「ダメな自分を救う本」 石井裕之

「こんなベタな本を読んでいるんですか?」と言われそうだけど、本は雑食なんで何でも読みます。特にこういう本は本当に落ち込んでいる時はドンピシャ過ぎて読めないから。落ち込む前に読んでおいた方がいいです(笑

流石にベストセラーになっただけあってイイこと書いてます。逆に作者は最近、本を量産しすぎな気もする。けど、この本はその中でも一番お薦めです。右の画像をクリックしてアマゾンのコメントを読んでもらえば分かると思うけど、この本には大きく二点のポイントがある。

「潜在意識は否定形を扱えない」
「スリッパをそろえること」

スリッパの例は皆が絶賛するぐらいにいい。ついつい出来もしない目標を新年に掲げてしまう人はぜひ見て欲しい。けど、個人的には潜在意識についての話の方がお薦め。ポジティブ・シンキングの大事さは誰でも言うけど、それを理論的に説明したのは、この本が始めてじゃないかな。

確かに私の研究テーマのAIであっても、否定形の取り扱いは大事。その点から言えば、「潜在意識は否定形を扱えない」のでなく、「否定形で言われると潜在意識が制限されて、その真価を発揮できない」と言うべきだと思うけどネ。それもこの本を読んで気づいたから、感謝してます。

そもそも大前提として「自立する」のと、「自分をダメだと思う」のはかなりイコールだと思うのだけど、それは同意されるのかな。エヴァンゲリオンもそう。95年のテレビの最後の「シンジを皆が囲んで拍手してる」構図を見ながら、「それって月に一回はとことん自分自身に落ち込む人生だよ。それを勧めるのか・・・」と思ってたから。

この本は最初に、「自分をダメだと思うは貴方は本当にダメではありません。たとえばゴキブリ。ゴキブリは自分自身をダメだと思いますか? そんなの思いませんよね。自分自身をダメだと思うのは理想がある人の捉え方なのです」という内容の言葉から始まる。凄く優しいよね。

以前に読んだ「性格とは口ぐせの事です」と喝破してた斉藤孝の本も良かった。やっぱりこれも事実なのだろう。けど、個人的にはポジティブ・シンキングは嫌い。反省は反省としてちゃんとすべきだと思うし、ポジティブ・シンキングしか出来ない人は、本当の意味でポジティブなのか?と思うから。

「潜在意識に否定形を入れない」というのは正しいと思う。これは単なるポジティブ・シンキングでは無い。この違いこそが大事だと作者も言ってたけど、そこを詳しく書いて無いのが不満。もうちょっと、その点を掘り下げて欲しかった。けど、凄くいい本ですよ。

これ以上の考察はこちらで。






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