「朝、会社に行きたくなる技術」 梅森 浩一

「こんなベタな本を読んでいるんですか?」と言われそうだけど、本は雑食なんで何でも読みます。特にこういう本は本当に会社に行きたくない朝に読んでも手遅れだから。そうなる前に読んでおいた方がいいです(笑

日曜日のサザエさんを見終わった時、「あー、明日から会社だ・・・」とは誰しも思ったことがある感情だろう。社会人になる前にバイト等で働く→お金を貰う経験をしていても、やっぱり会社が持つ圧迫感は違う。

モッタイぶったタイトルよりも、こういうベタでストレートなタイトルの方に惹かれるから、見つけた時に思わず手にとってしまった。ペラペラ読んでたみたら、文章の軽快なテンポが心地よい。一時間ぐらいで読めるぐらいの量なのに、中身がかなり良いのもお薦めです。

この本の何が一番いいかって、「朝、会社に行きたくない」と思っている人=会社での仕事にストレスを感じている人の原因を3つに分類している、その軸なんだよね。

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この本は様々例を取り上げて、「サクっと診断」ってノリで、この3つに分類してる。それが凄くいい。やっぱり振り返っても、この3つしか無いよ。もちろん「お客がダメ」ってのもあるけど、それは突き詰めると真因にはならないと思います。

仮に「お客がダメ」だとしても、そんな見込み薄のお客にアプローチするしかない、戦略性の欠如した会社の方針がダメだと思う。もちろん見込みがあっても、人間的にイヤな客もいる。けど、それでも自分を評価する人⇒上司を巻き込めば、そこで失敗しても「まあ、あのお客相手ならしょうがないよ」と判断してもらえるから。そんな意味において、やっぱりこの3つしか原因は無いと思う。

その上で、大事なのはこのバランスです。
個人的には、新人の時ほどの割合が大きいと思う。担当した新人達のその後を見ててもそう。下手に学歴がある人ほど、が原因であることが分かってない。この本は最初に,筬△領磴鮓せた上で、上手にを出している。だから、ついつい「あ、そうか、俺自身の態度が原因か」って伝わると思う。こんなステップを踏んでくれている点が作者の優しさだね。なるべくならば、新人のうちの、周囲がお客さん扱いしてくれてる間に、この本を読んでおくのを勧めます。

今流行りのブラック企業じゃないけど、やっぱり原因が,了もある。
この本はそこら辺もしっかり診断してくれるんだよね。「そういう会社なら、さっさと貴方が見切りをつけるべきです」ってな診断結果もあって、気持ちが救われるだろう。個人的にも「これなら転職すべきだろう」と思ったときに、そういう回答が次ページに書いてあってかなり同意できた。

ということで、この本を勧めた理由は十二分に伝わったと思うので、この先は私が個人的に思っている事です。



社会人になってもうすぐ10年目。なぜか人材開発部門に配属になって、業務の50%ぐらいは1,2年目の新人への教育に携わっている立場から言うと、「会社に対してストレスを感じてしまう人のタイプ」って明確にある。

その一番のポイントは、「人間各々に良い所とダメな所があるように、会社各々にも良い所とダメな所がある」っていう事実を認識しているかどうかなんだよね。

理想の会社なんて理想の人間と同じぐらいありえないから。会社に対して人よりも文句を多く言う人ほど、「君自身にダメな点は無いの?」と聞くと、質問自体を全否定するか、固まっちゃうんだよね。

不完全な人間が集まって出来たものが完全になる訳ないんだよ。

それがシンプルなこの世の事実です。結婚だってそう。完全な夫婦なんて見た事も聞いた事もない。お互いが好きで始まる関係であっても、お互いの悪い面が出てきて、結局離婚してしまう事だってある。単にビジネス上の目的だけで集まった人間同士なんだから、集団として見ればダメな所の方が多くて当たり前なんだよね。

とりあえず働く事が出来て、働いた分だけお給料をもらえることが、最初の幸せじゃん。
「福利厚生とか考えると、給料の3倍ぐらい会社に貢献して、始めて会社は回っていける」というのは新人の一番最初に聞いてるはずなのに、「新人教育に費やした費用を考えると、本人が3年間ぐらい働いて、始めてペイできる」とも聞いてるハズなのに、そこら辺がごっそり抜け落ちている人がいるのが・・・。

ダメな部分があるのはしょうがない。人間にも会社にもある。けど、ダメな所を直そうとしている人はそれだけで魅力的だと思うよ。同じようにダメな所を直そうとしている会社も、それだけで勤める価値があると思ってます。


入社3-5年目の不満って知ってるかな。
仕事も覚えて、徹夜も経験して、周囲の仕事内容も分かった頃に、「俺って、この会社で損してるんじゃないか?」と思ってしまう気持ち。「○○の部署の人は仕事も楽そうだし、給料も多いようだし・・・」とかの愚痴が出てくる頃です。新人の頃の不満が「組織に対する根本的な誤解」とか「本人がダメ」なのに気づいてないのが多いのに対して、こちらの不満はなまじ正しいからこそ、どう答えるかが難しいんだよね。

「隣の芝生は青く見えるもんだよ」で納得してくれる位の"出来ている人"ならば問題ないんだけど、「あー僕も人材開発に異動したいなぁ。若井さん見ていると、楽そうだもん」とか言われた日には「オイオイ・・・」と思いつつ答えに悩みます。まあそんな自分も講座後のアンケートでけちょんけちょんに書かれると、「あーー、俺もアンケート評価がない公立の教育機関(小中高大)に行きたいな」と思わない事も無い(笑 

けど、講師2年目からはそこまで酷いアンケート結果は無いから、逆にアンケートが楽しみな事の方が多い。流石に「今度、恋愛相談に来ますね」とまで書かれて、「お前、何やっているんだ?」って課長から小言を言われるのは困るんだけど(笑 そんな現状を踏まえたの上で、真面目に答えます。

「この世に完全かつ平等な配分方法は無い」
共産主義への結果が出た時点で、これはこの世の真理になっている。それを会社にも応用して欲しいです。平等な配分をお題目にしながら、結局、官僚ばっかりがイイ思いをしてた旧ソ連を見ててもそう。最近は名古屋の河村市長が有名になっているけど、自分達の給料を自分達で決めている人はやっぱり腐敗するし、それは人間の性だと思ってます。だから個人的には市議会議員の給料は市に住んでいる人達の平均給料を元に算出すべきだと思ってるんだけど。

そんななんなで、会社においても利益の分配でゆがみが出るのは当然です。だからこそ、「現場で苦労して成長している人が、昇進していくような仕組みになっている」かが大事だと思う。後輩にはそう答えています。

最後のにひとつだけ。
この本のサブタイトルにも書いてある通り、ストレスをコントロールを出来る人が伸びる人。ストレスがゼロってことは有り得ないし、適度なストレス=チャレンジを経験しないと人は成長できない。ただ、ストレスの量は本人の容量を考慮してくれない事も多いから、なるべくストレスに強い人になっている方が良いと思う。ストレスに強くなるには仕事以外に打ち込める事を見つける事だと思います。仕事の周辺分野で(完全に仕事とイコールじゃない場所で)、打ち込めることを見つけると、最終的には仕事にも良い影響を与えるんじゃないかな。個人的には、人材育成という意味において、Blog1も2も最終的には仕事で役立っている気がしてます。





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