憎悪と憤怒の塔:瑞牆山の大ヤスリ岩

 

大ヤスリ岩

 

 

「天を衝くように聳え立つ巨石」としては日本TOPなのが瑞牆山の大ヤスリ岩。4月に初めて行ったけど、ホント景観というよりも奇観。山の麓からでもその巨石が目に入る。「地獄界は岩にマッピング」説に則ると、「天を衝くように聳え立つ」のは「地獄行きになったことへの不平不満」と思える。地獄に行ったことを反省して泣いている魂が関山大滝だとすれば、まさしくその真逆。天さえも恨む不遜の態度が妙にこの岩の形とシンクロしているで。クライミング技術が発達する現代まではこの岩に登った人はいないのだろう。瑞牆山の頂上から眺めても、この岩の頂上には何もなかった。けど、本当ならば地獄に落とされたことに対して憎悪と憤怒をもつ魂を慰撫する何かが頂上にあってもいいと思う。

 

もし自分がこの岩の頂上にいけたならば、真の憤怒をもつ不動明王像を奉納するんだけどな。ぜひそれだけのクライミングスキルがある人は考えてみてください。私が行ったときもちょうど登っている人はいたから、やっぱり有名なんだろうね。頂上で手を合わせるだけでも、善行だと思うよ。この岩に登れるひとは選ばれしスキルだから。

 

実物を目の前にして痛感した。大ヤスリ岩という名前に相応しいざらついた空間があって、周囲に不遜な思いを醸し出す岩。巨石に小さな祠が祭られる事も多いけど、この岩に見合うのは間違いなく憤怒の不動明王でしょう。

 

 




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