったのは泉ヶ岳」と言っていた。山麓にあるスキー場に6年間一度も行かなかったのは後悔してる。当時はスキー場のサイズばかり気にしていたけど、仙台の夜景にダイブするようなナイターは行くべきだった。今回、スキー場の中にある登山道を歩きながら、「どれだけ登山から遠ざかっていても、さすがに泉ヶ岳ぐらい学生時代に来るべきだった」と痛感してた。

 

学生時代にやるべきことを全部やったか

入学した当時は南米〜中米放浪を志して第二外国語もスペイン語を選択したのに、二度の入院等があって出来ず仕舞。未だにコンプレックスがある。特にインド放浪をした人。会社の元先輩はインド放浪ベジタリアンだけでなく、会社入寮時の持ち物がボストンバック一つというミニマリスト。インドに行く勇気もなければ、未だに肉ラマダンの状態、紅茶の缶自体が山ほどあって同期がびっくりするほど荷物が多かった僕にとっては本当に憧れの人。今年の新人にも興味深い娘が。前日までの会社行事に50Lのザックで来てたから「学生時代に登山してたの?」と聞いたら「ヒッチハイクしてました」 確か90年代後半には同乗中の事故における賠償問題から長距離トラックは軒並みヒッチハイクを断るようになって文化も廃れたと思ったのに、そういう学生時代を過ごした人がいるとはね。久々にいい意味でショック。ずっと「思考」「運動」「感性」の三つを突き詰めれば良いと思っていたし、そこは悔いなくやったと思っていたけど、やっぱり泉ヶ岳ぐらいは学生時代に登るべきだった。

 

夏特有の空気のために途中晴れていても仙台の中心部は見えない。頂上では隣の山も見えないくらい曇っていたけど、一時的に雨が降った後は見晴らしが良くなった。特にスキー場の上に浮かぶ夏の雲を眺めていると前回から気づきが増えた。

 

山に還った思い出は雲となる。

泉ヶ岳も船形山も著名な山だけど、日帰りするコースを選ぶ人が多く、この二つの山を結ぶ登山道はかなり道が不明瞭。17時過ぎにやっと船形山の頂上避難小屋についた。ガス(霧の中)でまるっきり何も見えなかったけど、次の日の朝は小雨が降った後に仙台の中心部のみならず太平洋まで見えた。後白髪山から見ると仙台観音と中心部が一直線になるんだね。 夏の登山としては想像を超える風景を眺めながら、「何も無くて全てがあった大学時代」全体を感謝すべきなんだと、やっと分かった。

 

 

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宮城の山としては蔵王と栗駒山が有名だけど、それぞれが地元で、かつ当時に一緒に行けなかったから、今でも行く気になれない。山友達に誘われたら断るほどじゃないけど、1人で行くのはこの先も無い。改めてそう思った。

 




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